0
同級生の女の子の家に遊びに行ったら、お姉さんに誘惑された
公開日2022年02月12日 22:12 更新日2022年02月12日 22:12
文字数
1839文字(約 6分8秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
大人になって、純粋なきもちのやりとりは減った。
自分が傷つかないように、いつも腹の探り合い。
だからこそ、君の真っすぐな気持ちが
あの時、あそこまで刺さったんだろうな。
そういうお話。

プロフィール欄に利用規約あります。
ご確認お願いします。

使用は一切自由です。改変等も自由。
「ここ変更できないか」というご相談はいくらでも受けます。お待ちしております。
読んでくださった場合はご連絡をお願いします。
本編
//SE:ドアを開ける

お腹空いた~。
冷蔵庫のプリン食べてもいい?

…って、あれ?
私の可愛い妹ちゃんが男の子になってる。

…いや、そんなわけないか。

いらっしゃい。
二週間ぶりくらい?

まあ、ゆっくりして行ってよ。

…というか、あの子は?
お客さんを待たせてどこに行ったの?

_ええ、買い物?
お菓子とジュースを買いに、ね。

全く、家に帰ってくる途中にでも買ってくればよかったのに。

あの子はそういう所が不器用なんだから。

…それにしても。

同級生の女の子の部屋に、
二週間も空けずに来るとは、君も中々やるね。

草食系に見えて、結構行動派?

ねえねえ。
二人はもう付き合ってるの?

へえ、まだ付き合ってないんだ。

でもさ、君はあの子のこと好きなんでしょ?
…ふふ、顔真っ赤にしちゃって。バレバレだよ~。

そうか…。

//収録:呟くように

いいこと思いついた。

//収録:普通に

ねえ、君さ。

確かにうちの妹はすごく優良物件だよ。

勉強もできて、運動も得意。
気遣いもできて、顔も可愛いときた。

そりゃ、君が憧れちゃうのもよくわかるよ。

でもさ…。

私を見て?

どう?私、あの子が持ってないものを持ってるよ?

直球で言っちゃえば、このスタイルとか。

あの子もまだ発展途上ではあるかもしれないけど。
それでも、きっと私ほどの成長は見込めないだろうね。

後は…。
人生経験とかかな?

あの子は高校生だからまだまだ未熟。
でも私は、少なくともあの子より経験豊富。

大人の余裕みたいなものは私の足元にも及ばない。

顔に関しては、あの子も中々可愛いけど。

でもそれは、姉妹である私も同じ。

まあ、姉妹でも結構タイプ違うけど。

あの子は可愛い系。
私は、自分で言うのもなんだけど美人系。

どう?よく考えてごらん?

あの子よりも、私の方がいい女だと思わない?

それに…私、今フリーだし。

ちょうど、年下彼氏が欲しいところだったんだよね。

さあ、どうする?

//収録:耳元 次の指示まで
//SE:布ずれ

乗り換えるなら、今だけど。

私なら、あの子より君に、素敵な思いをさせてあげられるけどな。

ねえ。まだ付き合ってないんでしょ。

だったら、私と付き合わない?

//収録:耳元おわり

…ふふ、あはは!
「付き合う」だって。

残念でした。君は不合格。

君には、私の大事な大事な妹ちゃんを任せられないね。

その程度の気持ちで、好きとか言うのはよしな。

試して正解だった。
こんな浮気男に騙されるところだったなんて。

ほら、さっさと帰って。
妹には私から言っておくから。

ちなみに…。
次、私の妹に手を出そうとしたらタダじゃ済まないから。

心に刻んでおきな。

それじゃあ、バイバイ。
二度と来ないで。

…みっともないなぁ。
言い訳せずにさっさと帰りなよ。

…仕方ないな。
最後にちょっとだけ聞いてあげる。

それで?なに?

_は?
へぇ。もともと私が好きだった、っていうんだ。

いやいや、言い訳にしては0点でしょ。
それ、妹の前でも同じこと言えるの?

//SE:ドアを開ける

あ、当人が帰ってきた。

ねえー聞いてよ。
こいつがさぁー。

//収録:長めの間

_は?こいつの言ってることが本当?

っていうか、なに?
今までの会話、全部聞いてたの?

買い物に行かずに、ずっと部屋の外にいたってこと?

ちょっと待って。状況が理解できない。

説明して。

//場面転換 少し間を開ける

…なるほどね。

君は、最初から私のことが好きで。
それを私の妹に見破られて。

妹のおせっかいで、二週間前もここに来たし、
今日もこうしてここにいるってことなんだ。

なるほどねぇ…。

…本当にごめんなさい!
君の行為を弄ぶようなことしちゃってゴメン。

反省してる。

…嘘だって決めつけたことも悪かった。

本当にごめんなさい。

それで…その…。

私のことが好きっていうのは、本当に嬉しいんだけどさ。

君と私は、四歳くらい離れてるし。

こんなに年上よりも、もっといい人がいるよ。

ほら、それこそ私の妹とかどう?

君になら、任せられるよ。
私が保障する。

_え?
いや、いま彼氏がいないのは本当だけど。

…え、いや、ちょっとストップ!

いいよ、そんなに大好きって言わなくていいから!

うぐっ。
君、草食系に見えて行動派なんだね。

そんなに直球でくるとは思わなかった…。

//収録:徐々に声が小さくなっていく

いや、それは、その…
嫌じゃないけど…。

ま、まあ!
そのことに関しては考えておいてあげる!

私、用事あるから部屋に戻るね!どうぞごゆっくり!

//SE:ドアを閉める

…ふぅー。

なにドキドキしてんのよ。年下相手に。

でも…この年になって、真っすぐ気持ちを伝えられることって減ったな。

そのせいか…。

い、いや、私は年上だし!

次は私があの子をドキドキさせるんだから。

次に会った時は…。

次が、すぐ来るといいな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
同級生の女の子の家に遊びに行ったら、お姉さんに誘惑された
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ありまびぃばぁ
ライター情報
ありまびぃばぁ です。

使用は一切自由です。改変等も自由。
「ここ変更できないか」というご相談はいくらでも受けます。お待ちしております。
読んでくださった場合はご連絡をお願いします。
有償販売利用の条件
連絡してください(必須)
利用実績(最大10件)
ありまびぃばぁ の投稿台本(最大10件)