- からかい
- 告白
- 学校/学園
- ラブラブ
- 切ない
- 純愛
- 幼なじみ
- 同級生
- ダウナー
公開日2022年01月17日 23:47
更新日2022年01月17日 23:47
文字数
2738文字(約 9分8秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ダウナー幼馴染
視聴者役柄
内気な男の子
場所
学校、自宅、ショッピングモール、病院
あらすじ
〜設定〜
あなた
周りと比べると少し内気な男子。
自他共に認める世話焼き。
幼馴染とはずっと小さい頃からの付き合いで、互いに信頼しあっている。
幼馴染の事になるとお母さんみたいになってしまう。
幼馴染
ダウナーで、友達をあまり作ろうとしない。
あなたとの仲はとてもよく、ことある事に遊びに誘ったりして、あなたを連れ回している。
そんなあなたにも言っていない、ある秘密がある。
あなた
周りと比べると少し内気な男子。
自他共に認める世話焼き。
幼馴染とはずっと小さい頃からの付き合いで、互いに信頼しあっている。
幼馴染の事になるとお母さんみたいになってしまう。
幼馴染
ダウナーで、友達をあまり作ろうとしない。
あなたとの仲はとてもよく、ことある事に遊びに誘ったりして、あなたを連れ回している。
そんなあなたにも言っていない、ある秘密がある。
本編
「おはよ。なに、驚いた顔して。・・・あぁ、これ?このイヤリング、アンタも知っての通りあのバンドの限定生産グッズだよ。羨ましい?別に、アンタはこういうの買っても怖いーとか言ってつけないんだからいいでしょ。」
「にひひっ、でも、そんなアンタの為にこれ、買ってきてやったからさ。どう?このペンケース、可愛いっしょ?バンドのロゴが入ってるやつ。アタシの趣味・・・というか、何個かあったうちの1番ビビっと来たやつを買ったんだけど。」
「嬉しい?良かった。ま、アタシに任せればこんなもんよ。・・・一人でライブに行って大丈夫だったのかって?なーに言ってんの。別にどうともないでしょ。アンタは昔っから、アタシの事心配しすぎだっつーの。あーはいはい、アンタはアタシのお母さんかっての。」
「それで?今日の授業なんだっけ。・・・あーそっかそっか。んじゃ、その授業サボるわ、いつも通り。先生に言っといてー、ばいばーい。」
放課後・・・
「おーっす、おつかれー。どうだった?あのセンセ、怒ってた?・・・だよねー、さすがにサボりって分かってたら怒るのも無理ないわな笑」
「んあ?いつもサボってどこに行ってるのかって?そんなん、アンタに言う筋合いないっしょー?別にアンタが気にするほどの場所じゃねーし。」
「・・・そんなことより、カラオケ行かない?そそ、いつものとこ。よし、そうと決まれば早速出発ー。」
しばらくして・・・
「いやー、やっぱ歌うとスカッとするねぇ。好きなアーティストの曲をそれっぽく歌う・・・これほど楽しい事はないなぁ。」
「・・・あれ、なんかやけに静かじゃん。どした?具合悪い?・・・違うか。じゃあどしたの?なんか悩みあるとか?それならアタシに任せなよ、一緒に考えてやるからさ。」
「・・・は?アタシが隠し事してる?いやいやいや、そんなん無いよ。何を根拠にそんなこと・・・いや最近サボりが多くなったのは確かだけどさー・・・疑うか?普通。」
「いや違っ・・・男侍らしてるとかそんなんじゃないって!アタシがそういうの嫌いってアンタが1番よく分かってるだろ?ずっと一緒だったんだし、そんくらい察しろよ・・・」
「だーっ!だからぁ!別に変な事はしてないって!心配してくれるのは嬉しいけど、そこまでされるとちょっとウザイ。アタシが何でもないって言ってんだしそれでいいでしょ?・・・だから余計な詮索はしなくていいんだよ。」
