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【フリー台本】暗闇とボクっ娘吸血鬼
written by アイゼン
  • ヤンデレ
  • ボクっ娘
  • 吸血鬼
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1070文字(約 3分34秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
(ゆっくり扉を開ける音)


失礼するよ
そう、吸血の時間だ…


まだ慣れないかい?仕方がないことだが…
ボクに任せて、力を抜いて…
すぐ終わるから


う〜ん…緊張し過ぎてガチガチだ…


ちょっと待っててくれ
何か縛るものを持ってくるから


(数分後…)


待たせたね、このロープなら…って、どこだい?
……やれやれ
どこかへ逃げたな?
今夜は長くなりそうだ…


(扉を開ける音)


この部屋かな?
倉庫…確かにここはいろんなものを保管してあるから、君の匂いは隠されて追跡は難しくなる
けど、ここで君の匂いが途切れているんだ
この部屋に入った、と教えるようなものだよ?
そしてこの部屋、隠れる場所もたくさんありそうだ…


あ、あれ?電気がつかない…
へぇ…今回は本気で夜明けまで逃げ切るつもりだね?いいよ、頑張ってみて


(扉を閉める音)


もしこの部屋から逃げられたら、敬意を表して君の勝ちってことにして、今日の吸血はナシにしてあげる
ボクも、扉の前で待ち構えるなんてマネはしない
それでいいよね?


ふふ…
さて、君はどこかな?
使わなくなった家具…戸棚…マネキン…段ボール箱の山…ついいろいろ集めちゃうんだよね…
そろそろ掃除しないと…
いや…君を探す傍らで簡単な掃除はするかな…


羽箒で…ササっと
おや?このマネキンは比較的綺麗だな…
ふふ…すすーっと…
動い…た?いや、ソンナワケハナイカー
ささーっ、すすーっ
ふーっ!
うん!これでよし!
…なんてね、捕まえたよ


君、まさかボクが吸血鬼だってこと…忘れてないよね?
吸血鬼は夜の生きもの…
暗闇なんて、ボクの前では昼と変わらない…
そうだよ、最初から君がどこにいるかなんて分かってた
ズル?はぁ…うっかりさんめ…
じゃあ、ボクが部屋に入ってルールを確認していた時に指摘しなかった君が悪い
まぁ、声を出したら居場所がバレると思っていた君にとって、そんなことにまで頭は回らなかっただろうけどね…
要するに、ボクがこの部屋に入った時点で君は詰んでいたんだ


さて、逃げられたら今日の吸血はナシって言ったけど…
当然、捕まった時のことは覚悟してるんだろうね?
イヤだ、じゃない…文句を言える立場かい?
元はと言えば、逃げ出した君が悪いんだから
ほら、部屋に戻るよ?


(部屋)


はい、後ろを向いて
手首を後ろ手に縛るよ
…!なかなか唆る…ね
君に対しては嗜虐心がくすぐられるよ


じゃあ…血、吸うよ?


(血を吸う音)


いつもより…おいしい気がする…
君が感じている恐怖や苦痛がそうさせているのかな?


ならもっと、君に酷いことをすれば…
ははは…冗談だよ
まぁ、君にそういったことをするのは、嫌というわけではないが…ね


また、いつ逃げてもいいんだよ?
そしたら、今日よりもっと…
ふふ…その時のお楽しみだ…


それじゃあまた明日
明日は『ニゲナイデネ?』
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【フリー台本】暗闇とボクっ娘吸血鬼
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
アイゼン
ライター情報
 フリー台本の執筆をしております。ほぼ全ての生物(架空を含む)が大好きです。
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