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公開日2023年02月04日 00:19
更新日2023年02月04日 00:30
文字数
2527文字(約 8分26秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女神
視聴者役柄
一度○んで魂にだけになった者
場所
天界
あらすじ
トラックにはねられて○んだ主人公は、女神様に天界へ召喚される。
そこで女神様から、「願いを一つ叶えて差し上げましょう。」と言われ、主人公は迷いなく「耳かきしてほしい」と答え……?
※女神様の一人称は私、素の時はあたしで、主人公のことを君、もしくはあんたと呼びます。
表記が間違っていたら、ここを参考に自分流で適当に直しちゃってください。
そこで女神様から、「願いを一つ叶えて差し上げましょう。」と言われ、主人公は迷いなく「耳かきしてほしい」と答え……?
※女神様の一人称は私、素の時はあたしで、主人公のことを君、もしくはあんたと呼びます。
表記が間違っていたら、ここを参考に自分流で適当に直しちゃってください。
本編
(優しい、包容力のある声で)
ーさい……目覚めなさい……人の子よ……。
ああ、ようやくお目覚めになられたのですね……!
「ここはどこか」……?当然の疑問でございます。お答えいたしましょう。
ここは天界。神の暮らす、この世とあの世の狭間にある世界。
(パアアという効果音と共に)
そして私は女神。あなたのような魂だけとなった者を導く存在です。
ええ、あなたは魂だけの存在となっています。なぜそうなってしまったかは、想像に難くないかと思いますが……。
ああ、そう気を落とさないでください。ここにあなたを喚んだのは、あなたを救うためなのですから。
ええ。あなたは生前、かなりの徳を積んでおられましたよね?それが他の神々に気に入られたようで、そんなあなたの魂が消えてしまう前に、せめて一度、生き返るチャンスを与えよう、という結論に至ったのです。
さあ、あなたの願いを一つだけ叶えて差し上げましょう。 ええ、どんな願いでもよろしいですよ。
「耳かきしてほしい」……。なるほど、耳かきをすればいいのですね!なら耳かきを………ん?
(ここから素の声、つまるところ一番出しやすい声で)
え、ちょっと待って?耳かき?な、なんで!?ちょっと君、さっきまでの話聞いてた!?
いい?あのね、君は、このままだと魂が消えて、この世界からいなくなっちゃうの。で、そうなっちゃうのがあたし達にとってやだなーって思ったから、その、ね?あのー、異世界に転生させるなり、もう一回この世に生まれ変わるなりさせてあげようね〜って事になったの。
OK?理解してる?だいじょぶそ?どぅーゆーあんだすたん?
ん、わかった、「OK」ね?じゃあ、もっかいやるよ? んんっ……
(ここだけ初めと同じ声で)
さあ、あなたの願いを一つだけ叶えて差し上げましょう。言ってごらんなさい。
(声を素に戻す)
ちょ、ちょっと待てーい!な、なんで君そんな強情なの!?いいの!?消えちゃうよ!?君の記憶の最後、女神様に耳かきされてるよーやったーで終わっちゃうよ!?
もー、なんでそんな凛々しい顔で「問題ない、むしろ嬉しい」なんて言ってんのさ……。なんか女神らしく振る舞おうって意気込んでたのが馬鹿らしくなってきたよ……。
はぁー、もういいや……。はい、膝。寝転がって。 ……早く。
(布と髪が擦れる音)
はい、よくできましたー。じゃ、耳かきしてくよ。まずは右耳からっと……。
(ここから耳かき開始)
どーよ、最初で最後の、女神耳かきは。気持ちいいでしょ〜?ふふん、なんたってあたしの持ってる神の力、込めに込めまくってるからね!快楽はそこんじょそこらの耳かきとは比べ物にならないと思うよ〜!
それにね、君は今魂だけの状態で痛みなんて感じないから〜………
(激しく耳かき)
カリカリカリカリカリカリカリィ!!
こうやって激しく耳の中を掻いても全く痛く無いどころか、一度も経験したことの無い快楽を堪能できちゃうんだよ〜。ど?ど?いい感じでしょ〜?うんうん、素直でいい子だね〜!
んじゃ、もっとガンガンいこっか!
お〜……声、漏れまくっちゃってるよ〜?いいのかな〜?女神様に、自分のそんな声聞かれちゃって〜?恥ずかしく無いのかな〜?
「恥ずかしく無い、むしろご褒美だ」……!?えあっ、ちょ、ちょっと……。そんな反応は想像して無いよ〜……。もう、あたしの方が恥ずかしくなっちゃったじゃん……。
……ん〜、右耳はこんなものかな〜。ほんじゃーいっくよ〜。
(右耳に息を吹きかける)
はいOK。それじゃ、左耳いこっか〜。反対向いて〜?
(布と髪の擦れる音)
よーし、それじゃあこっちもやってくよ〜。 ……ん?「拒否権はないのか」だって?君が耳かきをお願いしたんだから、拒否権なんてありませーん!大人しくあたしに耳かきされてなさーい!
