よっ！
おかえりー！！
なになに？
すごいびっくりした顔して。
どうしたの？
いつもと一緒じゃん！
え、、、？
君はだれ？
それに、ここは俺の家だよって、、、。
僕、にゃー太だよ。
いつも餌くれたり、遊んでくれたりする、にゃー太だよ。
驚いた？
実は女の子だったんだよ！
まぁ、、、。
あなたからするとびっくりだよね。
うん、そう思う。
だって、ずっとオスだと思ってたわけだもんね。
前の飼い主が飼いきれなくなって捨てられちゃったところを会社帰りに拾ってくれたあなた、、、。
ずーっと弟みたいに育ててくれたよね、、、。
いっつも一緒のお布団で寝て、時々散歩にも連れてってくれたし。
おいしいご飯も作ってくれるし。
だからね、あなたに何か恩返しがしたくって。
あなたはいつも疲れて帰ってくるし、うとうとしながら僕のご飯の準備してくれるじゃない。
でね、何か手伝ってあげたいなぁと思って。
あなたを助けられないかなぁと願ってたら、いつの間にか人の姿になってたの。
ね、びっくりだよね。
じゃあ、早速今日の夕飯作ったから。
テーブルに来てー。
そうそう、僕も人の姿になったから、あなたとおんなじもの食べられるようになったの！
じゃあ、向かい合って座ろっか。
今持ってくるねー。
じゃじゃーん！
あなたがいつもテレビでおいしそーだなぁって言ってた、ハンバーグ。
作みましたー！
どうどう？
あぁあぁ。
まだいただきますしてないでしょ？
すっごいおなか減ってたんだねぇ、、。
ガツガツ食べてくれて、嬉しいなぁ。
あなたもこんな気持ちだったのかな？
それで味はどう？
おいしい？
嬉しいなぁ。
なかなか上手でしょ。
はい、ごちそうさまでした。
すごい、いっぱい食べたね。
ご飯もおかわりしたし。
なんで料理できるの？
って僕もわからないの。
なんかこうなったらできるようになってて、、、。
あなたを助けてあげたいっていう気持ちがこうしてくれたのかもね。
じゃあ、お風呂に入ってきてよ。
そしたら一緒のベッドに入ってお話しよ！

お風呂から上がった？
うん。
僕も苦手だけど入ったよ。
ほら、一緒の臭いするでしょ？
髪も乾かしたね。
じゃあベッドいこ？
よいしょ。
（布団に入る音）
お布団暖かいね。
あなたのにおいでいっぱい。
こうやって人の姿になったら一緒に寝たかったの。
あのね、、、。
お布団にいるときはいつもみたいに甘えんぼになってもいい？
にゃーって鳴いてもいい？
ありがと。
いつも素直にいていいよ。
って嬉しい！
やっぱり大好き！！
にゃー。
おなか触ってー。
くすぐったいにゃー。
じゃあ、今度は乗っかっちゃお！
重い？
あんまり？
よかったぁ。
じゃあ、お顔なめちゃお！
どう？
すごいお顔真っ赤！！
どうしたの？
いつもやってるじゃん！
お熱あるの？
え、、、？
恥ずかしいの？
でもね、これはね僕のものだよってしるしつけてるんだよ！
じゃあね、あなたがやってくれるお顔の下をなでるやつやってー。
わぁーい。
もっともっと！じゃあ私はあなたをぎゅってしちゃうね！
ぎゅー。
これもあなたがよくやってくれることだよね。
僕が甘えんぼになったときに、ぎゅーってしてくれる。
あなたにこれができて嬉しいなぁ、、、。
え、、、？
顔をなめるよりもいいしるしのつけかたがあるって？
なになに？
それ。
目を閉じればいいの？
（リップ音）
きゃっ！！
これなに？
あなたのお口と僕のお口をくっつけたの？
あなたのお口ってこんなに柔らかいんだね。
今度は僕からやってみるよ！
（リップ音）
なんか変な気持ち。
あと、こうやってぎゅってするとあなたの声がもっと近くで聞こえるね。
あなたの声、大好きなの。
優しくて、温かい声。
いたずらしちゃっても、甘えんぼになっちゃってもいっつも優しい声でお話ししてくれるの。
だから、、、あなたのこと大好き！
ねぇあなたは僕のこと、好き？
愛してる、、、？
嬉しいなぁ。
でも、僕、明日の朝ご飯の準備しなきゃだから、もう今日は寝ちゃうね。
また明日。
愛してる、にゃー。
（リップ音）

・台本（ゆるボイ！）
「オスだと思って育ててた飼い猫が女の子になって恩返し！？」
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ファームちゃん