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桜の香りに包まれて
written by ぺいちゃん
  • 寝起き
  • 甘々
  • 恋人同士
  • 切ない
公開日2021年07月09日 08:54 更新日2021年07月09日 08:54
文字数
2609文字(約 8分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女を忘れられない彼氏
視聴者役柄
遠くに行ってしまっていた彼女
場所
自宅
あらすじ
朝起きると、遠くにいた彼女が目の前にいた。久しぶりのふたりの時間を楽しんでいたが、、、。

※彼女は実はもう亡くなっていたという話です。
※アドリブ、アレンジ可
本編
※寝ているところを揺さぶられて起こされる
(寝息)んー、、、、なに、、、
(欠伸)ん、、あと10分、、、、(寝息)
んーー、、、わかった、、、(欠伸)
起きるって、、、、

※飛び起きる
って、え?は?!

なんでお前がいるの?
、、、、、え?え?
来ちゃったって、、、
そりゃ驚くよ。
まだ心臓バクバクしてる。
いや、笑い事じゃないんだって。

※ベッドにバタンと倒れて
はあーびっくりした。
ん?起きるよ。
ていうか、お前のせいで目覚めたから二度寝しようと思ってもできない。
でもとりあえず、ほら。おいで?
(抱きしめながら)ぎゅーっ。
あーお前の匂い久しぶり。
お前の好きな、桜の香り。
(スンスン匂いを嗅ぐ)
うん、落ち着く。
ずっと会いたかった。
お前が会いに来てくれて嬉しい。ふふ。

、、、ねえ、こっち向いて?
(軽いキス)

はは、なんか久しぶりで照れるな。
お前も顔真っ赤。可愛い。
はは、なんだよ慌てて。
うん?朝ごはん?
あーさっきからなんかいい匂いがしてると思ったんだよ。
え、なに。お前が作ってくれたの?やった。
俺、お前の手料理好きなんだよなあ。
じゃあ準備したら行くわ。

※リビングへ
わーすっごい。
ほんとに朝ごはん準備してある。
1人だとパンとかで済ましちゃうから、和食なんていつぶりだろ。
いただきまーす。

(もぐもぐしながら)
んーこれ!この味噌汁懐かしい味する。
こっちも美味しい〜。
てゆうか、全部美味しい。
幸せだー。
お前のこの優しい味付け。
自分でやっても、なぜかこうはならないんだよな。

ごちそうさまでした。
あー美味しかった。
ちょっと食べすぎたな、お腹いっぱい。
あー、洗い物は俺やるからいいよ。置いといて。
ねえ、この後どうする?
どこか行きたいとことかやりたい事とかある?
そっか、じゃあそうしよ。

※1日過ごして夜になる。ベッドルームにて

あーもうこんな時間か。
久々にこんなゆっくり過ごしたかも。
そろそろ寝よっか。

(布団に入る。横をポンポン叩きながら)
おいで?

ねえ、なんでそんな離れてるの。
もっとくっついてよ。
まだ。もっと。
あーもう。えいっ。
(抱き込んで布団の中に潜る。)
捕まえた。
(キス)
ふふ、照れてんの?可愛い。
あーこら、布団から出ようとしないの。
もう1回。
(深いキス)
こうやって布団の中に2人で潜るのよくない?
2人だけの世界って感じで。
近い?だからいいんじゃん。
ドキドキするでしょ?
せっかく一緒にいられるんだから、くっついてたい。

(スンスン匂いを嗅ぐ)
ふふ、俺と同じ匂いする。
(耳元や首筋に軽くキスしながら)
いつもの桜の香りもいいけど、同じ匂いってなんかえっちでいいよな。
俺のものになったって感じがする。

※軽く叩かれる
いてっ。なんだよー正直に感想を言っただけじゃん。

(布団から顔を出して)
あーあ、まだ何もしてないのに。
もうちょっと布団の中でいちゃいちゃしてたかったんだけど。
余計なこと言わなくていい?
だって言わなきゃ伝わらないでしょ。
可愛いって思ったら可愛いって言うし、好きだなーと思ったら好きだって言うし。
後で伝えとけばよかったって、後悔したくないもん。

