- 少女
- 家出
- クリスマス
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年08月25日 17:23
文字数
1743文字(約 5分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
一人暮らしで彼女なしのあなたは、クリスマスの寒い夜に家出した少女を家に連れ帰ります。どこか陽気な彼女は心から笑っているのでしょうか。
本編
(夜道を歩く)
やっほー、お兄さん。
彼女いないなら、わたしとクリスマス、過ごさない?
(どうして彼女がいないってわかったんだ)
どうして彼女いないのがわかったかって?
だって、彼女いる人がクリスマスにカップ麺入った袋ぶら下げて、夜にこんな人気のない公園の前を通りすぎるわけないじゃない。
(そういう君はなんでこんなところに?)
え?わたし?家出だよ、家出。
だから誰か泊めてくれる優しい人いないかなって。
そうそう、いわゆる神待ちってやつだよ。
で、どう?お兄さん。
わたしを泊めてくれるなら、その寂しさを埋めてあげるよ。
(男 無言で無視して歩き出す)
あっ、ちょっと!待ってよ!
無言で行こうとしないで!
普通こんな寒空の下に、可愛くてか弱い女の子を放置する!?
あくまでも無視するつもり!?
凍え死んでやるぅ!この公園で凍え死んで、お兄さんに罪悪感を植え付けてやるぅ!
あっ、止まった。
(わかったから、ついてきて)
泊めてくれるの!?やったー!
一晩よろしくね、おにーさん。
(家族は心配しないの?)
家族は心配してないのかって?
してないんじゃない?
お母さんなら、今頃どっかで引っ掛けた男とよろしくやってるだろうし。
そこにわたしがいたらむしろ邪魔でしょ。
で、お兄さん。晩ごはんどうするの?
まさか二人でそのカップ麺半分こするとか言わないよね。
(スーパーにでも寄ろうか)
(ちょっと嫌そうに)
えっ?スーパー?
出前とかじゃなくて?
こんな日に出前じゃいつ来るかわからない?それもそっか。
うーん、じゃあ、わたしあれ食べたい!
レンジでチンするピザ!
あとさ、スイーツも何か買っていこうよ!
(時間経過)
(玄関を開ける)
買い物も終わったし、お兄さんのお宅はいけーん。
おお、なかなかきれいじゃん。男の一人暮らしとは思えないよ。
お兄さん、早速パーティーしようよ。スーパーでも結構いいもの買えたしね。
わぁ、美味しそー!
いただきまーす!
(口のなかにものが入ったまま)
ほら、見て見て!チーズ超のびてる!
あはは、お兄さん口の周りがチキンのタレまみれだよ。
えっ、わたしも?
ほんとだ~。
ごちそうさま。
食べた食べた。美味しかったぁ。
ん?お兄さんお風呂沸かしてくれたの?わたしから入っていいって?
お兄さん優しい~。
(冗談っぽく)
一緒に入る?
(からかうように)
な~に顔赤くしてんの?
お兄さんほとんど無表情だったから、女の子連れ込むの慣れてんのかなって思ってたけど、そんなウブな反応するってことは、ずっと平静を装ってたの?
もう、そんなことしなくてもいいのにぃ。
(いいから早く入って)
早く入れって?
はいはい、じゃあまた後でね~。
お風呂気持ちよかったぁ。
わたしはベッドで待ってるから、ね。
お兄さんやっとお風呂から出てきた。長くない?
じゃあ、しよっか。
(俺はソファーで寝るよ)
(戸惑ったように)
えっ、ちょっと、お兄さんソファーで寝るの?
わたしと寝るんじゃないの?
なんでって、わたしを泊めた人たちはみんなそうだったし、お兄さんもそうなんだろうって思ってたんだけど、違うの?
(最初からそんなつもりなかったし、君と楽しく食事できたから)
そんなつもりなかったし、わたしとごはん食べるのが楽しかったから?
(照れて)
そ、そうなんだ。
ねぇ、お兄さん。やっぱり一緒に寝よ?
そういう意味じゃなくて、ただ隣に居てほしいの。ダメかな。
いいの?お兄さん、優しいね。
(二人ベッドに入る)
なんでわたしに背を向けて離れようとしてるの?寝返り打ったときに落ちちゃうよ。
もうちょっとこっちへおいでよ。
お兄さんが来ないならわたしから行くからね。
後ろから、ぎゅー。
あったか~い。
人ってこんなに温かいんだね。わたし知らなかった。
お兄さん、さっきわたしとごはん食べるのが楽しかったって言ってたよね。
わたしもそうだった。
お兄さんとごはん食べてるとき、久しぶりに心から笑えてたんだ。
お兄さん。
こっち向いて、ぎゅーってしてほしいな。
ぎゅー。
クリスマスって奇跡が起きるって言うでしょ?
本当だったんだね。
こんなに幸せな気持ちで眠れるなんて。
お兄さんはわたしにとってのサンタさんだよ。
ねぇ、お兄さん。
また家出したくなったときは、ここに来てもいい、かな?
いいの?本当?
うれしい。
(あくびをする)
眠くなってきちゃった。
お兄さんも?
