- 耳かき
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- 監禁
- お姉さん
- 不良 / ヤンキー
- 年上
- マフィア
公開日2024年02月21日 18:42
更新日2024年02月21日 18:43
文字数
2805文字(約 9分21秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
マフィアの女首領
視聴者役柄
旅人
場所
耳かき店の奥にあるマフィアの拠点
あらすじ
耳かき店に入ったはずの旅人は、見知らぬ部屋で目が覚める。
目の前にいるのはマフィアの女。
旅人は耳に溜まった最高級の耳垢を取るために拉致されてしまったのだった。
旅人はマフィアの女のテクにより篭絡され耳垢を根こそぎ奪われてしまう。
最後には騎士団のガサ入れによってマフィアは撤退するが、旅人に秘かに連絡先を残していくのだった。
目の前にいるのはマフィアの女。
旅人は耳に溜まった最高級の耳垢を取るために拉致されてしまったのだった。
旅人はマフィアの女のテクにより篭絡され耳垢を根こそぎ奪われてしまう。
最後には騎士団のガサ入れによってマフィアは撤退するが、旅人に秘かに連絡先を残していくのだった。
本編
(コツコツと足音が聞こえる)
(声正面から)
——待たせてしまったな、お客人。どうだね?その椅子の座り心地は。
——安くはないソファだ。客人には十分なもてなしだと思うが?
……おい、暴れるな。
(耳元で囁く)
——貴重な耳垢がこぼれ落ちてしまうだろうが。
——まあ良いはずもないか。首すらも動かせないよう、お前の体は魔法でそのソファに固定しているからな。
……自分は耳かき店にいたはず……か。フッ。
ここは我がマフィアの、ファミリーの拠点の一つ。お前に耳かきしていた……いや、する振りをしていた女は私の部下だ。
間抜けなお前は女に膝枕してもらったところを睡眠魔法で眠らされ、ここに連れてこられたのだよ。
——耳かき店に入る時は用心しろと、ママに教わらなかったのか?
……ふむ、そうか。お前、街の外から来た旅人か。それは運が悪かったな。いや、私たちにとっては幸運だがな。
お客人、これはお前の不用心が招いた事態とも言える。
宝石を見せびらかしながら歩いていれば、それは盗んでくれと言ってるようなものじゃあないか?
……何を言っているのかわからない?そんなものは持っていない?
(声が片側の耳元に移動する)
——いいや、持っているさ。その耳に溜まった、『耳垢』だよ。
——さあ、私も君の隣に座らせてもらおう。そうしないと始められないからな。
(座る音)
——どうだ?この耳かき棒は。霊木から切り出した、私の愛用品だ。後ろの梵天も最高級の羽毛を使っている。
フフッ。そう緊張するな。私の耳かきの腕はとっても良いんだ。
ただ、君の耳垢を根こそぎ頂くだけだよ。
(片側耳かき開始)
——フフッ。素晴らしいな。お前、1年近く耳掃除をしていなかったな?
まるで金を採掘している気分だ。
——おいおい、耳かきしてるだけなんだから、そんなに固くならなくてもいいじゃあないか。
楽しんだ方がいいぞ?私の耳かきは貴重だからな。部下が見れば涙を流して羨ましがる。
……なぜ耳かきのためにこんな目に遭ってるのか理解できない、と?
そうだな。お前にはそれを教えてやらねばならんな。
——お前、なぜマフィアがこうやって耳かき店を装って耳かきをしているかわかるか?
耳垢が魔法薬の材料となるからだ。
——とはいっても表では使われることのない、裏世界での魔法薬だがな。
何も知らずに、ただ癒しだとかなんとか言って耳かき店を営業する者もいるが、私に言わせればそいつは間抜けだ。
——最近新たな魔法薬が開発されてな。それが特に金(カネ)になる。
——だがその魔法薬の合成材料となる耳垢を持つ人間は、1万人に一人しかいないというのだ。
当然あらゆる裏組織がこぞってその人間を探している。
——そして私は見つけた、というわけだ。
——お前のこの耳垢、『黄金の耳垢』をな。
——理解できたかな?だから我々は君を乱暴に扱うつもりなんてないわけだ。
これはもてなしだよ。耳垢を取るついでに、君の耳の中も極楽を味わわせてやろう。
——フチの所をなぞるように掻くのはどうだ?
