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放送部の女子に転部と男女の交際とを同時に要求されてピンチ
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • 嫉妬
  • 学校/学園
  • インモラル
  • 色仕掛け
  • 片思い
  • 同級生
  • 学生
  • 誘惑
  • 脅迫
公開日2022年06月01日 08:03 更新日2022年06月01日 08:03
文字数
2090文字(約 6分58秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
同級生
視聴者役柄
同級生
場所
学校
あらすじ
文芸部に所属している貴方は放送部の女子に頼まれ、原稿書きを手伝っていた。
しかし、貴方はどうやらその原稿書きを頼んできた張本人に惚れられていたようで…?
本編
(ノック)

はーい、どーぞー。

(ドアが開く)

あ、君。ここに来たってことは…頼んでた原稿できた?

うん、見せて。どれどれ…

…うん、いいんじゃない?細かい点はこっちで修正しとくから。

とりあえず今度のお昼休みに流す放送はこれで決定ね。

あはは、いいじゃん。うちの部、誰も文章上手く書ける人いなくてさー。

あはは、だよね。放送部なのにね。

うん…たしかに原稿書くの苦手な人ばっかってのも問題だよね…わかってはいるんだけど…

あーあ…君が放送部に入ってくれたらなー、なんて…

えー?知ってるよ、文芸部でしょ?いっつも暇そうに本読んでる部活。

あ、それは偏見?ごめん、そういうイメージしかなくて。

じゃあせめて兼部とかは?たまにこっちに顔出してくれるだけでいいからさ。ねっ?

うっ…たしかに今も原稿出しに、こうやって顔出してはくれてるけど…

そっかぁ…残念。君ならいつでも大歓迎なんだけどなー…

ところで文芸部ってさ…たしか部員って、君と君の一個上の先輩しかいないんだよね?

ふーん…そうなんだ。いつも二人きりで、ねぇ…

ていうか、小説書いてるんだ。今度わたしにも見せてよ。

えぇ〜?だって気になるもん、君の書いてる小説。

そっか、まずは先輩に見せるんだ。なるほどね。

ねぇ、君…もしかしてその先輩のこと、好きだったりする?

あはは!わかりやすっ!

そっかそっかー!恋しちゃってるんだ、先輩に!

ふーん…憧れの先輩、ねぇ…

わたしも一回文芸部にお邪魔したことあるけど…結構ミステリアスっていうか、物静かな人だよね。あの人。

そう、なんだ…そういうところが好き、か…

ん?あぁ、ごめん。長話に付き合わせちゃったね。もう戻っていいよ。

…ね、次の原稿もまた頼んでいい?

ありがとう。こっちで題材は用意しとくから、次もよろしくね。

(主人公、退場)

はぁ…そっか。彼が好きなのって、ああいうクールなタイプなんだ…わたしとは真逆じゃん…

もういい加減、我慢しなくていいよね…?

彼を放送部に転部させるためだし、ね?ふふふっ…





はー…放課後の校内放送も終了っと…

彼、そろそろ来るかなー…

(ノック)

あ、はーい、どーぞー。

(ドアが開く)

いらっしゃい。来てくれてありがとう。

うん、早速だけどこれ。今度のお昼休みの放送で使おうと思ってる題材の資料。

これでまた同じように原稿作ってもらってくれる?

ありがとう。そうやって面倒臭そうにしながらも、毎回引き受けてくれる君のこと、好きだよ。

もー、適当に流さないでよ。乙女が勇気を出して告白したってのに。

さぁ?冗談だと思う?

じゃあ、冗談じゃないって言ったら…どうする?

あはは…どこ見てんの?

さっきから人の谷間、ジロジロ見ちゃって…変態。

わたしさ、あの先輩よりは大きいと思うんだよねー…

ソーイウことする時もさ、先輩よりわたしの方がいいんじゃない?ほら、大は小を兼ねるって言うし。

貧乳派〜?嘘つき、さっきから人の胸チラチラ見てるくせに。

男の子って単純だよねー。分かりやすい。

こうやってちょっと胸元はだけただけで、こっちに目線向けてくれるんだからさ。

いいの?このまま帰って?

わたし、なに放送するか分かんないよ?

放課後の遅い時間とはいえ、まだ残ってる生徒も先生もいるわけだし。

例えば…わたしがそこのスイッチをオンにして、「助けて!襲われてる!」って叫んだら…どうなるだろうね?

あはは…今さら逃げても無駄だよ。

もし現場を抑えられなかったとしても、わたしが君に襲われたって後から言えば済む話だし。

ねぇ…学校生活を平穏に送りたいなら、わたしの言うとおりにして。

君も嫌でしょ?憧れの先輩から白い目で見られるのは…

卑怯?ありがと。今この場では最高の褒め言葉だよ、それ。

うん、わたしからの要求は二つ。

一つは放送部への転部。これからはこっちの部室で原稿書いてもらうから。

で、もう一つは…わたしの彼氏になること。

分かるよね?あの先輩のことは諦めろっつってんの。

あんな大人びた人が、君みたいな童貞臭い男に靡くわけないでしょ?

あの人には、君以外のふさわしい男がいずれ現れるから、心配ないよ。

あ、もちろんわたしは大丈夫だけどね。君が童貞臭くても。

ふーん…断るならそれでもいいけど?

わたしが君に無理やり襲われた可哀想な女子生徒になるだけだし。

ほら…早く結論出しなよ。って言っても、選択肢は実質一つしかないけどね。

うん、えらい。よく言えました。

じゃあ好きって証、もらおうかな。

何?それを女の子の口から言わせる気?

いいよ…こっちは準備万端だから。

(キスされる)

ふふっ…分かってんじゃん。やっぱり賢いなぁ、君は。

君みたいな隠れ優良物件、なかなか見つからないし。

発掘できたわたしって天才かも。ふふっ♪

買い被りすぎじゃないよ。本気でそう思ってるから。

君の書く文章、読みやすくて好きだし。

なんて言うかな…君の優しい人柄が現れてるって感じがする。

文章を通じて君に惹かれたんだと思うな、わたし。

だから嫉妬したよ…君の先輩に。

君の心を独占してさ…ズルいよ。

絶対、わたしの方が君のこと好きなのに…

そうだよ…だから奪うことにした。

ね、いいでしょ…わたしが彼女でも。

君のエロい視線からして、女として見られてないってわけでも無さそうだし。

最終下校時刻まで少し時間あるからさ…ギリギリまでイチャイチャしてよっか…

(キス攻め)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
放送部の女子に転部と男女の交際とを同時に要求されてピンチ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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