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【誘惑】狡猾で知略に長けた九尾の狐は、将軍様にご執心
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • インモラル
  • ファンタジー
  • 戦国時代
  • 女軍師
  • 九尾の狐
  • 駆け引き
  • 誘惑
  • 和風
公開日2024年03月14日 06:41 更新日2024年03月14日 06:41
文字数
1827文字(約 6分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女軍師(九尾の狐)
視聴者役柄
将軍
場所
某所
あらすじ
天下人を目指す君主の元で将軍職を務める男は、同僚の女軍師を危険視していた。彼女の正体は九尾の狐であり、更には、自身を性的に付け狙う狡猾な女であったからだ…
本編
あら…将軍様。祝勝会の席にいないと思ったら…将軍様も夜風に当たりに?


そうですか…ふふ、ではわたくしもご一緒に…


あら、つれないですね。そのように邪険にしなくても、よろしいですのに…わたくし、将軍様のことは憎からず思っておりますのよ?


ふぅん…女狐、ですか…まぁ、間違ってはいませんが。わたくし、妖狐ですので。しかも、尾が九つもある妖狐です。


えぇ。わたくしの正体を知っているのは、将軍様ただ一人…将軍様だけが、わたくしを真に理解しておられるのです。わたくしが軍師として御館様に登用された際も、真っ先に疑ってかかったのも、将軍様ですしね。


あはは…それ、懐かしいですね。わたくしが入浴している風呂場に突入して、わたくしのケモ耳と尻尾をバッチリ目撃して…あぁ、ついでにわたくしのおっぱいも…


うふふ♪ そうだったかしら?わたくし、将軍様を謀った覚えはありませんよ?ただ、男湯と女湯の位置を妖術で入れ替えただけで。


えぇ、わざとですよ?わたくし、将軍様のことは一目置いておりましたので。将軍様とは個人的に仲良くなりたいなぁって、ずぅっと前から思ってたんですよ?


どうしても何も…わたくしの正体を知れば、将軍様は必ずや、わたくしを亡き者にしようとするでしょう。しかし、将軍様はわたくしを殺せません。そして周りに言いふらすこともできません。なぜなら、わたくしがいなくなれば、御館様は天下を取れませんから。


…将軍様とて分かっておいででしょう?我が軍の戦略を一手に担っているのは、軍師であるこのわたくし。わたくしがいなくなれば、戦略を立てる者がいなくなりますので…天下取りが目前の御館様にとっては大打撃でしょうね?


ふふふ…えぇ、その通りです。わたくしが正体を敢えてバラしたのは、将軍様との個人的な繋がりを作るため。こういう秘密の共有の仕方も、悪くないでしょう?


…!へぇ、そうですか…いつか、わたくしの息の根を止めると。それは勇ましい。流石は将軍様、わたくしの見込んだ殿方です。


あら?言ってませんでした?どうしてわたくしが将軍様に執着するのか…


実は…わたくし昔、将軍様に助けられたんですよ?あれはまだわたくしが子狐だった頃…


…てへっ。バレました?たしかに子狐の頃は、将軍様に会ったことはありませんが…わたくしたち、会ったこと自体はあるんですよ?


ふふふ…本当に思い出せませんか?ほら、この姿の女に見覚えはありません?ドロン♪


(変化の術を使う)


はい、そうですよ?まだまだ未熟な狐だった頃に、盗賊から助けていただいたあの時の女です。お久しぶり、ですね?


あはは…将軍様のそのようなお顔は初めて見ました。まぁ、それも仕方ありません。その場で一目惚れした女が、ご自身の嫌う女狐風情だったんですから…


(変化の術を解除し、男に擦り寄る)


ねぇ、将軍様…?わたくし、貴方の勇敢なお姿に惚れました…盗賊連中すらどうにもできなかった弱い頃のわたくしを、その身を賭けて助けてくれましたから…どうかわたくしをもう一度抱いていただけませんこと?


よいではありませんか…将軍様にとっても、わたくしの存在は必要不可欠。御館様の天下取りのためにも、わたくしとこのまま秘密を共有致しましょう?


…ふ〜ん?いつかはわたくしを討つと?そんなこと、本当にできるのかしらね?


いくら勇猛果敢な将軍様といえど、所詮はただの人間…知恵も力も、全てにおいてわたくしの方が上。しかも将軍様以外、誰もわたくしを妖狐だとは思っていない…そんな孤立無援の状況でどのようにわたくしを討つおつもりで?


ふふふ…無駄なことは考えない方が賢明ですよ?ご自身の命と立場が惜しかったら、ね?


それに…将軍様はもうすでに、わたくしと一線を超えてしまいましたものね?わたくしからの誘惑に抗えず…そう、あれは初めて将軍様がわたくしの裸を見たあの日に…


ね…もしよろしければ、今宵もわたくしの部屋においでください…将軍様のこと、気持ち良くして差し上げますよ?といっても、将軍様に断ることなど、できるはずがありませんが。


…気持ちよかったですものね?わたくしと肉欲に溺れた、あの夜は…もう身体面でもわたくしに依存してしまっている将軍様に勝ち目など万に一つ、ございませんのよ?


…さ、そろそろ祝いの席に戻りましょう。二人して長く席を外していると、周りの者に何かしら疑われるかもしれませんから。


えぇ…お待ちしておりますよ?宴会が終わった後、誰にもバレぬよう、わたくしの部屋へお越しください。もし、人目があって来れぬというのであれば、その時はわたくしが直々に迎えに参りますから…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【誘惑】狡猾で知略に長けた九尾の狐は、将軍様にご執心
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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