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公開日2022年07月24日 16:08
更新日2022年07月24日 16:08
文字数
1515文字(約 5分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
お花屋さんの店主
視聴者役柄
お客さん
場所
お花屋さん
あらすじ
~あらすじ~
閉店間際のお花屋さんに足繫く通うあなた。
そこで一人働いている店主と過ごす時間は何よりも大切なひと時だ。
ある日、あなたは店主にとあるお願いを頼んだようで…?
閉店間際のお花屋さんに足繫く通うあなた。
そこで一人働いている店主と過ごす時間は何よりも大切なひと時だ。
ある日、あなたは店主にとあるお願いを頼んだようで…?
本編
(SE:鈴付きドアの開閉音)
いらっしゃ…あら、あなただったの。
閉店ギリギリにやってくるなんて、中々意地の悪いことするじゃない。
…ウソウソ!冗談よ。そんなに気にしないで。
店じまいしてる途中だからあんまりお花の種類はないけど、それでもいい?
…はーい。ごゆっくりどうぞ。
(少し間を開けてから)
…そのお花、気に入った?
あら、ごめんなさい。随分とじっくり見つめているからつい気になっちゃって。
いいのよ。お店の片づけっていっても、私が一人でやってる個人店の小さなお花屋さんだもの。
少しくらい遅くなったって誰も起こらないし。
それよりも…こうして今日もお店に立ち寄ってくれたお客様の方がずっと大事だわ。
そのお花はね、ブルースターって言うの。
綺麗よね。名前の通り、五枚の花弁が星の形に見えて…
他の花にはない、透き通るような青色がとっても美しい。
…私も、このお花好きなのよ。
(小声で)
色と形だけじゃなくて、この子に込められた想いが特に…
ああいや!何でもないわ。気にしないでちょうだい。
それに、あなたみたいな若い子がこうして植物に興味を持ってくれるだけで嬉しいの。
さっきはああ言ったけれど、全然お邪魔なんかじゃないからね。
あ、そうだ。
もしよかったらなんだけど…
(ハサミで花を切り取り、数本見繕う)
(SE:ハサミカット音)
はい、どうぞ。
これは私からのプレゼント。
切り花のままじゃすぐ枯れちゃうから、保持材で包んでからラッピングもしてあげるわね。
うーん…でも、ブルースター単体じゃ少し寂しいかしら。
…ん?何?どうしたの?
「この切り花を使って花束をつくってほしい」…?
あらあら!ずいぶんとかわいいお願いだこと!
うふふっ…いいわよ。
せっかくのお客様のリクエストだもの。
とびきり素敵な花束、作ってあげるわね。
そうね…花束にしてあげるなら…どうしようかしら…
もう少しメインになるお花がほしいところね。
それなら…ひまわりなんてどうかしら。
大きく花びらを開いた姿は堂々としてて美しいわよね。
一本でもかなりボリュームアップになるけど、数本入れておいた方が見栄えがよさそうね。
…「三本くらい入れてほしい」?
いいわよ。それじゃあひまわり三本と…
あとは気になるお花ある?
これ?これはカスミソウね。
全体のボリュームアップにもなるし、入れておきましょうか。
…あなた中々センスあるじゃない。
私が引退したら、あなたにお店やってもらうのも悪くないかも。
…冗談よ。冗談。
あんまり間に受けないでね。
よし、こんなところでいいかしら。
ちょっとまってて、包んできちゃうから。
(少し間を開けてから)
(SE:作業音)
は~い!お待たせしました!
花束、いい感じに仕上がったわよ。
どうぞ、受け取って。
ああそうそう、代金はいらないわ。
あくまでもその花束は、「私」が「あなた」のために個人的に作ったもの…
つまりこれは…プレゼント。
いつもこんな寂れたお花やさんに立ち寄ってくれるあなたのために感謝の気持ちを込めて作った…それだけだから。
だから…その、いい加減受け取ってもらってもいいかしら?
あなたが受け取ってくれないと、
…え?ええ!?
これ、私にあげるために作ってもらったって…!?
「これが自分の気持ちです」って…!?
ちょ、ちょっと!?そんな顔真っ赤にして逃げないでってば!?
ねぇ待って!?ちょっと~!?
