大学のミスコンに出場した彼女をねぎらい、褒めちぎる貴方だったが、褒めすぎて逆に彼女から手痛い反撃をくらい…？

はぁ〜…疲れたよ。なんでボクがこんなこと…


…あ、君。もぅ、今日は君のせいで凄く疲れたよ。なんでボクがミスコンに出なきゃいけないのさ。


う…か、可愛くないし…君はボクを贔屓目で見過ぎなんだよ…ホントのボクは、こんなに根暗だし…


でしょ？だからおかしいんだって…ボクがこういうおっきなステージで優勝するなんてさ…これ、やり直した方がいいんじゃない？


むぅ…君はすぐそういうこと言う…他の女の子にも普通に言ってそうだよね。口が軽いっていうかさ…


…ッ！も、もういいよ…！別に褒めろとは言ってないし…！恥ずかしいから…！


(ハグされる)


…ッ、く、口が減らない男だね、君は…ボクを虐めてそんなに楽しい？大体、彼女をミスコンに無理やり出場させるなんて、彼氏としてどうかと思うよ？


そ、そう…気持ちは嬉しいけど、でもボクは君だけに…


(キスされる)


…！あの、さ…普段はボクがおねだりしないとしてこないくせに、こういうときだけ不意打ちでしてくるのやめてくれないかな…⁉︎ 心臓がもたないから…！


だ、だって…！ボクは普段からもっとシて欲しいし…！口だけはよく回るくせに、身持ちは意外と堅いっていうか…！ボクだって、ホントはもっと君とえ、え、えっちしたいよ…！


はぁ、はぁ…あ、あんまり恥ずかしいこと、言わせないで…これでもいっぱいいっぱいなんだから…


バカ…ずるいよ。ボクだけ恥ずかしい思いして、バカみたいだ…


…え？あ、えと、そう、なの…？君も、同じ…？


えへ、へへへ…そうなんだ。ミスコンの時のボクが可愛くて、ね…ふふふ♪


うん…嬉しいよ。ちゃんとボクのことを見て、綺麗だって思ってくれて…


じゃあ今度はボクの番だね…君はお調子者だけど、いつもボクのことを考えて行動してくれる。今日だって、ネガティブなボクの肯定感を少しでも上げようとして、ミスコンへの出場を勧めてくれたんでしょ？優勝するとまでは思わなかったけど…


それから…君はいつでもカッコいい。気配りもできるし、ボクが助けて欲しいときはいつだって助けてくれた。夏に二人で海に行ったときは、ボクをナンパ男から秒で助けてくれたし…君は正真正銘、ボクだけの王子様だよ。


勿論、顔だってカッコいい。たまにボク以外の女の子と話してるときは、その子が女の顔になるくらいには…ね？


ふふふ…さぁ、どうかな？ちょっとくらい、ヤキモチ妬いてるのかもしれないね？


まだまだあるよ。このあいだなんか、ボクが女友達と話してる時に空気を読めないようなこと言っちゃった時なんかは、さり気なくフォローしてくれて…


…え？もういい？でも、ボクはまだ語り足りないし…


ふふっ、いいよ。わかった。そこまで言うなら勘弁してあげる。


じゃあこれ。君の手でボクに渡してくれる？


そ、優勝トロフィー。君の手から直接受け取りたい。ダメ、かな…？


(彼の手からトロフィーを受け取る)


ん……ありがとう。優勝できたのも全部君のおかげだよ。君がそばにいてくれたから、ステージでも堂々としていられた。勿論、君の中の優勝はボクだけ、だよね？


(キスされる)


んっ…ボクも好きだよ。帰ったら優勝のご褒美、もっとちょうだい…ね？

・台本（ゆるボイ！）
【甘々】内気なボクっ娘彼女の逆転わからせ
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・台本制作者
松平蒼太郎