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朗読用台本「僕と彼女の日常」
written by 満ノ字
  • からかい
  • 恋人同士
  • 純愛
  • カップル
  • 同棲
公開日2022年06月09日 19:15 更新日2022年06月09日 19:15
文字数
545文字(約 1分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
一緒に暮らしている僕と彼女。
普通の日常の、1日を切り取る。


※朗読用の台本なので役柄を分けるとかではないです。
一人称や男女の逆転などはご自由に。
本編
日常1


「最近よくテレビに出てた俳優。不倫したらしいよ」

テレビの方を向きながら、彼女が声をかけてきた。

「かっこいいし、モテそうだからじゃない?実際モテてるんだろうけど」

僕も特に彼女の方を向くわけでもなく、応える。

「じゃあ君も、モテてたら浮気してた?」

顔の向きを変えず、目だけをこちらに向け、少しトゲのある言い方をする彼女。

「…どうだろうね」

そんなことないなんて恥ずかしくて言えなくて、少し詰まって返事をする僕。

すると彼女は、拗ねたような、不満げな言い方で、「別にいいけどね」なんて言う。

なんだか悪いことをしたな。
そう思って僕は、2人掛けのソファーに座っている彼女の隣に座る。

すると彼女は、こちらを向かず、頭だけを僕の肩に乗せる。

顔はまだ不満そうだ。

「冗談だよ」

僕は彼女の頬を指で突き、苦笑しながら言う。

「ふーん」

少しだけ表情が和らいだようだ。

なんだか可愛くて、僕も彼女の頭に顔を寄せる。

しばらくそうしてると、彼女が不意に尋ねる。

「明日出掛ける?」

「どこか行きたい?」

僕が尋ねると、彼女は少し嬉しそうに「この間行ったカフェで、新作が出たの」と言う。

「じゃあ明日は、買い物に行こうか。帰りにそこに寄ろう」

僕は彼女の頭を軽く撫でながら、伝えた。

すると彼女は初めてこちらを向いて、嬉しそうにはにかんだ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
朗読用台本「僕と彼女の日常」
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
満ノ字
ライター情報
満ノ字です。
なんか書いたりします。
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