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自己肯定感の低い彼氏に想いを告げる彼女(子鹿シリーズ①)
written by 老田 コジカ
  • 告白
  • ラブラブ
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • 純愛
  • 癒し
  • 幼なじみ
  • 清楚
公開日2022年03月07日 20:38 更新日2022年03月07日 20:38
文字数
2828文字(約 9分26秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
主人公大好き彼女
視聴者役柄
自己肯定感の低い彼氏
場所
宅のみ⇒居酒屋⇒宅のみといった流れです
あらすじ
飲み会に参加した彼女は、男に彼氏から乗り換えないかと誘われるが、それを拒否する。
彼女を危機から助けた彼氏は、募っていた不安を打ち明ける……。
本編
説明
 ≪≫:細かい動作
 【】:音、SEの説明
 「」:セリフ
 ():頭のなかでのセリフ、相手には聞こえてない。小声でもOK!
 ―――:相手のセリフを想定している間
 ~少しの間~:セリフとセリフのちょっとした間
 ※※※:場面転換した合図
 その他:「~」や「……」は筆者の主観で入れております。
 セリフや間の取り方など、変えたい箇所があれば自由に変えて大丈夫です!


※※※
ふたりの宅飲み
≪彼氏がお酒を彼女に渡す≫
【グラスorコップを置くSE】
ありがと~!

≪お酒を飲む≫
ん~!やっぱキミの作るお酒はおいしいね!


キミはなに飲んでるの?ウィスキーのストレート?相変わらず強いの飲むねぇ


盛り上がる前につぶれないでよ~?

~少しの間~≪しばらくお酒を楽しむ≫

あ、そういえばさ、来週は大学の飲み会あるんだよね~


―――そー、なんかいきなり決まってさぁ。だから、来週はふたりで飲めないや


―――うん、楽しんでくるね!

≪一口飲んで気づいたように彼女が告げる≫
あ、私がいないからって他の女の子と遊びに行っちゃだめだからね!


―――それはこっちのセリフって、たしかに飲み会に男の子くるらしいけど……


私を狙う人なんていないでしょ~。普段から『大好きな彼氏がいるー!』って公言してるんだからさぁ~

≪彼氏は不安だと告げる。そのセリフに彼女が驚く≫
―――っ!!


(「かわいいし、愛嬌もあるからとられないか不安……」って……。そんな上目遣いでいっちゃうのずるいよぉ~!!落ち着け~落ち着け私~!!)


あっ……ありがとう?きっ……キミにそういってもらえるのは、うっうれしいなぁっ!


たしかに?私たちって大学も違うから、不安にもなる……よね……うん……

~少しの間~≪お酒を飲んで気分を変える≫

あーもしかして、酔いつぶされてお持ち帰り~っていうのを心配してるんだ?


でも、それってフィクションだけのお話じゃない?現実には起こらないでしょ。それにセーブして飲むから大丈夫だよ!


それでも心配ならさ……飲み会のとき迎えに来てくれないかな……?


―――うん!よろしく!頼りにしてるからね!

※※※
飲み会にて
【会話や皿の音が響くSE】

(なんか、飲み会というより合コン?みたいな感じ……。飲みは好きだけど、このノリは苦手かなぁ……)

≪そばに大学の先輩が座り、話しかけてくる≫
あっ先輩!どうも、お久しぶりです~!


―――へぇ~語学留学でそんな経験したんですねぇ~すごいです!


ゼミにいる留学生とも英語で話してますもんね、ほんと尊敬しちゃいますよ~


―――彼氏ですか?いますよ~!大学は違いますけど、幼馴染の子で~かわいくて~


―――今まで付き合ってきた人?いや、彼だけですよ~?


―――かわいいのにもったいないって……も~!お世辞うまいんだから~


―――もっと経験した方がいいって……余計なお世話ですぅ~!


―――写真ですか?え~っとこれです

≪彼氏の写真を見せる≫
―――ほんとに付き合ってるのか?当たり前ですよ~ほんとにお付き合いしてます


―――大学ですか?あの大学ですよ~


―――見た目が釣り合ってないうえに、頭も悪いんだなって……ちょっと、いくら先輩でも彼を馬鹿にするのは許しませんよぉ~??


(いや、冗談って、何いってんのこの人……)

※※※
トラブルの発生
≪飲み会が終了≫

えぇ?!2次会なんて聞いてないんだけど!


