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ヤンデレ後輩の強硬策02
written by そらくん
  • 甘々
  • 後輩
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2076文字(約 6分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩
視聴者役柄
先輩
場所
指定なし
あらすじ
後輩の強硬策01の後日談になります。
なんか…間延びしたなぁって感じで。どうなんですかねこれは…。
本編
…あ、目が覚めました?
ふふっ、おはようございます。先輩。
とっても可愛い寝顔でしたよ?ほら、見てください。LINEのアイコン、眠ってる先輩にしちゃった。
…恥ずかしいですか?あはっ、ダメって言っても、変えてあげないですからね?
先輩はもう私のものなんだって、アピールしないと………って。
………どうしました?まだ寝ぼけてます?
……ああ、その足枷ですか?
大丈夫ですよ、先輩が良い子でいてくれさえすれば、すぐに外してあげますから。
……ここ?ここは私の部屋です。
えへへっ、びっくりしました?
先輩がバカみたいに眠りこけてる間に、運び込んじゃいました!
……どうやってか、なんて…今更気になります?
過程なんてどうでもいいでしょう。むしろ、今は『どうして』じゃないですか?
…まぁもっとも?先輩からしたら、そっちの方がわかりきった事かもですが…。
……そう、『お 仕 置 き』ですよ。先輩。
………ああー、部室での話ですか。ごめんなさい、アレは嘘です。
だって、「これからお仕置きします」なんて言ったら、先輩はお茶もお菓子も、口にしてくれないでしょう?
だから、あれは油断させるために言いました。
ふふっ、そんな不安そうな顔しないでください。大丈夫です。別にとって食べたりしないですから。
こうして先輩の自由を奪った今、お薬でも使えば…今すぐにでも先輩は私のものですけど、最初から強硬手段なんて、品のない真似はしません。
そんな無粋なものに頼らずとも、ゆっくり、じっくり、私のこの想いで…先輩をとろとろに溶かしてあげますから…ね?
…………まぁ、実はもうそれは終わってるんですけど…。
……あぁ、いえいえ、気にしないでください。こっちの話ですので。
ところで先輩、どうしました?さっきからぼーっとしてるようですけど。
大丈夫ですか?こころなしか、お顔も赤いような…。
熱でもあったら大変です!ほら、おでこ貸してください。
……あはっ、逃げないんだぁ…?
………本当に抵抗しないなんて…やっぱりうまくいったんだ、アレ……。

不思議そうな顔してますね?
……ねぇ先輩。先輩が寝てる間、私が何をしてたかわかりますか?
まさか、寝顔の写真を撮るだけで私が満足すると思った?
……そんなわけないですよねぇ?
…っぷ、あは。…っていうか、先輩。

何日眠ってたと思います?

もぅ…ズルいなぁ、その驚いた顔。そういうところですからね?先輩。
あのね、睡眠学習…っていうんですかね?
先輩が眠り続ている間に、先輩の脳に直接、私の『声』と『匂い』を覚え込ませてあげたんです。
眠ってる先輩を抱きしめて…囁きかけて…いろんなこと、してあげたんですよ?
もちろん、うぶな先輩じゃ想像できないようなことも……ね…?
だから、もう先輩は私の声を聞いてるだけで気分が高揚して、嬉しい気持ちになっちゃうんです。ですよね?
…否定してもダメです。現に、今こうして頭を撫でられても無抵抗じゃないですか。
いいんですよ。見栄を張らなくても。
抵抗できない……ううん、したくないんですもんね?
……さて、先輩。今、先輩を拘束しているのは足枷だけですよね?
手錠もつけたほうが確実なんですけど、それは敢えてやめました。
どうしてだと思いますか?
先輩の深層心理に、アレだけ植え付けてあげたんです。わかりますよね…?
…………そう。そうです。私を抱きしめるため、ですよね?
正解ですよ。先輩はお利口なわんちゃんですね。
ほら、きて?先輩。先輩が愛してやまないこの私を、その衝動のままに、優しく抱きしめてください?
…ん。足りないです。もっとぎゅって。……背中に手も回して…?そう。
…ふふっ、どうですか?女の子の柔らかい身体を抱きしめてみて。
……いい匂いしますか?
………興奮するでしょ…。
…仕方ないです。先輩も男の子ですもんね。
こうやって、女の子の身体に触れたらドキドキしちゃうんですよね。
ほら、私も抱きしめ返してあげますね?ぎゅうぅ……。
そしたら、ほら。私の匂いかいでみてください?
私の胸に顔うずめて…深呼吸して…?
すぅー…はぁ…すぅー…はぁ、って。
……先輩、先輩は誰の事が好きなんでしたっけ?
…そうです、私ですね。
じゃあ、世界で一番あなたを理解してるのは誰ですか?
先輩が他の何よりも大切にすべきなのは…?
この世界で唯一、先輩のその優しさを向けていいのは誰?
………ふふっ、かわいい。もうすっかり私の言いなりですね。
私の声を聞いて、匂いを嗅いだら、ぐずぐずのとろとろになっちゃうんですよね。
いいんですよ、仕方ない仕方ない。先輩は私のこと、大好きなんですもんねー?
もう先輩は私だけのもの。私だけの先輩。

……それにしても、最初は半信半疑だったんですけど、意外と呆気なかったですね。
私のこと大好きで、あの女のことなんて眼中にない、完璧な先輩にちゃんとなってくれた。
それとも、先輩も、心の奥底では私のことを受け入れてくれてたのかな…?
…まぁいいです。こうして、従順なかわいい先輩が今ここにいてくれる…それだけで私は満足です。
……ねぇ先輩、私がこんな真面目な話ししてあげてるのに、なんでそんな嬉しそうな顔してるんですか?
私と一緒にいられて嬉しいの?
私と抱き合って、お話できるの嬉しいの?
そっかぁ。もぉ、先輩ほんとかわいい。大好きです。
これからはずっと、ずぅっと一緒ですからね。
愛しています、先輩。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ後輩の強硬策02
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
そらくん
ライター情報
 そらくんです。「みたいなのどうよ氏」に深い感銘を受けて趣味で台本を作らせて頂いています。
 つたない文章ですが、どうぞよろしくおねがいします…!
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