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【ヤンデレ】一緒に監禁されたお姉さんの様子がおかしい
  • ヤンデレ
  • お姉さん
公開日2022年02月10日 21:50 更新日2022年02月10日 21:50
文字数
2091文字(約 6分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
私は強欲。
欲しいと思ったものは全部手に入れる。
君だったとしても、それは変わらない。
そういうお話。

使用は一切自由です。改変等も自由。
「ここ変更できないか」というご相談はいくらでも受けます。お待ちしております。
読んでくださった場合はご連絡をお願いします。
本編
『_』:他の登場人物が喋っている想定の間
『・・・』:その他の間

あくまで目安なので思い思いにやってほしいです

【ここまで説明書き】




【ここから本編】

・・・あ、目が覚めた?
ここは・・・どこか、私にもわからない。

君はどこまで覚えてる?

_そっか。まあ、そのくらいだよね。

私も一緒。帰り道で急に後ろからハンカチを押し当てられて、意識が遠くなって・・・。
目が覚めたらここにいたって感じ。

見たところ・・・誘拐犯のアジトって感じ?

どう?体調悪い所あったりする?

_よかった。とりあえずは安心だね。
それじゃあ、脱出の方法を考えようか。

今、私たちは手を後ろで縛られてるわけだけど。
この縄、割と結び方が甘いね。

私、手が器用だから、この状態でも君の縄を解ける。

向こう見て。行くよ。

ん・・・しょっと。

よし、できた。

それじゃあ、次は私の方よろしく。

ん・・・ちょっと、不器用すぎ。

ひゃ!お尻触った?触ったでしょ?

あ・・・大きい声出してゴメン。

・・・わかった。今回は見逃してあげる。
でも、次に触ったら流石に怒るからね。

ん・・・よし。オッケー。

って、君大丈夫?
顔真っ赤だけど。

・・・お尻の感触は忘れろ。
わかった?

よし、それじゃあ抜け出そうか。
ついてきて。

君は、どうして誘拐されたか予想つく?

_まあ、わからないか。私もわからない。

まあ、普通に考えれば身代金とかだけど。
君の家、お金持ちだったりする?

_そう、普通の一般家庭ね。
私もそう。別にお金持ちじゃない。

っていうか、君は学生?

_そっか。じゃあ、私の方が年上だね。

怖いと思うけど安心して。私が君を助け出してあげる。

ちゃんとお家に帰してあげるからね。

・・・しっ。静かに。

(SE:足音があるとよい ない場合は「足音がする・・・」など)

ふぅ。行ったか。

よし、それじゃあ、慎重に進んでいこう。

敵のアジトだろうからね。
見つかったら、何をされるかわからない。

ゆっくり後ろをついてきて。

_ん?なに?
落ち着いてる?私が?

ああ、それは・・・。

まあ、こうなったのも何かの縁だね。
他言無用で頼むよ。

簡単に言えば・・・秘密組織、かな?

私はそういう所で働いていてね。

正直、私が誘拐されるのはあり得ないことじゃないんだ。
敵対組織も少なくないし。

まあ、そうなると、私の誘拐現場に居合わせたわけでもない君が、どうしてこんな目にあっているのか全く分からないけど。

・・・って、目を輝かせすぎ。
そういうの、憧れてるの?

まあ、男の子だもんね。憧れるのはよくわかる。

まあ、大変なことも多いけど悪くないよ。

ある意味、政府にすら縛られないしね。

まあ、血みどろで残酷には違いないけど・・・。

って、やば。向こうから人がきた。

隠れる場所は・・・この隙間くらいか。
ちょっとこっち来て。

(小声)
し、静かに。
密着しちゃってるけど、我慢して。

(SE:足音 ない場合は「よし、もうちょっと・・・」など)

よし。行ったね。ここから出るよ・・・。

って、ちょっと!どこ触ってるの、バカ!(声気持ち大きめ)

不可抗力って・・・。
う~。

・・・まあ、確かに。
君をあそこに引きずりこんだのは私だし。

今回も特別に許そう・・・。

まあ、こんな話してる場合じゃない。

もうすぐ出口だし、さっさとここから・・・。

って、しまった!見つかった!

・・・もしかして、私が大声出したから?

走るよ!

・・・はあ、はあ。(走っている)

くそっ、このままじゃ二人とも・・・。

・・・仕方ない。君、あそこに扉が見えるでしょ?

あそこまで全力で走って。

私は、何とかあいつらを抑えてみせる。

・・・言ったでしょ。私は秘密組織の人間なの。

こんな誘拐班の雑魚に負けるような、ヤワな訓練はしてないから。

・・・ちょっとしか話せなかったけど、君との会話は割と楽しかったよ。
またどこかで会えたら、ご飯でも奢ってあげる。

よし、じゃあ走って。

良いから行って。早く。

くそっ、離せ・・・。

(小競り合いをしているフリ)

(小声)
・・・彼、行った?

よし。オッケー。終わりにしていいよ。

おい、いつまで触ってんだ。離せ。

ふぅ。とりあえずはこれでいいかな。
皆、ご苦労だったぞ。

は?なに?

_なんでこんなことをしたか?

ああ、わざわざ彼を誘拐して、わざわざ逃がした理由?

お前、吊り橋効果って知らない?

そうそう、恐怖のドキドキを、恋愛のドキドキと勘違いするヤツ。

それをすれば、彼が私にベタ惚れになると思ってね。

・・・ふふ。見た?最後の彼の顔。

私のことを本当に心配そうに見つめて・・・。

しかも、体を密着させてる時なんて、あんなに顔真っ赤にして・・・。

はぁ・・・たまんない。

この後は、私と彼の奇跡の再会。
そうして、もう一回くらい、窮地を二人で抜け出して。

そうしたら、彼は私のことが大好きになっているはず。

そこまで行けば・・・晴れて、私と彼は結ばれるってわけ。

まあ、彼もこの世界に抵抗はなさそうだし。
そこまで難しい話ではないかもね。

(ここにはもういない“彼”に話しかける感じ)
・・・私ね、わがままなの。

金も、権力も、人の命さえも。
欲しいと思ったらすべて手に入れる。

そんな私が、君を欲しいと思ってしまった。

残念だったね。

逃げられると思わないでよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ヤンデレ】一緒に監禁されたお姉さんの様子がおかしい
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ありまびぃばぁ
ライター情報
ありまびぃばぁ です。

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