(耳かき開始)
そういえばさ、徳積んでたって言ったけど具体的に何やってたの?いや、あたしも上司?みたいな人に、コイツ徳積んでるぞーって言われただけだからさ。消えちゃう前に知っとこっかなーって思って。
あー、いろんな神社の境内を掃除してたのかー。そりゃみんなに好かれるわけだね〜。
うんうん、その神社はアイツ祀ってるとこだね。 あー、あの神社が祀ってんの誰だったっけ〜?忘れちったなー。
……ん?あ、今言った神社!あたし祀ってるとこじゃん!いつ「どんなもんかな〜」って見に行っても綺麗になってたの、君のおかげだったんだ〜!せんきゅーべりーまっち!
そうだ!お礼にもっと神の力込めてあげる!ふっふっふ〜、気持ち良すぎて先に昇天するんじゃないぞ〜?
……なんか現実味帯びたこと言っちゃったね。ごめんごめん。
(耳かきを止める)
およ?なんか君、消えかかってない? そっかそっか、もう時間なんだ〜……。
ま、いいんでしょ?「問題ない、むしろ嬉しい」んだもんね〜!
と、「当然だ」って……。もう、なーんであたしは消えかかってるやつに恥かかされないといけないのさ……。
よし、じゃあ、あたしが責任持ってあの世に送ってあげよう!私の息に乗って、天国まで飛んでけ〜……!
(左耳に強く、長く息を吹きかける)
……行っちゃった、か〜……。
(ここから先、震えた声で)
……あー、めんどくさいやつがいなくなってすっきりした〜……!これでやっと、楽になれる、はず、なのに……
グスッ、あれ、な、なんで、あたし、泣いて、グスッ、るの……。
ううっ、そっか、あたし、あいつの、こと……!
ううっ、うえーん……!戻ってきてくれよ……!なあ……!耳かきだってしてやる!君の言うことなら、何だって聞く……!だから、頼む、頼むよ……!
……ふぇ?あ、あれ?な、なんで君がここに……。し、しかも、なんかあたしみたいなオーラ纏ってない…?
(ここから元通りの声で)
あ、あー!!あたしの神の力!!どうせ消えちゃうと思ってほとんど君に流し込んだ!その力で神として蘇ったって事なの……?
……え?「そんなことより、なんでも言うこと聞くって言った」……?
あ、いや、その、それはね、言葉の綾と言いますかね、あのね、そのね、えっとね……。
し、証拠!証拠がない!よって無効!はいこの話終わ……り………。
(君の言うことなら、何だって聞く……!という音声が流れる)
な、何で録音して……!あ、神の力!?ちょっと!そんなことに使うんじゃないよ!そんな低俗なことのために、神聖な神の力を使うなんて……!
「耳かきに使うのは低俗なことに使うと言わないのか」………。
あー!あー!聞こえなーい!も、もういいよ!あたしの負けで!もう、君ってやつは……!
………全く持って、最高なんだから!
ーさい……目覚めなさい……人の子よ……。
ああ、ようやくお目覚めになられたのですね……!
「ここはどこか」……?当然の疑問でございます。お答えいたしましょう。
ここは天界。神の暮らす、この世とあの世の狭間にある世界。
(パアアという効果音と共に)
そして私は女神。あなたのような魂だけとなった者を導く存在です。
ええ、あなたは魂だけの存在となっています。なぜそうなってしまったかは、想像に難くないかと思いますが……。
ああ、そう気を落とさないでください。ここにあなたを喚んだのは、あなたを救うためなのですから。
ええ。あなたは生前、かなりの徳を積んでおられましたよね?それが他の神々に気に入られたようで、そんなあなたの魂が消えてしまう前に、せめて一度、生き返るチャンスを与えよう、という結論に至ったのです。
さあ、あなたの願いを一つだけ叶えて差し上げましょう。 ええ、どんな願いでもよろしいですよ。
「耳かきしてほしい」……。なるほど、耳かきをすればいいのですね!なら耳かきを………ん?
(ここから素の声、つまるところ一番出しやすい声で)
え、ちょっと待って?耳かき?な、なんで!?ちょっと君、さっきまでの話聞いてた!?
いい?あのね、君は、このままだと魂が消えて、この世界からいなくなっちゃうの。で、そうなっちゃうのがあたし達にとってやだなーって思ったから、その、ね?あのー、異世界に転生させるなり、もう一回この世に生まれ変わるなりさせてあげようね〜って事になったの。
OK?理解してる?だいじょぶそ?どぅーゆーあんだすたん?
ん、わかった、「OK」ね?じゃあ、もっかいやるよ? んんっ……
(ここだけ初めと同じ声で)
さあ、あなたの願いを一つだけ叶えて差し上げましょう。言ってごらんなさい。
(声を素に戻す)
ちょ、ちょっと待てーい!な、なんで君そんな強情なの!?いいの!?消えちゃうよ!?君の記憶の最後、女神様に耳かきされてるよーやったーで終わっちゃうよ!?