「ほらっ、分かったらなんか歌いなよ。早くしないとここで歌える時間が減ってくぞー。」
〜次の日〜
ピンポーン
(扉が開く)
(気だるげに)
「・・・あぁ、おはよ。ゴホッ・・・どうも今日は朝から調子が良くないみたい。咳も出てるし、ごめんけど今日は一緒に学校行けないわ。・・・ははっ、心配すんなって。こんなの、ただの風邪だし。明日には治ってるよ。」
「はいはい、気をつけてなー。」
(扉が閉まる)
「はははっ、そろそろ限界なのかな。」
「・・・いつまで騙せっかな、アイツのこと。」
〜次の日〜
ピンポーン
「おーい、いるよねー?今日はアタシと一緒に買い物行くって言ったじゃんかー、出てきなよー。」
(扉が開く)
「あっ、やっと出てきた。ほら、早く支度して支度。色々買うから、荷物持ちとして頑張ってもらわなきゃだし。」
「は?病み上がりに出かけるのはやめた方がいい?・・・知らないよ、そんなこと。こっちにはこっちなりの行きたい理由があんの。つべこべ言わずに準備しろ。」
しばらくして・・・
「あー、買った買った。まっさかここでバンドの限定グッズが買えるなんて思ってなかったからびっくりしたわ。」
「じゃ、そろそろ帰ろっか。買いたいものも買えたし。帰ったら何しよっかなー。」
(苦しそうな声をあげる)
「っ・・・いや、なんでもない。ただちょっとクラッとしただけだから。ホントに何でもないって・・・気に・・・しな・・・・い・・・・」
(倒れる)
目が覚めて・・・
「・・・・・・んっ、ここは・・・」
(起き上がる)
「ははっ、そっか。アタシ、もうダメなんだ。意外と呆気ないもんなんだな。・・・まさかこんなに早く限界が来るなんて思ってもなかったからビビったけど。」
「で?何日経った?アタシが倒れてから。アンタなら分かるでしょ?第1発見者なんだし。・・・3日か、そっかそっか。あー泣くなってー。こうやって起きたんだしいいでしょー?・・・って、流石にもう通じないか。」
「そ、アタシがサボってた理由。もう目の前でこうなったから言うね。・・・アタシ、治らない病気にかかってるんだ。正確には、治療法が確立されてない病気って言った方がいいか。それの検査と、進行を遅らせる薬をもらってたの。」
「治療薬はあるにはあるらしいんだけど・・・ま、よく聞く政府から認可が降りてない?やつらしくてさ、とても気軽に払える値段じゃないの。親にも迷惑かけれないし、いっそ治らなくていいかなーって思って断ってる。」
「どうせ治るか分からない病気なんだし、せっかくなら両親も楽させてあげたいじゃん?アタシが死ねば、晴れて気にする存在も消えて万々歳ー、ってこと。」
「そりゃ、未練だって少しはあるよ。食べたいものとか、行ってみたいとことか、着てみたい服とか。そう考えたら少しじゃないね笑」
「・・・あぁー、もうちょっとやりたい事あったんだけどなー。車の免許とって、アンタと二人で出かけたり。遠くまで旅行しに行ったり。・・・アンタと、他愛もない日常をすごしたり、ね。」
(泣き出す)
「あれ・・・おかしいなっ・・・諦めてたはずなのに涙が・・・あははっ、はは・・・」
「・・・こっちに来いって・・・なんだよ急に・・・」
(あなたが幼馴染を抱きしめる)
「・・・!なんで急に抱きしめて・・・やめろよ・・・アンタに今そんな事されたらアタシ・・・!」
「・・・やっぱり嫌だ・・・嫌だ!まだ生きてたい・・・!死にたくない・・・!アンタと一緒にいたいよ・・・!アンタと二人で笑ってたいよ・・・!」
「アンタに好きって、愛してるって伝えたいよ・・・!」