後悔?いっぱいしてるよ。
もっと好きって言ったらよかったとか、甘やかしてあげたらよかったとか、たくさんキスしておけばよかったとか。
お前がいなくなる前に伝えとけばよかったなって。
一緒にやっておけばよかったなって。
挙げたらキリがないくらい後悔してることばっかり。

はは、謝らないでよ。
お前が悪いわけじゃない。
誰も悪くない。
分かってるけどさ、やっぱり色々考えちゃうよね。
あの時俺がもっとちゃんとしてればーって。

ああ待って、ごめん、今のナシ。
そんな顔しないで。
お前に悲しい顔させたいわけじゃないんだけど。
あー俺、かっこわる。
ねえ、もう1回ぎゅーさせて。

(以下抱きしめたまま)
※心音SE
(しばらく無言で抱きしめている)
ねえ、俺、お前のこと好きだよ。
昔も今も、変わらず好き。
お前がどこにいたって、ずっと好き。
言い過ぎ?ふふ、言い過ぎくらいでいいの。
むしろまだ言い足りないくらい。
(抱きしめ終わり)

あれ、顔にやけてるけど?
こっち向いてその顔見せて。
えーにやけてない?
あーほら、恥ずかしいからって叩こうとしないの。
はいはい。わかりましたよ。

、、、もう、12時になるな。
そろそろ寝るか。
っねえ、明日は何する?
買い物に行く?映画見に行く?
DVD借りてきて家でゆっくするのもいいよな。

なんでそんな困った顔してるの?
あ、そっか。久しぶりにこっちに来たし、友達とか両親にも会いに行きたいよな?
俺ばっかり独り占めするのはだめか。
じゃあ、明日じゃなくても、明後日とか。
お前とやりたいこといっぱいありすぎて迷うなあ。
お前は何が、、、、
ねえ、泣いてるの?
首を横に振って、俯いて。

分かってるでしょ?って、、、
分かってる、分かってるけどもう少しくらい、、、!
やっぱり、無理なの?もう終わり?

(抱きしめる)
いやだ。せっかくお前が帰ってきたのに。
こうしてまた抱きしめられてるのに。
無理ならせめて、俺も一緒に連れて行って?
お前のそばにいさせて?
頼むよ、また置いていかないで。



ごめん、また悲しい顔させてるな俺。
せっかくお前が来てくれたのに、困らせて悲しませてばっかりだな。
ああ、そんなに泣くなって。
(涙にキス)

、、、わかってるよ。
お前がなんで今日来てくれたのか。
俺が前を向けるように、いつまで悲しんでるんだって励ましてくれるために来てくれたんだよな。
分かってるけど、それでもやっぱりお前が好きだから。
傍に居たいんだよ。
ワガママだよな。

見えなくても、傍に居る、、、?
(小さく笑って)
そっか、お前はいつでも近くで見守ってくれてるんだな。
って、お前、、、、、
そうか、もう時間か。
最後まで悲しい顔させてごめん。
お前に心配かけないようにしないとな。
ねえ、笑って?
こんな顔させた俺が言えることじゃないけど、最後に見る顔は笑顔がいい。

うん、その顔が一番可愛い。
(キス)


※アラーム音
ん、、、、朝、、、?
(息を吸い込み)桜の匂い、、、
※バサッと飛び起き、キョロキョロする
(息を吐き布団に倒れ込む)
、、、やっぱり夢、、、か。
あれから今日で1年半、、、あっという間だな。
ん、、?桜の花びら、、、?
※身体を起こし、拾い上げて
窓閉めて寝たよな?、、、うん、閉めた。
どこから、、、、?

(少し笑って)
ああ、そっか。
ほんとに来てたんだ。
おかえり。
(花びらに軽くキス)
(少し笑って)
ふう。今日は休みだし、もう少し一緒に寝るか。
起きたら、久しぶりに墓参りにいこうかな。
今度は、俺が会いに行くから。
、、、おやすみ。(花びらに軽くキス)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
桜の香りに包まれて
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ぺいちゃん
ライター情報
はじめまして。ページを開いていただきありがとうございます。
主に女性向け全年齢作品を書いており、pixivの方ではR18、BLも書いています。
<Twitter> https://twitter.com/peipeipeichaaan?s=21
<pixiv> https://www.pixiv.net/users/19755542
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