もー、なんでそんな凛々しい顔で「問題ない、むしろ嬉しい」なんて言ってんのさ……。なんか女神らしく振る舞おうって意気込んでたのが馬鹿らしくなってきたよ……。
はぁー、もういいや……。はい、膝。寝転がって。 ……早く。
(布と髪が擦れる音)
はい、よくできましたー。じゃ、耳かきしてくよ。まずは右耳からっと……。
(ここから耳かき開始)
どーよ、最初で最後の、女神耳かきは。気持ちいいでしょ〜?ふふん、なんたってあたしの持ってる神の力、込めに込めまくってるからね!快楽はそこんじょそこらの耳かきとは比べ物にならないと思うよ〜!
それにね、君は今魂だけの状態で痛みなんて感じないから〜………
(激しく耳かき)
カリカリカリカリカリカリカリィ!!
こうやって激しく耳の中を掻いても全く痛く無いどころか、一度も経験したことの無い快楽を堪能できちゃうんだよ〜。ど?ど?いい感じでしょ〜?うんうん、素直でいい子だね〜!
んじゃ、もっとガンガンいこっか!
お〜……声、漏れまくっちゃってるよ〜?いいのかな〜?女神様に、自分のそんな声聞かれちゃって〜?恥ずかしく無いのかな〜?
「恥ずかしく無い、むしろご褒美だ」……!?えあっ、ちょ、ちょっと……。そんな反応は想像して無いよ〜……。もう、あたしの方が恥ずかしくなっちゃったじゃん……。
……ん〜、右耳はこんなものかな〜。ほんじゃーいっくよ〜。
(右耳に息を吹きかける)
はいOK。それじゃ、左耳いこっか〜。反対向いて〜?
(布と髪の擦れる音)
よーし、それじゃあこっちもやってくよ〜。 ……ん?「拒否権はないのか」だって?君が耳かきをお願いしたんだから、拒否権なんてありませーん!大人しくあたしに耳かきされてなさーい!
(耳かき開始)
そういえばさ、徳積んでたって言ったけど具体的に何やってたの?いや、あたしも上司?みたいな人に、コイツ徳積んでるぞーって言われただけだからさ。消えちゃう前に知っとこっかなーって思って。
あー、いろんな神社の境内を掃除してたのかー。そりゃみんなに好かれるわけだね〜。
うんうん、その神社はアイツ祀ってるとこだね。 あー、あの神社が祀ってんの誰だったっけ〜?忘れちったなー。
……ん?あ、今言った神社!あたし祀ってるとこじゃん!いつ「どんなもんかな〜」って見に行っても綺麗になってたの、君のおかげだったんだ〜!せんきゅーべりーまっち!
そうだ!お礼にもっと神の力込めてあげる!ふっふっふ〜、気持ち良すぎて先に昇天するんじゃないぞ〜?
……なんか現実味帯びたこと言っちゃったね。ごめんごめん。
(耳かきを止める)
およ?なんか君、消えかかってない? そっかそっか、もう時間なんだ〜……。
ま、いいんでしょ?「問題ない、むしろ嬉しい」んだもんね〜!
と、「当然だ」って……。もう、なーんであたしは消えかかってるやつに恥かかされないといけないのさ……。
よし、じゃあ、あたしが責任持ってあの世に送ってあげよう!私の息に乗って、天国まで飛んでけ〜……!
(左耳に強く、長く息を吹きかける)
……行っちゃった、か〜……。
(ここから先、震えた声で)
……あー、めんどくさいやつがいなくなってすっきりした〜……!これでやっと、楽になれる、はず、なのに……
グスッ、あれ、な、なんで、あたし、泣いて、グスッ、るの……。
ううっ、そっか、あたし、あいつの、こと……!
ううっ、うえーん……!戻ってきてくれよ……!なあ……!耳かきだってしてやる!君の言うことなら、何だって聞く……!だから、頼む、頼むよ……!
……ふぇ?あ、あれ?な、なんで君がここに……。し、しかも、なんかあたしみたいなオーラ纏ってない…?
(ここから元通りの声で)
あ、あー!!あたしの神の力!!どうせ消えちゃうと思ってほとんど君に流し込んだ!その力で神として蘇ったって事なの……?
……え?「そんなことより、なんでも言うこと聞くって言った」……?
あ、いや、その、それはね、言葉の綾と言いますかね、あのね、そのね、えっとね……。
し、証拠!証拠がない!よって無効!はいこの話終わ……り………。
(君の言うことなら、何だって聞く……!という音声が流れる)
な、何で録音して……!あ、神の力!?ちょっと!そんなことに使うんじゃないよ!そんな低俗なことのために、神聖な神の力を使うなんて……!
「耳かきに使うのは低俗なことに使うと言わないのか」………。
あー!あー!聞こえなーい!も、もういいよ!あたしの負けで!もう、君ってやつは……!
………全く持って、最高なんだから!
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ライター情報
耳かき好きなただの一般人。台本はpixivにも並行して投稿中。
投稿した台本のミスはご愛嬌、ということでお願いします。
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