「こんなアタシをずっと隣で見守ってくれてありがとうって感謝も・・・!無理難題を言ったりしてごめんっていう反省も・・・!言えてないことだって沢山・・・!」
「・・・どんな事でも聞く?受け止める?そんなの・・・そんなの・・・!」
(少し間が空いて)
(決心したかのように)
「・・・分かったよ。もういい、吹っ切れた。どこまでも迷惑をかけてやる。アンタにも、アタシの家族にも。どこまでも親不孝な大馬鹿になってやる。」
「・・・絶対この病気を治して、いつもと同じ姿で戻ってくるから。もうアンタに一生引っ付いて離れない、何処へ行くにも一緒。それを叶えるために、アタシも頑張る。」
「じゃ、また会える日を楽しみにしてるから。それまで泣くなよー?にひひっ。」
「にひひっ、でも、そんなアンタの為にこれ、買ってきてやったからさ。どう?このペンケース、可愛いっしょ?バンドのロゴが入ってるやつ。アタシの趣味・・・というか、何個かあったうちの1番ビビっと来たやつを買ったんだけど。」
「嬉しい?良かった。ま、アタシに任せればこんなもんよ。・・・一人でライブに行って大丈夫だったのかって?なーに言ってんの。別にどうともないでしょ。アンタは昔っから、アタシの事心配しすぎだっつーの。あーはいはい、アンタはアタシのお母さんかっての。」
「それで?今日の授業なんだっけ。・・・あーそっかそっか。んじゃ、その授業サボるわ、いつも通り。先生に言っといてー、ばいばーい。」
放課後・・・
「おーっす、おつかれー。どうだった?あのセンセ、怒ってた?・・・だよねー、さすがにサボりって分かってたら怒るのも無理ないわな笑」
「んあ?いつもサボってどこに行ってるのかって?そんなん、アンタに言う筋合いないっしょー?別にアンタが気にするほどの場所じゃねーし。」
「・・・そんなことより、カラオケ行かない?そそ、いつものとこ。よし、そうと決まれば早速出発ー。」
しばらくして・・・
「いやー、やっぱ歌うとスカッとするねぇ。好きなアーティストの曲をそれっぽく歌う・・・これほど楽しい事はないなぁ。」
「・・・あれ、なんかやけに静かじゃん。どした?具合悪い?・・・違うか。じゃあどしたの?なんか悩みあるとか?それならアタシに任せなよ、一緒に考えてやるからさ。」
「・・・は?アタシが隠し事してる?いやいやいや、そんなん無いよ。何を根拠にそんなこと・・・いや最近サボりが多くなったのは確かだけどさー・・・疑うか?普通。」
「いや違っ・・・男侍らしてるとかそんなんじゃないって!アタシがそういうの嫌いってアンタが1番よく分かってるだろ?ずっと一緒だったんだし、そんくらい察しろよ・・・」
「だーっ!だからぁ!別に変な事はしてないって!心配してくれるのは嬉しいけど、そこまでされるとちょっとウザイ。アタシが何でもないって言ってんだしそれでいいでしょ?・・・だから余計な詮索はしなくていいんだよ。」
「ほらっ、分かったらなんか歌いなよ。早くしないとここで歌える時間が減ってくぞー。」
〜次の日〜
ピンポーン
(扉が開く)
(気だるげに)
「・・・あぁ、おはよ。ゴホッ・・・どうも今日は朝から調子が良くないみたい。咳も出てるし、ごめんけど今日は一緒に学校行けないわ。・・・ははっ、心配すんなって。こんなの、ただの風邪だし。明日には治ってるよ。」
「はいはい、気をつけてなー。」
(扉が閉まる)
「はははっ、そろそろ限界なのかな。」
「・・・いつまで騙せっかな、アイツのこと。」
〜次の日〜
ピンポーン
「おーい、いるよねー?今日はアタシと一緒に買い物行くって言ったじゃんかー、出てきなよー。」
(扉が開く)
