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カッコいい上司がお洒落なお店で悩みを聞いてくれました
written by こん
  • 先輩
  • 年上
  • 飲み会
公開日2021年07月25日 00:21 更新日2021年07月25日 00:21
文字数
1952文字(約 6分31秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
上司
視聴者役柄
部下
場所
BAR
あらすじ
最近仕事がうまくいかないことに気づいた上司は、お酒を飲みながら相談にのってくれました
本編
おい君、大丈夫か?

大丈夫ですって…はぁ、そんな風に見えないから声をかけたんだが……

何か話せないことでもあるのか?

そうではないなら、話してくれないかな

これでも私は君の上司だ
君の悩みを解決する手助けをするのも仕事のうちだからな

(うつむいてしまう)

……そうだな、それではもう定時だし、今日は帰ろうか

君、お酒は?

そうか…それなら私の行きつけの店に行こうか

私から聞いといてなんだが、仕事場で仕事の愚痴なんてしづらいだろ?
だから、これから呑みに行こうか

そこで君の話をゆっくり聞きたいんだ

それでいいかな?

あぁ、それじゃあ行こうか

(お店に到着する)

さて、ここは私が良く来るお店だ
さぁ入ろうか

(カランカラン)

2人だ、あぁカウンターで構わないよ

(席に座る)

よしっ

ん?なぜそんなに緊張しているんだ?

高級そうだから?だそうだ、マスター良かったな

ここは誰かの連れでないと入れないんだが、価格帯はそこらのバーと同じ、むしろ手軽なものもあるからな

だからそんな気にする必要はない
むしろ静かな居酒屋だと私は思っているくらいさ

それは失礼だったか(笑)

さて…何にしようか

私はいつもので頼む

君は…ほう、以外と通な呑み方をするんだな

お酒好きなのか?そうだったのか

私も好きなんだが、銘柄とかは詳しくなくてな……
君と呑むと良い勉強になりそうだよ

あぁ、きたきた

それじゃまずは乾杯しようか

乾杯

ふぅ、今日もお疲れさま

ん?普段どれくらい呑むのか
そうだな、まぁこの店を一人で支えるくらいとだけは言っておこうか(笑)

君はどうなんだ?
同期と呑みに行ったりしないのか?

一人で吞む方が好きなのか

なるほど…さては君、学生時代クラスTシャツを嫌々買っていたタイプだな
当たりか(笑)

どうしてって、私もだからだよ

あぁ。この時期だったら、みんなでビアってのも良いが、やはり私はこういった方が好きかな

(笑)

さてと、それじゃ本題に入ろうか

伝える努力はしなくて良いさ
君が思ったことを、独り言のように呟いてくれるだけでも良い

うん、うん…仕事を頑張りたいけど、周りとの温度差がある気がする、
仕事のやる気もなくなってきている……なるほど

それで先輩に怒られたのか?
なんて言われたか聞いても良いか?

人を頼ろうとしない、協調性がない、他の同期が後輩だったら良かったって⁉

そうだったのか……
はぁ、気づけなくて本当にすまない

新しく入ってきた子の中で、君は特に頑張っているし,疲れた様子を見せない子だったから
一番気を付けて見ていたつもりだったんだけどな、反省しないとな

確かに、「困ったら誰かに頼れ」とはみんなに言っているが、君は優しいから、相手が忙しいと相談しないかったり、そもそも自力で解決しようと頑張ったりするからな

他の同期と比較すると、連携が取れていないと判断されてしまっているのだろう

しかし、私よりも君を近くで見てる君の先輩も大概だな、
そんなことも気づけないなんて、そんな先輩に何を頼れというんだ、それにこの子の成長が見れるなんて最高なのに、他の同期が良いなんて(ブツブツ)

あぁ、すまない!話が脱線してしまったな

そうだ、折角だから次の企画を君にお願いしてみようかな
もちろん、私が君を全力でサポートをするよ

あぁもちろん、君がやってみたいと思ってくれたらだが……

迷惑?私はそんなこと思わないさ
君の助けになれることはとても嬉しい

それに、企画を考えてもらうのは責任が重いかもしれないが、君は列を乱さないように働くより、率先して先頭に立つ方が向いているような気がするんだ

もちろん、ただ何となく決めたわけじゃなく、君の今までの実績を評価し、信頼しているからお願いしているんだ

どうだろうか?

受けてくれるか、ありがとう
やはり君はうちにとって必要な人間だな

謙遜は必要ないさ
事実、君が働き始めてから、君の同期だけじゃなく他の社員も君に負けじと頑張っているんだからな

もちろん、私もだ
君が尊敬してくれるような上司になれるよう、意外に頑張っているんだぞ

(笑)

そうだな、もう一杯呑もうか

君は私が今吞んだものと同じものにするのか?

面白い決め方だな、それなら私は君に選んでもらおうとしよう

……ロブロイ?知らないカクテルだな

マスター出来るか?

あぁ、では頼む

カクテル言葉?
私がそんな小洒落たことを知っている女だと思っているのか(笑)

だが、君のチョイスだからな
調べてみるか――

ん?調べなくて良いのか?

そうか、それでは頂くとしよう

(ゴクッ)

ふぅ、君の気持が伝わる味だな、なんて少し臭い台詞だな

ん?どうした?急に顔を赤らめて?飲み過ぎか?

それにマスターもニヤニヤして、なんなんだ?



(退店)

今日はどうだったかな

楽しんでくれたなら、なによりだ
君が気に入ったのなら、また一人で来るといい

私と来たいのか?
あぁ、そうだな

私もまた君と来たいと思ったよ

君がまた仕事で躓いたときも、頑張った時も、
ここに来て時間を共有しようか
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
カッコいい上司がお洒落なお店で悩みを聞いてくれました
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
こん
ライター情報
はじめまして。pixivに台本を上げておりましたが、こちらにも上げてみようと始めました。
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