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ご主人様大好きな飼い猫が隠しきれてないある朝の日
written by シス=リリシア
  • 人外 / モンスター
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年08月31日 21:49
文字数
926文字(約 3分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
飼い猫
視聴者役柄
主人
場所
指定なし
本編
(布が擦れる音)
「ほらご主人様、起きなさい。今日早いんでしょ?」
 
「むう…起きない…」
 
「おーきーろー!」
 
「…あ、起きた。ほら、今日早いんでしょ?」
 
「わざわざ早く起きてくれたんだなって…べ、別に、起きたらご主人様が居ないのが寂しいから早く起きたとかじゃないから!か、勘違いしないでよ!?」
 
「そ、そうそう、ベッドから出て準備しなさい…ってなんでこっちに来るの…?」
 
(頭を撫でる音)
「ふにゃあ…」
 
「…って撫でるにゃ!…ごほん…撫でるな!」
 
「なんで戻したのって…な、なななんのことかわからないわねー」
 
「別にご主人様がやってるゲームのキャラクターの喋り方を真似してるわけじゃないしっ…!もともとこんな喋り方だしっ…!」

「誰も喋り方の話だなんて言ってない?」
 
「ご、ご主人様、謀ったにゃ!?」
 
「あーもう!結局出ちゃったにゃあ!」
 
「せっかく途中までは上手くやれてたのにぃ…!ご主人様が突然なでなでするからぁ…!」
 
(小声で)
「気持ちよかったし、嬉しかったけどにゃ…」
 
「な、何も言ってないにゃ!」
 
「う、うるさいにゃ!可愛い可愛い言うにゃ!」
 
「ばかご主人様!ご主人様なんて早く仕事に行っちゃえばいいんだにゃあ!」
 
「…なんにゃ」

「なんでベッドに倒れ込んだのか?」
 
「ふーん…今絶賛ふて寝中にゃ…狭いから早く仕事に行ってくればいいにゃ」
 
「…あっ」
 
「ご主人様のベッド…ご主人様の匂いだぁ…好き…」
 
「…にゃ?」
 
「っ!?…き、聞こえてたにゃ?」
 
「聞こえてなかったならいいにゃ…」
 
(小声で)
「あ、焦ったにゃぁ…あんなの聞かれてたら…考えるだけで恥ずかしすぎてどうにかなりそうにゃ…」
 
「え?匂い嗅ぎながら好きって言ってたことは聞いてない?」
 
「………」
 
「はにゃっ!?」
 
「き、きききききき聞こえてたにゃ!?」
 
「うにゃああああああ…///」
 
(布が擦れる音)
「もう今日はこのお布団から出ないにゃあ///」
 
(布が擦れる音)
「にゃ!?ご主人様何してるにゃ!?布団にくるまってるから何も見えないけど、なんかしてるのは分かるにゃ!」
 
「布団ごと抱きしめてるって…ば、ばかあ!」
 
「ばかご主人様…!早く離すにゃ…!」
 
「ご主人様お仕事遅れちゃうにゃ…!」
 
「遅れてもいいって…!」
 
「とんだばかご主人様にゃ…!」

「いいだろって?」

「…か、勝手にするにゃ」

「えへへ」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ご主人様大好きな飼い猫が隠しきれてないある朝の日
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。
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