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低音コンプレックス後輩女子に告白される
公開日2022年02月12日 22:10 更新日2022年02月12日 22:10
文字数
1747文字(約 5分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
とうとう低音後輩女子から告白される!
休日に低音コンプレックスの後輩女子に呼び出された。
今までの感謝を込めて、後輩主催のパーティーが始まる。
後輩女子は、低音ボイスの持ち主の気持ちを赤裸々に語ってくれた。
というお話。
本編
「あ、先輩、いらっしゃい。
今日は来てくれてありがとうございます。

先輩、今日楽しみにしていました?
ふふ、それならよかったです。」

「今日はお菓子とジュースも買ってきたので、パーティーしましょう。
まあ、私と先輩の二人しかいないですけどね。」

「あ、気が付いちゃいました?
どうですか、吸血鬼です。」

「この前の買い物の時にこっそり買ってました。
コスプレは初めてやりましたけど、結構楽しいですね。
ハマっちゃうかもしれないです。」

「あ、そうだ。先輩耳貸してください。」

「君を、永遠に、私の眷属にしてあげる。」(耳元ボイス)

「どうですか?吸血鬼っぽいですよね?
どうせ、こういうこと言えば喜ぶと思ったんです。

だって、気持ちの悪い先輩のことですから。」

「何かほかに言ってほしいセリフありますか?
今日は特別に、恥ずかしすぎるやつじゃなければ言ってあげますよ。」

「なんですか?・・・はいはい・・・。
えー、結構攻めてますね。」

「まあ、セリフですから大丈夫ですけど。

・・・それじゃあ、耳貸してください。」

「あなたの血、とってもおいしそうね。
安心して。
最初は牙でいたいけど、すぐに気持ちよくなるから。

それじゃあ、いただきます。」

「うわぁ、かなり恥ずかしいですよ、このセリフ。

・・・まあ、先輩が嬉しそうなのでいいですけど。」

「満足しました?それならよかったです。」

「あの、先輩。伝えたいことがあるって言ったの、覚えてますか?

・・・その様子だと覚えているみたいですね。少し安心しました。」

「ふー(息を吐く)。改めて、私、先輩に伝えたいことがあります。
しっかり聞いててください。」

「えっと、私、その、先輩のことが、その・・・(沈黙)。」(とにかく言い出せない感じ)

「・・・はい?なんですか、先輩。

え、な、なに急に私のこと褒めてるんですか?!」

「声は今までも褒められてきましたけど
見た目を褒めるなんて初めてじゃないですか!

・・・そりゃ、恥ずかしいですよ。それに、今言うことじゃないですよね?」

「え?そうですか・・・どんな私も好き、ですか。」

「・・・やっぱり先輩は優しいですね。
そう言うことで、私が何を伝えても大丈夫だと、安心させてくれているんでしょ?
・・・全く、素直じゃないですね。」

「っていうか、もう、先に言われちゃったみたいなものですよね。
それでも、ちゃんと私の言葉で伝えます。

すぅー。はぁー。(深呼吸)」

「先輩。私、あなたのことが好きです。」

「先輩も知っての通り、私は声が低いです。
それで傷ついたこともたくさんありました。
可愛い声に憧れたりもしました。
低い声は私のコンプレックスだったんです。」

「でも、先輩が・・・あなたが、私の声を好きだと言ってくれた。」

「この前の出来事で気が付いたんです。
きっと、誰からも愛されるのなんて無理なんだなって。」

「それだったら、私は、私のことを好きって言ってくれる人を大切にしたい。
私を好きと言ってくれる人に、好きと思ってもらうようにすることが大切なんだってそう思ったんです。」

「だから、あなたが好きと言ってくれる声に、私は誇りを持っていたい。
理想の声をうらやんで、自分の声を恨むのはとても意味のないことだって。
そう、あなたが気づかせてくれたんです。」

「ここからは、よく、聞いてくださいね。」

「あなたが好きと言ってくれるから、私は自信をもって、あなたに声を届けられるんです。
本当にいつも、支えてくれて、ありがとうございます。」

「少し、話が逸れましたけど。
そういうわけで、先輩。私と付きあってくれませんか?

答えは・・・今、欲しいです。」

「・・・はあ、良かった。」

「なんとなく、先輩も私のことが好きだと思ってましたけど。
やっぱり、少し不安はあったので、安心しました。」

「ねえ、先輩。抱きしめてもいいですか?」

ぎゅー。(熱烈なハグ。布が擦れる音)

「先輩、温かいですね。
え、ちょ、ちょっと待ってください!
キスは、まだ恥ずかしいので、もうちょっと待ってください。」

「今は、ぎゅーで我慢してください。
その代わり」

(ここから耳もと)
「こうやって耳元で喋ってあげます。
あなただったら、こうされたら嬉しいでしょ?」

「もう一回言わせてください。いつもありがとうございます。
私の声、これからもよろしくお願いしますね?」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
低音コンプレックス後輩女子に告白される
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ありまびぃばぁ
ライター情報
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