——奥の敏感な部分をカリカリと刺激してやるのは?
——最高級の羽毛の塊でマッサージもしてやろう。
(梵天耳かき始まる)
――なかなかいい腕をしてるだろう?
私の手にかかれば、組織の一つや二つはこの耳かきで乗っ取れる。
(梵天耳かき終わり)
(耳かき再開)
——さあ、存分に味わってくれたまえ。
(しばらく耳かきが続く)
(耳かき終わる)
——ふむ、我ながら綺麗に取れた。では仕上げに細かい取り残しを……。
(梵天耳かき始まる)
(梵天耳かき終わる)
——梵天が気に入ったようだな。反応でわかるぞ?
では最後に、お客人にはサービスしてやらねばな。
(耳にふーっと息を吹きかける)
——お前、最初に比べて随分リラックスしてきたじゃあないか♪
それでいい。互いに協力していこう。
(声が反対側に移動する)
(座る音)
——では反対側も頂いていこうか。
(反対側耳かき開始)
——よしよし、こちらも素晴らしい耳垢だ。
——ちなみにこの耳垢の量なら、上手い事売りつけてやれば家が3つ4つは建つ。これからが楽しみだ♪
お前にはやらんがな。
……む?なんだ?
……自分はこれからどうなるのか、だと?
——ああ、私もそれについて話そうと思っていたところだ。
——端的に言うなら、お前をこの後逃がすことはできない。
金の鉱脈をみすみす手放すわけにはいかんからな。
お前は監禁され、この先ひたすら耳垢を取られ続けるだけの人生となるだろう。
——そう不満げな声を漏らすな。
これは組織としての考えだ。私個人は違う。
——お前にはぜひとも私の元で優雅に暮らして欲しいと思っている。
私の家なんかどうだ?そこで自由に暮らすと良い。
耳垢が溜まっていない間は外出も許可しよう。護衛も必ずつける。
まあ、耳垢が溜まれば、流石に行動の全てを管理するしかないが……
小さな粒ひとつで大きなカネになる。こればかりは我慢してくれ。
——そしてお前が望むなら……いや望む通りに。
(梵天耳かき始まる)
——私がお前の耳垢を取ってやろう♪……いや、他の者になどやらせん。
お前も私の耳かきが気に入ってるんだろう?
——特にこのふわふわの羽毛でぞわぞわとくすぐる感触、ハマってしまったな?
他の者にはなかなか真似出来んぞ。この毛先はなかなか手に入らんのだ。
さっきはお前がどう耳かきされるのが好きか、調べていたんだ。
——耳垢を取るなんて耳かきのヘラだけですべて出来るからな。とっくに終わっている。
(梵天耳かき終わり)
(耳かき再開する)
——そしてぞわぞわとした感触の後に、耳かきで耳の中をカリカリとひっかかれる。
これがたまらんのだろう?どうなんだ?
……フフッ。妙な声を出して、答えになってないぞ。
——だが気にするな。好きなだけやってやろう。
(耳かきしばらく続く)
(耳かき終わり)
——ほら、耳かきの後はもう一度ふわふわを入れてやる。
(梵天耳かき始まる)
——深く考える必要はない。耳の快楽に身を委ねるといい。
私についてくれば、いつでもこの耳かきを味わえるのだぞ?
この極楽の気持ち良さから逃げたいのかな?お客人は。
(梵天耳かき終わり)
——当然、デザートにはこれも欲しいんだな?
(耳にふーっと息を吹きかける)
——さて、耳かきが終わってしまったな。
答えを聞こうか、お客人。
——私の提案に乗ってくれるね?
