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天使と悪魔の悲恋
written by 弐橋 葉
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  • ファンタジー
  • 天使
公開日2025年01月06日 12:37 更新日2025年01月06日 12:37
文字数
891文字(約 2分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
天使
視聴者役柄
悪魔
場所
指定なし
あらすじ
天使と悪魔はそれぞれの思想が対立し、戦争状態に陥っていた。
そんな中、ひょんなことから愛し合うようになった天使と悪魔のふたり。
今日も不穏な一日を終えて、夜の逢瀬で無事と愛を確かめ合う――。

男女どちらでもいけるようにしたつもりです。
口調や一人称の改変はご自由にどうぞ。
本編
あっ……!

良かった、今日はあなたに会えないのかもしれないと……胸が張り裂けそうでした。

天使軍と悪魔軍の戦争が続く限り、わたし達に平和な日は訪れない……。

今日も戦場に出たあなたが無事であるかどうか確かめるすべが無いなんて、悔しくて、苦しくて……。

……ごめんなさい、こんなこと言われても困りますよね。

とにかく、今夜は会えてよかった……。

どれだけ禁忌と言われても、あなたを想うこの気持ちに嘘をつくことは出来ません。

あなたを愛することと嘘をつくこと、一体どちらが神に背くことになるのでしょうね……。



……っ、その、腕の傷は……!

怪我をしたんですね? 今、すぐに治します、から……。

……あ……。

わたしが治してしまったら、天使の力の痕跡が残ってバレてしまう……。

……そう、そうですよね。ごめんなさい……。

どうしてあなたに出来ることが何もないのか……本当に、悔しいです……。

あなたを想えば想うほど、戦場に行って欲しくないと思ってしまう。

怪我をするあなたも、誰かに刃を向けるあなたのことも、考えたくない……。

どうして、わたしとあなたのように理解し合える天使と悪魔がいるのに、皆もそうはなれないのでしょうか?


……もちろん、天使と悪魔の間に長い因縁があることは理解しています。

でもそれだって随分古い話でしょう?

結局、昔からそうだからという理由だけでいがみ合っているとしか思えないんです。

わたしたちの事を皆に公表して、革命を起こせたらいいのにと何度願ったことか……。

……けれど、そんなことをしたら待っているのは処刑、なんでしょうね……。


……あなたとふたりなら、わたしは処刑されるのも怖くはありません。

あなたと共にゆけるのなら、どんな地獄だって耐えられます。

ただ、わたし達を失敗の前例にしたくはないんです。

もしかしたら、将来、いや、今だって愛し合っている天使と悪魔は他にもいるかもしれない。

わたし達だけの都合で動いては、同じ想いを抱いた彼らの未来を閉ざすことにもなりかねない……。

それが嫌なんです。


……ああ、夜明けの鐘が鳴る……。

日が昇る前にお別れしましょう。

どうか、どうかご無事で……。

愛しています。

あなたの無事を心から祈っています。

わたしに出来ることはこんなささやかなことしかないけれど……。

それでも、愛しています。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
天使と悪魔の悲恋
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
弐橋 葉
ライター情報
イラストレーター、ボイスコとして活動中です。
文章を書くのも好きなので合間合間に台本も投稿していきたいと思います。
pixivにも台本をマルチしていますがこちらのほうが早いです。

何か琴線に触れたものがあればお気軽に演じてくださいませ。
使用報告も不要、口調や固有名詞の改変についても良識の範囲でいくらでもどうぞ。
楽しく使って頂くためでしたら如何様にもしてください。
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