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公開日2023年09月12日 17:08
更新日2023年09月12日 17:08
文字数
1348文字(約 4分30秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
エセ占い師
視聴者役柄
成人
場所
某所
あらすじ
あなたは道中、見るからに胡散臭い占い師に声をかけられる。彼(又は彼女)は、あなたの恋愛運を占うが、その結果は占い師と結ばれるというもので…?
本編
ねぇ、そこの君。よかったら、占いでもしていかない?
大丈夫。料金はそこに表示してる通りさ。そんなに高くはないだろう?
占いは信じない方?けど、別にいいんじゃない?信じようが、信じようまいが、どうせ結果は変わんないだし。
そ、騙されたと思ってやってみなよ。良い気分転換になるかもよ?
ふふ、ありがとう。じゃあそこに掛けて。これから君の今後の恋愛運でも占うとしよう。
じゃあこの九枚のタロットカード…どれか好きなモノを三枚引いて?一枚ずつでも、三枚同時でも引き方は任せるからさ。
…ん、その三枚でいい?それじゃあ次。そのカードは伏せたままで、これからコイントスをするから表か裏、どちらかを選んで?
表?了解。ほっ、と…
(コイントス)
よし…これで全ての準備は整った。
君はそこの三枚のカードを同時にめくって?僕はコインをオープンするから。
いくよ?三、二、一…!
……ふふ、やっぱり。同じ絵柄が揃ったね。こっちのコインもほら。
マジック?違うね、これは純然たる占いだよ。結果ありきの、だけどね。
(顎クイ)
君、よく見たら整った顔してる…とても僕好みだ。
ふふ…言ったろ?今後の恋愛を占うって。君は僕に一目惚れし、恋に落ちる。そしてそのままゴールインするというわけさ。
否定しても無駄だよ。結果はすでに決まってる。君は僕に惚れるしかなくなるんだ。
顔、真っ赤だね…そんなに恥じらいを見せておいて、惚れてないとは言わせないよ。
そ、僕は魔族。ただし、媚薬やら洗脳やらは使ってない。あくまで『結果』を導き出しただけ。
(顎クイ終わり)
僕が望む結果を導き出す条件…つまり因果律を操作する魔法を発動する条件が、今の占いというわけさ。正確に言うなら、占いもどきではあるけどね。
そ。最初に言ったろ?どうせ結果は変わらないって。つまりはそういうことさ。
君がどのカードを引こうが、コインの表と裏どちらを選ぼうが、『君が僕に恋をする』という結果は同じなわけだ。
インチキ?まぁ、なんとでも言ってくれ。
これは僕が望んだ結果を出す魔法…正しい結果を導き出すための、ただのプロセスさ。
そのプロセスをどのようにするか…結局、占いという形が一番手っ取り早かっただけ。
あぁ、そっか。君は僕が何者か知らなかったね。
僕は時計族。主に時間を操る能力者みたいな感じかな?一応、魔族の括りにはなるんだけど。
いやいや。僕なんか大してすごくないさ。本当にすごい個体は、歴史なんかも改変できるらしい。実際に見たことはないけどね。
ううん。僕はそんな大それたことできないよ。僕にできるのはあくまで「望んだ結果を導き出すこと」だけ。というか、因果律を操作する系の魔法は発動条件を整えるのが面倒でね…
まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。僕は未来におけるいくつもの可能性の中で、君と結ばれる結果を選んだんだよ。
だって、さ…君を選んだ未来の僕が、一番幸せそうだったから。
うん…「僕たちは占いがきっかけで結ばれたんだよね」って、笑い合ってる未来が視えたから…君を選んだ結末はきっと間違いじゃない。僕はそう信じてる。
(抱きしめる)
後悔はさせないよ…所詮は占いかもしれないけど、僕の気持ちは本物だから。
君と付き合った後の結果は、敢えて操作しないよ。きっと大丈夫だって、僕の直感がそう言ってるからね。
占いごっこはここまでにして…君の時間、今から僕にちょうだい?
大丈夫。料金はそこに表示してる通りさ。そんなに高くはないだろう?
占いは信じない方?けど、別にいいんじゃない?信じようが、信じようまいが、どうせ結果は変わんないだし。
そ、騙されたと思ってやってみなよ。良い気分転換になるかもよ?
ふふ、ありがとう。じゃあそこに掛けて。これから君の今後の恋愛運でも占うとしよう。
じゃあこの九枚のタロットカード…どれか好きなモノを三枚引いて?一枚ずつでも、三枚同時でも引き方は任せるからさ。
…ん、その三枚でいい?それじゃあ次。そのカードは伏せたままで、これからコイントスをするから表か裏、どちらかを選んで?
表?了解。ほっ、と…
(コイントス)
よし…これで全ての準備は整った。
君はそこの三枚のカードを同時にめくって?僕はコインをオープンするから。
いくよ?三、二、一…!
……ふふ、やっぱり。同じ絵柄が揃ったね。こっちのコインもほら。
マジック?違うね、これは純然たる占いだよ。結果ありきの、だけどね。
(顎クイ)
君、よく見たら整った顔してる…とても僕好みだ。
ふふ…言ったろ?今後の恋愛を占うって。君は僕に一目惚れし、恋に落ちる。そしてそのままゴールインするというわけさ。
否定しても無駄だよ。結果はすでに決まってる。君は僕に惚れるしかなくなるんだ。
顔、真っ赤だね…そんなに恥じらいを見せておいて、惚れてないとは言わせないよ。
そ、僕は魔族。ただし、媚薬やら洗脳やらは使ってない。あくまで『結果』を導き出しただけ。
(顎クイ終わり)
僕が望む結果を導き出す条件…つまり因果律を操作する魔法を発動する条件が、今の占いというわけさ。正確に言うなら、占いもどきではあるけどね。
そ。最初に言ったろ?どうせ結果は変わらないって。つまりはそういうことさ。
君がどのカードを引こうが、コインの表と裏どちらを選ぼうが、『君が僕に恋をする』という結果は同じなわけだ。
インチキ?まぁ、なんとでも言ってくれ。
これは僕が望んだ結果を出す魔法…正しい結果を導き出すための、ただのプロセスさ。
そのプロセスをどのようにするか…結局、占いという形が一番手っ取り早かっただけ。
あぁ、そっか。君は僕が何者か知らなかったね。
僕は時計族。主に時間を操る能力者みたいな感じかな?一応、魔族の括りにはなるんだけど。
いやいや。僕なんか大してすごくないさ。本当にすごい個体は、歴史なんかも改変できるらしい。実際に見たことはないけどね。
ううん。僕はそんな大それたことできないよ。僕にできるのはあくまで「望んだ結果を導き出すこと」だけ。というか、因果律を操作する系の魔法は発動条件を整えるのが面倒でね…
まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。僕は未来におけるいくつもの可能性の中で、君と結ばれる結果を選んだんだよ。
だって、さ…君を選んだ未来の僕が、一番幸せそうだったから。
うん…「僕たちは占いがきっかけで結ばれたんだよね」って、笑い合ってる未来が視えたから…君を選んだ結末はきっと間違いじゃない。僕はそう信じてる。
(抱きしめる)
後悔はさせないよ…所詮は占いかもしれないけど、僕の気持ちは本物だから。
君と付き合った後の結果は、敢えて操作しないよ。きっと大丈夫だって、僕の直感がそう言ってるからね。
占いごっこはここまでにして…君の時間、今から僕にちょうだい?
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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