……まだ首を縦に振らんとはな。いや、首は振れないのだが。
だがお前はもう私の虜だ。さてどうしてやろうかな……
(誰かが走る音)
(声が離れる)
……む?何があった。
……チッ。騎士団にここが見つかったか。お前ら、さっさとずらかるぞ。この拠点は捨てる。
『黄金』は全て取り終えた。
——残念だが、ここでお別れだ、お客人。今から拘束を解いてお前を連れて行く余裕はないのでな。
だが最後に——
(がさりと紙の音)
(耳元で囁く)
——その口に隠した紙には、私への連絡先が入っている。
私に会いたくなったら、いつでもそこに来るといい。
耳かきの続きはその時までお預けだ。
(耳にふーっと息を吹きかける)
待っているぞ、お客人♪
(声正面から)
——待たせてしまったな、お客人。どうだね?その椅子の座り心地は。
——安くはないソファだ。客人には十分なもてなしだと思うが?
……おい、暴れるな。
(耳元で囁く)
——貴重な耳垢がこぼれ落ちてしまうだろうが。
——まあ良いはずもないか。首すらも動かせないよう、お前の体は魔法でそのソファに固定しているからな。
……自分は耳かき店にいたはず……か。フッ。
ここは我がマフィアの、ファミリーの拠点の一つ。お前に耳かきしていた……いや、する振りをしていた女は私の部下だ。
間抜けなお前は女に膝枕してもらったところを睡眠魔法で眠らされ、ここに連れてこられたのだよ。
——耳かき店に入る時は用心しろと、ママに教わらなかったのか?
……ふむ、そうか。お前、街の外から来た旅人か。それは運が悪かったな。いや、私たちにとっては幸運だがな。
お客人、これはお前の不用心が招いた事態とも言える。
宝石を見せびらかしながら歩いていれば、それは盗んでくれと言ってるようなものじゃあないか?
……何を言っているのかわからない?そんなものは持っていない?
(声が片側の耳元に移動する)
——いいや、持っているさ。その耳に溜まった、『耳垢』だよ。
——さあ、私も君の隣に座らせてもらおう。そうしないと始められないからな。
(座る音)
——どうだ?この耳かき棒は。霊木から切り出した、私の愛用品だ。後ろの梵天も最高級の羽毛を使っている。
フフッ。そう緊張するな。私の耳かきの腕はとっても良いんだ。
ただ、君の耳垢を根こそぎ頂くだけだよ。
(片側耳かき開始)
——フフッ。素晴らしいな。お前、1年近く耳掃除をしていなかったな?
まるで金を採掘している気分だ。
——おいおい、耳かきしてるだけなんだから、そんなに固くならなくてもいいじゃあないか。
楽しんだ方がいいぞ?私の耳かきは貴重だからな。部下が見れば涙を流して羨ましがる。
……なぜ耳かきのためにこんな目に遭ってるのか理解できない、と?
そうだな。お前にはそれを教えてやらねばならんな。
——お前、なぜマフィアがこうやって耳かき店を装って耳かきをしているかわかるか?
耳垢が魔法薬の材料となるからだ。
——とはいっても表では使われることのない、裏世界での魔法薬だがな。
何も知らずに、ただ癒しだとかなんとか言って耳かき店を営業する者もいるが、私に言わせればそいつは間抜けだ。
——最近新たな魔法薬が開発されてな。それが特に金(カネ)になる。
——だがその魔法薬の合成材料となる耳垢を持つ人間は、1万人に一人しかいないというのだ。
当然あらゆる裏組織がこぞってその人間を探している。
——そして私は見つけた、というわけだ。
——お前のこの耳垢、『黄金の耳垢』をな。
——理解できたかな?だから我々は君を乱暴に扱うつもりなんてないわけだ。
これはもてなしだよ。耳垢を取るついでに、君の耳の中も極楽を味わわせてやろう。
——フチの所をなぞるように掻くのはどうだ?
——奥の敏感な部分をカリカリと刺激してやるのは?
——最高級の羽毛の塊でマッサージもしてやろう。
(梵天耳かき始まる)
――なかなかいい腕をしてるだろう?
私の手にかかれば、組織の一つや二つはこの耳かきで乗っ取れる。
(梵天耳かき終わり)
(耳かき再開)
——さあ、存分に味わってくれたまえ。
(しばらく耳かきが続く)
(耳かき終わる)
——ふむ、我ながら綺麗に取れた。では仕上げに細かい取り残しを……。
(梵天耳かき始まる)
(梵天耳かき終わる)
——梵天が気に入ったようだな。反応でわかるぞ?
