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クールな先輩にお酒の勢いで襲われちゃうだけの話
written by アヲイ
公開日2021年07月24日 18:26 更新日2021年07月25日 09:28
文字数
1076文字(約 3分36秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩のことが好き。
視聴者役柄
後輩。足を怪我して、車で送って貰う。
場所
車内→男性の部屋
あらすじ

仕事中(部活中も可)に足を怪我してしまい、先輩に車で送って貰うことになったあなた。お礼にとお酒を勧めると、普段クールな先輩が…。
本編
(男性を助手席に乗せ、車を運転する女性)

それにしても、足滑らせて階段から落ちるとか、君って本当ドジ。

おおごとにならなくて良かったけどさ、大事な選手なんだから、マジで気をつけてよ?

あー、良いって。

当分練習には参加出来ないけどさ、君は君で出来ることあるでしょ。しばらくは他のメンバーで回すから、ゆっくり治すこと。わかった?

…はい。

よし…っと。着いたよ。
君の家、ここで合ってる?

ん? そんなにかしこまらなくていいよ。

これも先輩の仕事のうちだからさ。今は自分のことだけ考えてれば良いから。

うん? 歩きにくそうだね、肩貸そうか?

よいしょっ…と…。

じゃあ、このまま部屋まで行くね。


[男性の部屋]

へぇ、ここが君の部屋か…、

あ、ベッド、座って。

(男性をベッドに座らせる)

ふぅ…、やっと着いた…。

ねぇ、君さ、この状態じゃ歩くの大変でしょ。何か持ってきて欲しいものとかある?

え?お酒?

君、怪我してるのに飲んで大丈夫なの?

…もう、仕方ないなぁ、わかったよ。

(女性、冷蔵庫から缶ビールを持ってくる)

(※しばらく間を空ける)

はい、これ。

え? 私も?

「送ってくれたお礼」か…。

車は…代行頼めば良っか。

うん、じゃあこっちの缶ビール、貰うね。

いただきます

(缶ビールを飲む)

はぁー、美味しい。

…うん、他のみんなにはあんまり言ってないけど、冷えたビール飲むの、結構好きなんだよね。

え? もう1缶…良いの?

まぁ、君がそういうなら…こっちも空けるね…。

(女性、だいぶ酔っ払う)
(※しばらく間を空ける)

んっ…ひっく…、

え? 顔赤い?

あー

ちょっと飲みすぎた…かも。

うぅ…、ひっく…、

あはは、君の顔も赤くなってる。

もしかして、君も結構酔ってる?

嘘。絶対酔ってるでしょ。もしかして、気づいてないの?

あはは、君って本当、自分のことには鈍感なんだね。

え?鈍感だよ。

だって、意外と酔ってることにも…、怪我してるのに、私に気を遣ってくれてることにも…、

私の感情にも、なーんにも気づいてなさそうなんだもん。

え? 「私の感情」?

はぁ…、
(※大きなため息)

あーあ、君の前では、もうちょっとだけ「頼れる先輩」でいようと思ったのになぁ…。

ごめん、帰りたくなくなっちゃった。

今すぐ君としたいんだけど。ダメ?

お互いお酒のせいってことで。

てか君のこと見てたら、我慢出来なくなった。

たまにはこういうのも良いよね。

ねぇ、私、結構激しいんだけど、耐えられる?

なるべく怪我、酷くならないようにするから…。

…はぁ、もう無理、抑えられない。

いつまでやるか分からないけど、私の気が済むまで、とことん付き合ってよね…。

(※衣擦れの音)

(※やや荒い呼吸音)

んっ…、

大好き、大好き、大好き…、
(フェードアウト)

(終)

(最後まで閲覧して下さりありがとうございました!)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クールな先輩にお酒の勢いで襲われちゃうだけの話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
アヲイ
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