すみませーん、彼氏くんいますかー？
あ、いたいた！彼氏くん、お昼ごはん食べよ？
あの…昨日はごめんね？彼氏くんが浮気なんてするはずないのに、他の女何人かと楽しそうに歩いてるところ見て浮気だなんて言って…うん、もう大丈夫、一晩じっくり考えて私なりに君がもう別の女と話しても大丈夫なように考えてきたから
…はい、じゃあ暗い話はここまでにして、お弁当、食べよっか！
昨日ちょっとお肉が大量に手に入ってね〜、だから今日はちょっとお肉多めだよ〜
ハンバーグでしょ、ローストビーフでしょ、あと他にも色々作ったんだ〜
…え？ああこの手の傷？
あー…えっと、これは…そう、ちょっとお肉を処理してたときに怪我しちゃったんだ、でも大丈夫だよ、そんなに深い傷じゃないから
そんなことより、ほらほら、早く食べて、感想を聞かせてよ〜
美味しい？そっか、良かった〜
…彼に食べてもらえて良かったわね
え？なんでもないよ〜
ほらほら、まだまだいっぱいあるからどんどん食べて〜
ん？どうしたの？
このハンバーグ、やけに鉄の味がする？
あちゃ〜…ちょっと私の血を入れすぎちゃったかな〜
まあでも、もうそろそろ効いてくるだろうし…
…彼氏くん？おーい、なんかうつむいてるけど、どうしたの〜？
…よし、薬が効いてきたみたい
もしもし、彼氏くん寝たから、早く来なさい
は？今から家に帰ったら怪しまれるんじゃって、昨日あんたを今日休ませて彼氏くんを私の家まで運ばせるって言ったでしょうが、そんなことも覚えてられないわけ？
ほら、分かったら早く来なさい、お昼休みだってそんなに長くないんだから
…分かればよろしい、じゃあ後は頼んだわよ
それじゃあね、彼氏くん、また後で…



…あ、起きた？
そうだよ、ここは私の部屋、で、彼氏くんが横になってるのは私のベッド
なんでこんなことしたかって、私お弁当食べる時に言ったじゃん、君が別の女と話しても大丈夫なように考えたって
君を監禁しちゃえば他の女と話す心配しなくて済むじゃんって思いついたんだ〜へへっ、頭いいでしょ〜
え？監禁するのは分かったけどどうやって運んできたのか、って？
そうだね、アレはこれから君のお世話係になるんだし、今の内に紹介しておこっか…ほら、入ってきなさい
この子が彼氏くんを私の家まで運んできて、これから君のお世話をする子だよ
ん？そうだよ？この子は、昨日君と一緒に歩いてた女の子たちの内の一人だよ
この子ったら酷いんだよ〜？他のお友達がどんどんお肉に変わってくのを見てこの子、なんて言ったと思う？
何でもするから許して、あなたの言う事なら何でも従いますって
私としても、君を監禁するのに一人だと大変だったから許してあげたんだ〜
…え？お昼に大量の肉が手に入ったって言ってたのはもしかしてって…そうだよ？あの子たちのお肉だよ？
だって最期の最期まで君の名前言ってたんだもん、そんなに君の事が好きなら物理的に君と一緒にしてあげれば喜んでくれるんじゃないかなって
さすがにちょっと処理にも困ってたからね〜、埋めようにも人と時間が足りなかったし
ま、あの子たちだけ君の一部になるなんて許せなかったから私もちょっと混ぜたんだけどね、血
そうだよ？この手の傷、何個か抵抗された時に出来たのもあるけど料理に私の血を入れるためにも切ったんだ
ほら、ハンバーグがやけに鉄の味がするって言ってたでしょ、あれだよ、あれ
まあちょっと血の量が多すぎて鉄の味しちゃったみたいだけど…
ああ、安心してね、これからはもうそんな事はしないから
…そこの雌犬が君に何かしない限りは、ね
じゃ、彼氏くん、もう夜も遅いし、君は今起きたばっかりだけど一緒に寝よっか
…ほら、あんたはどっかリビングででも寝てなさい
よいしょっと…彼氏くんのお隣、失礼して…ふふっ、これからも末永くよろしくね、彼氏くん

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレ彼女からのお弁当には気をつけて…
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
狐のお揚げ