では最後に、お客人にはサービスしてやらねばな。
(耳にふーっと息を吹きかける)
——お前、最初に比べて随分リラックスしてきたじゃあないか♪
それでいい。互いに協力していこう。
(声が反対側に移動する)
(座る音)
——では反対側も頂いていこうか。
(反対側耳かき開始)
——よしよし、こちらも素晴らしい耳垢だ。
——ちなみにこの耳垢の量なら、上手い事売りつけてやれば家が3つ4つは建つ。これからが楽しみだ♪
お前にはやらんがな。
……む?なんだ?
……自分はこれからどうなるのか、だと?
——ああ、私もそれについて話そうと思っていたところだ。
——端的に言うなら、お前をこの後逃がすことはできない。
金の鉱脈をみすみす手放すわけにはいかんからな。
お前は監禁され、この先ひたすら耳垢を取られ続けるだけの人生となるだろう。
——そう不満げな声を漏らすな。
これは組織としての考えだ。私個人は違う。
——お前にはぜひとも私の元で優雅に暮らして欲しいと思っている。
私の家なんかどうだ?そこで自由に暮らすと良い。
耳垢が溜まっていない間は外出も許可しよう。護衛も必ずつける。
まあ、耳垢が溜まれば、流石に行動の全てを管理するしかないが……
小さな粒ひとつで大きなカネになる。こればかりは我慢してくれ。
——そしてお前が望むなら……いや望む通りに。
(梵天耳かき始まる)
——私がお前の耳垢を取ってやろう♪……いや、他の者になどやらせん。
お前も私の耳かきが気に入ってるんだろう?
——特にこのふわふわの羽毛でぞわぞわとくすぐる感触、ハマってしまったな?
他の者にはなかなか真似出来んぞ。この毛先はなかなか手に入らんのだ。
さっきはお前がどう耳かきされるのが好きか、調べていたんだ。
——耳垢を取るなんて耳かきのヘラだけですべて出来るからな。とっくに終わっている。
(梵天耳かき終わり)
(耳かき再開する)
——そしてぞわぞわとした感触の後に、耳かきで耳の中をカリカリとひっかかれる。
これがたまらんのだろう?どうなんだ?
……フフッ。妙な声を出して、答えになってないぞ。
——だが気にするな。好きなだけやってやろう。
(耳かきしばらく続く)
(耳かき終わり)
——ほら、耳かきの後はもう一度ふわふわを入れてやる。
(梵天耳かき始まる)
——深く考える必要はない。耳の快楽に身を委ねるといい。
私についてくれば、いつでもこの耳かきを味わえるのだぞ?
この極楽の気持ち良さから逃げたいのかな?お客人は。
(梵天耳かき終わり)
——当然、デザートにはこれも欲しいんだな?
(耳にふーっと息を吹きかける)
——さて、耳かきが終わってしまったな。
答えを聞こうか、お客人。
——私の提案に乗ってくれるね?
……まだ首を縦に振らんとはな。いや、首は振れないのだが。
だがお前はもう私の虜だ。さてどうしてやろうかな……
(誰かが走る音)
(声が離れる)
……む?何があった。
……チッ。騎士団にここが見つかったか。お前ら、さっさとずらかるぞ。この拠点は捨てる。
『黄金』は全て取り終えた。
——残念だが、ここでお別れだ、お客人。今から拘束を解いてお前を連れて行く余裕はないのでな。
だが最後に——
(がさりと紙の音)
(耳元で囁く)
——その口に隠した紙には、私への連絡先が入っている。
私に会いたくなったら、いつでもそこに来るといい。
耳かきの続きはその時までお預けだ。
(耳にふーっと息を吹きかける)
待っているぞ、お客人♪
クレジット
ライター情報
ファンタジー系ASMRが好き。
耳かきしながらずっと話してるタイプの作品が好きなので、文章長くなりがちです。
pixivにも同じ内容で投稿しています。
耳かきしながらずっと話してるタイプの作品が好きなので、文章長くなりがちです。
pixivにも同じ内容で投稿しています。
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