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授業をサボって学校を徘徊していたら、先輩の着替えに遭遇した
公開日2022年02月12日 22:11 更新日2022年02月12日 22:11
文字数
1684文字(約 5分37秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
この瞬間に君が来たのは
運命か、偶然か。
足音が聞こえたとき
緊張と淡い期待を胸に
着替える速さを少し落とした。
そういうお話。

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本編
//収録:適当な鼻歌
//SE:ドアを開ける 引き戸

あ…やば。

ごめん、今お着替え中なんだ。
ちょっと向こう見ててくれる?

それとも…見たい?

はは、冗談。いま着るからね。

…よし。もういいよ。

さぁて、後輩君。
君は、純情な乙女の着替えを覗いてしまったわけだけど。

どう責任とるのかなぁ?

…見てないって、嘘つかないでよ。

見たんでしょ。私の紫の下着。

…はい、アウト。
私がつけてたのが黒だって知ってるじゃん。

今、自白しちゃったね。おばかさん。

カマかける方が悪いんじゃない。かかる方が悪いの。

まあ、電気もつけず、鍵も閉めないで着替えをしていた私も私か。
悪かったところが一切ないかといえば、怪しいところだね。

まあ、そんなことよりも。
どうだった?私の下着姿。

ぷっ…あはは!
そこで素直に褒めるやつがいるか!

ま、綺麗って言われて悪い気はしないからね。

素直に受け取っておくよ。

それで?いま授業中ですけど?
どうして、この部室に来たのかなー?

はいはい。質問に質問で返さない。
まずは君のことから教えてよ。

_あー。授業が面倒くさかったね。

そりゃそうだ。
学生のサボりに理由なんてあるわけないか。

私?そうだな、私は…。

ここに来れば、君に会えると思って。

ふふ…なんてね。冗談。

そんなに顔真っ赤にしなくてもいいじゃん。

ちょっと、あまり大きい声ださないでよ。
しっ。ここにいることがバレちゃうでしょ。

…そういえば、いまのこの状況ってさ。

部室に、男と女が二人きりだったり?

どう?君みたいな恋愛経験の乏しい男の子からしたら、
夢みたいなシチュエーションでしょ?

あはは、バカにしてないって。
ただ、私にとってはラッキーかも。

いや?別に深い意味はないよ。

無駄に慣れた感じを出す男より、
初心な子の方が好感をもてるよ。

どうせ、恋愛経験の少ない男が
かっこつけたところで、すぐにわかるから。

君はそうなっちゃダメだよ?

え?私?

ふーん…私の恋愛経験、気になるんだ。

どうしようかなぁ。
私の秘密情報だからなぁ。

…例えばさ。
それを聞いて、君はどうするの?

_あ、そう。つまらない返事。

こういう時は、「別に」なんて言うべきじゃないよ。

君がそんな感じなら教えないかな。

…もう一回チャンスをあげるよ。

私の恋愛経験を聞いて、君はどうするの?

…ふふ、あはは!
君って本当に面白いね。

そうか。「期待する」ね。

変だけど、面白い答えだから合格。

そうだな…。

まあ、教えるって言ったって、乙女の秘密なのは本当だし。

流石に全部は話せないな。

だから、一つだけ教えてあげる。

//収録:耳元 次の指示まで継続
//SE:布ずれ

いま、彼氏いないよ。

…ねえ、後輩君。

わかるよ。君の心臓がバクバクなこと。

//SE:布ずれ

ほら、こうやって触ってみればわかる。

心臓がいつもの何倍も頑張ってる。

私の言葉にドキドキして。

//SE:布ずれ継続

…君、意外と筋肉質なんだね。なんか意外。
こうやって触っているのが楽しくなっちゃいそう。

ああ、ごめん。触りすぎ?

//収録:耳元から離れる
//SE:布ずれ終わり

ちょっと、名残惜しそうな顔しないでよ。変態。

…そんな君に質問です。

こうやって、君のことをからかい続けてる私だけど。

そう言ってる私は、ドキドキしてるでしょうか。

それとも、全くしてないでしょうか。

_ふーん。なるほど。君はそう思うんだ。

…答えはすぐここにあるけど。

確かめてみる?

へぇー。顔背けちゃって。

//収録:耳元

本当は触りたいんでしょ?

//収録:耳元終わり

なに今更遠慮してるの?

私の下着みたくせに。

_そうだね。あれは事故だね。
でも、見た事実は変わらないよ?

もう下着を見ちゃった相手に、
ちょっとだけ触るだけだよ?

それなら、全く問題ないと思わない?

…まあ、君は変態だから。
もしかしたら、それで済まないかもしれないね。

でも…君になら、別にいいよ。

さあ、どうする?

他の皆は一生懸命授業を受けてるよ?
そんな中、部室でサボっている私たち。

どう?興奮してきたでしょ?

_ふふ。素直なのはいいこと。

それじゃあ、始めようか…って。

危ない。よく考えたら、鍵しめてないね。

さっきと同じミスをしちゃうところだったよ。

…ま、ミスかわざとか…それは神と私のみぞ知る、って感じだけど。

それじゃあ、私は鍵を閉めてくるから。

心の準備、しておきな?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
授業をサボって学校を徘徊していたら、先輩の着替えに遭遇した
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ありまびぃばぁ
ライター情報
ありまびぃばぁ です。

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