(SE:鈴付きドアの開閉音)
(SE:走る)
…行っちゃった。
…「私にあげるために作ってもらった」って言ってたけど…
…あの子、花束に使ったお花達の花言葉の意味、分かってて選んでたのかしら。
…あーあ…次からどんな顔して、あの子に会えばいいのかしら…
※登場した花言葉※
ブルースター…「早すぎた恋」「幸福な愛」「信じ合う心」
ひまわり…「あなただけを見つめる」(三本で「愛の告白」)
カスミソウ…「感謝」「幸福」
いらっしゃ…あら、あなただったの。
閉店ギリギリにやってくるなんて、中々意地の悪いことするじゃない。
…ウソウソ!冗談よ。そんなに気にしないで。
店じまいしてる途中だからあんまりお花の種類はないけど、それでもいい?
…はーい。ごゆっくりどうぞ。
(少し間を開けてから)
…そのお花、気に入った?
あら、ごめんなさい。随分とじっくり見つめているからつい気になっちゃって。
いいのよ。お店の片づけっていっても、私が一人でやってる個人店の小さなお花屋さんだもの。
少しくらい遅くなったって誰も起こらないし。
それよりも…こうして今日もお店に立ち寄ってくれたお客様の方がずっと大事だわ。
そのお花はね、ブルースターって言うの。
綺麗よね。名前の通り、五枚の花弁が星の形に見えて…
他の花にはない、透き通るような青色がとっても美しい。
…私も、このお花好きなのよ。
(小声で)
色と形だけじゃなくて、この子に込められた想いが特に…
ああいや!何でもないわ。気にしないでちょうだい。
それに、あなたみたいな若い子がこうして植物に興味を持ってくれるだけで嬉しいの。
さっきはああ言ったけれど、全然お邪魔なんかじゃないからね。
あ、そうだ。
もしよかったらなんだけど…
(ハサミで花を切り取り、数本見繕う)
(SE:ハサミカット音)
はい、どうぞ。
これは私からのプレゼント。
切り花のままじゃすぐ枯れちゃうから、保持材で包んでからラッピングもしてあげるわね。
うーん…でも、ブルースター単体じゃ少し寂しいかしら。
…ん?何?どうしたの?
「この切り花を使って花束をつくってほしい」…?
あらあら!ずいぶんとかわいいお願いだこと!
うふふっ…いいわよ。
せっかくのお客様のリクエストだもの。
とびきり素敵な花束、作ってあげるわね。
そうね…花束にしてあげるなら…どうしようかしら…
もう少しメインになるお花がほしいところね。
それなら…ひまわりなんてどうかしら。
大きく花びらを開いた姿は堂々としてて美しいわよね。
一本でもかなりボリュームアップになるけど、数本入れておいた方が見栄えがよさそうね。
…「三本くらい入れてほしい」?
いいわよ。それじゃあひまわり三本と…
あとは気になるお花ある?
これ?これはカスミソウね。
全体のボリュームアップにもなるし、入れておきましょうか。
…あなた中々センスあるじゃない。
私が引退したら、あなたにお店やってもらうのも悪くないかも。
…冗談よ。冗談。
あんまり間に受けないでね。
よし、こんなところでいいかしら。
ちょっとまってて、包んできちゃうから。
(少し間を開けてから)
(SE:作業音)
は~い!お待たせしました!
花束、いい感じに仕上がったわよ。
どうぞ、受け取って。
ああそうそう、代金はいらないわ。
あくまでもその花束は、「私」が「あなた」のために個人的に作ったもの…
つまりこれは…プレゼント。
いつもこんな寂れたお花やさんに立ち寄ってくれるあなたのために感謝の気持ちを込めて作った…それだけだから。
だから…その、いい加減受け取ってもらってもいいかしら?
あなたが受け取ってくれないと、
…え?ええ!?
これ、私にあげるために作ってもらったって…!?
「これが自分の気持ちです」って…!?
ちょ、ちょっと!?そんな顔真っ赤にして逃げないでってば!?
ねぇ待って!?ちょっと~!?
(SE:鈴付きドアの開閉音)
(SE:走る)
…行っちゃった。
…「私にあげるために作ってもらった」って言ってたけど…
…あの子、花束に使ったお花達の花言葉の意味、分かってて選んでたのかしら。
…あーあ…次からどんな顔して、あの子に会えばいいのかしら…
※登場した花言葉※
ブルースター…「早すぎた恋」「幸福な愛」「信じ合う心」
ひまわり…「あなただけを見つめる」(三本で「愛の告白」)
カスミソウ…「感謝」「幸福」
クレジット
ライター情報
ソライヌと申します。
こちらに投稿している台本と同じ作品をpixivにも掲載しております。
【ご利用に関しての諸注意】
台本使用のご連絡をいただけましたら微力ながらツイッターにて情報のRT、そして作者が喜んで聞きに行きます。お手数でなければよろしくお願いします。
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