じゃあ、このまま、ぎゅーってしたまま寝ようよ。
おやすみ、わたしだけのサンタさん。
やっほー、お兄さん。
彼女いないなら、わたしとクリスマス、過ごさない?
(どうして彼女がいないってわかったんだ)
どうして彼女いないのがわかったかって?
だって、彼女いる人がクリスマスにカップ麺入った袋ぶら下げて、夜にこんな人気のない公園の前を通りすぎるわけないじゃない。
(そういう君はなんでこんなところに?)
え?わたし?家出だよ、家出。
だから誰か泊めてくれる優しい人いないかなって。
そうそう、いわゆる神待ちってやつだよ。
で、どう?お兄さん。
わたしを泊めてくれるなら、その寂しさを埋めてあげるよ。
(男 無言で無視して歩き出す)
あっ、ちょっと!待ってよ!
無言で行こうとしないで!
普通こんな寒空の下に、可愛くてか弱い女の子を放置する!?
あくまでも無視するつもり!?
凍え死んでやるぅ!この公園で凍え死んで、お兄さんに罪悪感を植え付けてやるぅ!
あっ、止まった。
(わかったから、ついてきて)
泊めてくれるの!?やったー!
一晩よろしくね、おにーさん。
(家族は心配しないの?)
家族は心配してないのかって?
してないんじゃない?
お母さんなら、今頃どっかで引っ掛けた男とよろしくやってるだろうし。
そこにわたしがいたらむしろ邪魔でしょ。
で、お兄さん。晩ごはんどうするの?
まさか二人でそのカップ麺半分こするとか言わないよね。
(スーパーにでも寄ろうか)
(ちょっと嫌そうに)
えっ?スーパー?
出前とかじゃなくて?
こんな日に出前じゃいつ来るかわからない?それもそっか。
うーん、じゃあ、わたしあれ食べたい!
レンジでチンするピザ!
あとさ、スイーツも何か買っていこうよ!
(時間経過)
(玄関を開ける)
買い物も終わったし、お兄さんのお宅はいけーん。
おお、なかなかきれいじゃん。男の一人暮らしとは思えないよ。
お兄さん、早速パーティーしようよ。スーパーでも結構いいもの買えたしね。
わぁ、美味しそー!
いただきまーす!
(口のなかにものが入ったまま)
ほら、見て見て!チーズ超のびてる!
あはは、お兄さん口の周りがチキンのタレまみれだよ。
えっ、わたしも?
ほんとだ~。
ごちそうさま。
食べた食べた。美味しかったぁ。
ん?お兄さんお風呂沸かしてくれたの?わたしから入っていいって?
お兄さん優しい~。
(冗談っぽく)
一緒に入る?
(からかうように)
な~に顔赤くしてんの?
お兄さんほとんど無表情だったから、女の子連れ込むの慣れてんのかなって思ってたけど、そんなウブな反応するってことは、ずっと平静を装ってたの?
もう、そんなことしなくてもいいのにぃ。
(いいから早く入って)
早く入れって?
はいはい、じゃあまた後でね~。
お風呂気持ちよかったぁ。
わたしはベッドで待ってるから、ね。
お兄さんやっとお風呂から出てきた。長くない?
じゃあ、しよっか。
(俺はソファーで寝るよ)
(戸惑ったように)
えっ、ちょっと、お兄さんソファーで寝るの?
わたしと寝るんじゃないの?
なんでって、わたしを泊めた人たちはみんなそうだったし、お兄さんもそうなんだろうって思ってたんだけど、違うの?
(最初からそんなつもりなかったし、君と楽しく食事できたから)
そんなつもりなかったし、わたしとごはん食べるのが楽しかったから?
(照れて)
そ、そうなんだ。
ねぇ、お兄さん。やっぱり一緒に寝よ?
そういう意味じゃなくて、ただ隣に居てほしいの。ダメかな。
いいの?お兄さん、優しいね。
(二人ベッドに入る)
なんでわたしに背を向けて離れようとしてるの?寝返り打ったときに落ちちゃうよ。
もうちょっとこっちへおいでよ。
お兄さんが来ないならわたしから行くからね。
後ろから、ぎゅー。
あったか~い。
人ってこんなに温かいんだね。わたし知らなかった。
お兄さん、さっきわたしとごはん食べるのが楽しかったって言ってたよね。
わたしもそうだった。
お兄さんとごはん食べてるとき、久しぶりに心から笑えてたんだ。
お兄さん。
こっち向いて、ぎゅーってしてほしいな。
ぎゅー。
クリスマスって奇跡が起きるって言うでしょ?
本当だったんだね。
こんなに幸せな気持ちで眠れるなんて。
お兄さんはわたしにとってのサンタさんだよ。
ねぇ、お兄さん。
また家出したくなったときは、ここに来てもいい、かな?
いいの?本当?
うれしい。
(あくびをする)
眠くなってきちゃった。
お兄さんも?
じゃあ、このまま、ぎゅーってしたまま寝ようよ。
おやすみ、わたしだけのサンタさん。
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ライター情報
メロンフランスパンです。
甘々系中心にたまにヤンデレったりしてます。
完全に趣味なので、投稿は不定期ですがどうぞよろしくお願いします。
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