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秘密の研究
written by 山葵餅
  • 告白
  • 科学者
公開日2022年05月14日 22:00 更新日2022年05月13日 21:48
文字数
1577文字(約 5分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
科学者
視聴者役柄
その手伝い
場所
演者の家
あらすじ
ある日、いつものように実験の手伝いに来た視聴者。そこで演者が新たに提案した実験とは?
本編
今日は私の研究所に来てくれてありがとう。
私の研究は君がいなければできないものだから、本当に助かるよ。
それじゃあ来てもらって早々だけど、移動しよっか。
《視聴者のセリフ》
どこに?、ってそれはまだ言えないな。
けど、変な場所ではないから安心してね。
私が君に対して研究に関することで嘘をついたことはないだろ?
《視聴者のセリフ》
それじゃあ、理解も得られたことだし早速行こうか。


よし、着いたよ。
《視聴者のセリフ》
うん、私の家だよ。
今日の研究はとても個人的なものだかね。
他の人には知られたくなかったんだ。
それじゃあ早く入ってよ。
何か飲み物を出さないといけないね。
何がいい?
《視聴者のセリフ》
分かった、それじゃあ持ってくるよ。
それで今日の個人的な研究っていうのは、愛についての事なんだ。
私は恐らく君のことが好きなんだと思う。
人としてじゃなく、一人の恋愛対象として。
だから、その気持ちが周りの目から見てもわかるようにしたいんだ。
そのために君の協力が必要不可欠なんだよね。
ここまでは理解してくれたかな?
《視聴者のセリフ》
理解してくれているようだし、話を進めようか。
その前に一応確認しておくけど、君は私のことが一人の女性として好きなの?
《視聴者のセリフ》
そっか、君も私のことが好きなのなら証明はしやすいかもしれないね。
私は君にこの話をするとき、最初は恋人になれば私の気持ちを誰からでも見えるものとして証明できると思っていたんだ。
けど、それだと証拠としては弱いよね。
だから、君と完全に二人きりの空間を作ってみることにしたんだ。
こんな状況で私の胸はいつにないほど高鳴っている。
だが胸が高鳴っているだけならば、君への気持ちが理由だと結論付けることはできないんだよね。
だから次は私に触れてみてくれないか?
それで私がどのように思うのかを克明に記録すればいいと思うんだ。
次は何をしようか?
抱きしめ合ってもいいし、キスをするのもを素敵かもしれない。
とにかく、二人きりの空間で恋人達がしそうなことを全てしてしまおう。
というわけで、手始めに私の手を握ってみてくれないか?
《視聴者が抱きしめる》
うん、嬉しいと思う。
それに少し暖かい気持ちになるね。
これもレポートに書いておかないと。
それじゃあ次は、私が君の手を握るよ。
どうかな?
《視聴者のセリフ》
なるほどね、分かったよ。
次は私のことを抱きしめてみてよ。
うん、そうだよ、ギューって。
これは手を握られてるときより気持ちが緩んでしまうね。
気持ちにリンクしてるのか、頬まで緩んできてしまっているよ。
よし、それじゃあ次は私が君のことを抱きしめるよ。
動かないでね。
ギュー、どうかな?
《視聴者のセリフ》
ちょっとぎごちない、って当たり前だよ。
君は私が初めて好きになった人なんだから。
むしろ君が当然のようにできてる方が不思議なんだけど。
あ、もしかして君は私以外の人にも好きだって言ったりしてるんじゃないの?
《視聴者のセリフ》
そのなことはない?
それなら、ちゃんと証明して見せてよ。
私はそんな言葉だけじゃ信頼できないよ。
《視聴者の行動》
え、急にキスするなんて何を考えてるんだよ。
《視聴者のセリフ》
感想は?って急過ぎて分からなかったよ。
もう一回してよ。
《視聴者のセリフ》
分かった、それじゃあ私からするよ。
【キスをする】
私はもっとしたいと思ったけど、君はどうなの?
《視聴者のセリフ》
もう付き合わないか?って何言ってるの?
私たちが付き合うのはもう決まってることでしょ?
もう互いに告白したんだし。
今やっているのは、今後君に言い寄ろうとする人たちに諦めてもらうための証明材料を作ることなんだよ。
けどまだまだ証拠が足りてないんだから、もっと付き合ってもらうからね。


良い証拠も揃ったし、完璧なレポートを作れたね。それじゃあこれからは恋人としてレポートのためにしたのと同じことをしよっか。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
秘密の研究
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
山葵餅
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