―――いや、いかないよ。もう、夜遅いし、終電なくなっちゃうから


―――そこをなんとかって、ねぇ……なんか今日変じゃない?飲み会っていうより合コンみたいな感じだったし……


あ……先輩……。いやぁ、私は2次会パスでお願いします……彼にも迎えにきてもらう約束してるし


―――彼氏に内緒でいこう、君はもっと遊びを覚えたほうがいいって、いや、ほんとにそういうの困るんで……


―――あんな男より俺のほうが楽しませてあげられるって……

≪彼女の声の温度が下がる≫
は?


あーなに?そういうことですか?今日は、私に彼を裏切らせようとしてたんですね……


気持ち悪い

≪彼女が怒り、声を荒げる≫
あのですね!この際、はっきりいいますけど、私にとって彼より素敵な人なんていませんから!


先輩なんて、論外です!


では、彼が待ってるので失礼します

≪行く手を数人の男に阻まれる≫
……なんですか?そこをどいてください!


ちょっ、やめて!手をはなして!!

≪彼氏が助けに入り、彼女の手をつかむ≫
―――あぁ!キミぃ!


―――あ、うん!走れる、走れるよ!

≪走り去る≫

※※※
逃げた先での会話

ここまで来れば、大丈夫……かな……?


―――そっか、待ち合わせ場所に来なかったから来てくれたんだ


ありがとね……ほんとに、ほんとにこわかったから、すっごく安心した……


―――うん、もう大丈夫……でも、今日はキミと一緒にいたい……な……

※※※
彼氏の部屋で
≪彼氏の家に到着≫
【ドアの開くSE】
お邪魔します


―――うん、親にはもう伝えてる。キミなら大歓迎だって、あいかわらずだよね

≪彼氏が驚く≫
―――え~なにその反応……ちょっと複雑なんだけど


―――わかってるって、もう~かわいいなぁ~


昔から仲よかったけど、今回ので好感度カンストしたね


ほんとに……ありがとね、来てくれなかったらどうなってたか


―――うん、もう大丈夫、落ち着いたよ


あの人たち、ふざけんな!って感じだよ!


ん?どしたの?そんな悲しそうな顔して……


―――先輩をみて改め思った聞いてほしいこと?

≪彼氏が普段抱いている感情を吐露する≫
―――うん、うん、そうなんだね


キミは不釣り合いなんじゃないかって思ってるんだ……


でもね!私は!私はキミじゃないと嫌なんだよ……?


朝の満員電車でも席をゆずれるやさしさも、教授に引っ付いて成長しようとするひたむきさも、何もかもが好きなんだよ?


って……言葉でいってもキミは納得しなさそうだよね……


ね?ちょっとこっちにきて


よっと!

≪彼女が彼氏を押し倒す≫
ふふーん……油断したでしょ?どう?彼女に押し倒される気分は……?


―――ううん、どかない


言葉を尽くしても、キミへの好きは表現できない


だからこうして、私がキミのことを大好きだってことを行動で示す……


キミは釣り合わないっていうけど、私のドタイプなんだよ?


こうして襲いたくなっちゃうくらいに……

~少しの間~※自由に表現してください。
私、小さいころ、いじめられてたときがあったでしょ?


みんな離れていったけど、キミはずっとそばにいてくれたよね


あのとき、どれだけ救われたか知ってる?


私もキミを助けられるようになりたくて、いろんなこと頑張った


自分でいうのもなんだけど、キレイになって勉強もできるようになった


そしたら、みんな手のひら返してさ……


『人ってこんな簡単に態度を変えるんだ』って、すごく怖かったけど、キミは変わらないでいてくれた


キミはほんとに素敵な彼氏なんだよ?私はこんな素敵な人と付き合えて幸せなんだよ?


わかって……くれた?


―――「どれだけ愛されてるか分かった、僕もこんな素敵な女性と付き合えて幸せ」……ふふっありがとっ!


よし!じゃあ、せっかくキミの部屋にいるんだから、飲みなおししよっか!

※※※
ふたりで飲みなおし
≪彼氏はおつまみとお酒を彼女に渡す≫


―――ありがと。うん、やっぱキミの作るお酒はおいしいね


……みんなで飲むのも楽しいけどさ、キミとこうやってゆっくり飲むのが一番楽しいや


―――ん?いや、大丈夫だよ、気にしてない


キミが何か負い目を感じてるのは知ってたから、むしろちょうどよかったかも


―――うん!私も大好き!これからも、末永くよろしくね!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
自己肯定感の低い彼氏に想いを告げる彼女(子鹿シリーズ①)
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
老田 コジカ
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