「あっ、やっと出てきた。ほら、早く支度して支度。色々買うから、荷物持ちとして頑張ってもらわなきゃだし。」
「は?病み上がりに出かけるのはやめた方がいい?・・・知らないよ、そんなこと。こっちにはこっちなりの行きたい理由があんの。つべこべ言わずに準備しろ。」
しばらくして・・・
「あー、買った買った。まっさかここでバンドの限定グッズが買えるなんて思ってなかったからびっくりしたわ。」
「じゃ、そろそろ帰ろっか。買いたいものも買えたし。帰ったら何しよっかなー。」
(苦しそうな声をあげる)
「っ・・・いや、なんでもない。ただちょっとクラッとしただけだから。ホントに何でもないって・・・気に・・・しな・・・・い・・・・」
(倒れる)
目が覚めて・・・
「・・・・・・んっ、ここは・・・」
(起き上がる)
「ははっ、そっか。アタシ、もうダメなんだ。意外と呆気ないもんなんだな。・・・まさかこんなに早く限界が来るなんて思ってもなかったからビビったけど。」
「で?何日経った?アタシが倒れてから。アンタなら分かるでしょ?第1発見者なんだし。・・・3日か、そっかそっか。あー泣くなってー。こうやって起きたんだしいいでしょー?・・・って、流石にもう通じないか。」
「そ、アタシがサボってた理由。もう目の前でこうなったから言うね。・・・アタシ、治らない病気にかかってるんだ。正確には、治療法が確立されてない病気って言った方がいいか。それの検査と、進行を遅らせる薬をもらってたの。」
「治療薬はあるにはあるらしいんだけど・・・ま、よく聞く政府から認可が降りてない?やつらしくてさ、とても気軽に払える値段じゃないの。親にも迷惑かけれないし、いっそ治らなくていいかなーって思って断ってる。」
「どうせ治るか分からない病気なんだし、せっかくなら両親も楽させてあげたいじゃん?アタシが死ねば、晴れて気にする存在も消えて万々歳ー、ってこと。」
「そりゃ、未練だって少しはあるよ。食べたいものとか、行ってみたいとことか、着てみたい服とか。そう考えたら少しじゃないね笑」
「・・・あぁー、もうちょっとやりたい事あったんだけどなー。車の免許とって、アンタと二人で出かけたり。遠くまで旅行しに行ったり。・・・アンタと、他愛もない日常をすごしたり、ね。」
(泣き出す)
「あれ・・・おかしいなっ・・・諦めてたはずなのに涙が・・・あははっ、はは・・・」
「・・・こっちに来いって・・・なんだよ急に・・・」
(あなたが幼馴染を抱きしめる)
「・・・!なんで急に抱きしめて・・・やめろよ・・・アンタに今そんな事されたらアタシ・・・!」
「・・・やっぱり嫌だ・・・嫌だ!まだ生きてたい・・・!死にたくない・・・!アンタと一緒にいたいよ・・・!アンタと二人で笑ってたいよ・・・!」
「アンタに好きって、愛してるって伝えたいよ・・・!」
「こんなアタシをずっと隣で見守ってくれてありがとうって感謝も・・・!無理難題を言ったりしてごめんっていう反省も・・・!言えてないことだって沢山・・・!」
「・・・どんな事でも聞く?受け止める?そんなの・・・そんなの・・・!」
(少し間が空いて)
(決心したかのように)
「・・・分かったよ。もういい、吹っ切れた。どこまでも迷惑をかけてやる。アンタにも、アタシの家族にも。どこまでも親不孝な大馬鹿になってやる。」
「・・・絶対この病気を治して、いつもと同じ姿で戻ってくるから。もうアンタに一生引っ付いて離れない、何処へ行くにも一緒。それを叶えるために、アタシも頑張る。」
「じゃ、また会える日を楽しみにしてるから。それまで泣くなよー?にひひっ。」
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