- 甘々
- 年上
- 勘違い
- 喧嘩
- 浮気
- 婚約者
公開日2021年09月07日 18:52
更新日2021年09月07日 18:52
文字数
2127文字(約 7分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
プロポーズされたばかりなのに浮気を疑う彼女。浮気している疑惑をかけられた彼とのひと悶着。
彼女が疑った理由は実は勘違いからはじまっていて?
ちょっとヤンデレ入ってます系な彼女とロマンチストなところがある彼。そんなカップルのお話です。
彼女が疑った理由は実は勘違いからはじまっていて?
ちょっとヤンデレ入ってます系な彼女とロマンチストなところがある彼。そんなカップルのお話です。
本編
(帰ってきたばかりの彼女に声をかける彼)
お疲れ~遅かったな?
俺?ん~先に飲んでたから。あんま気にすんなって。
お前もビールも飲むか?ほかのがいい?
わかった。たっかいビールな。
(ビールを開ける音)
あらためて、お疲れ。
(一気にビールをあおる彼女)
(心配そうに)お前、そんなにハイペースで飲んで大丈夫か?
つまみとか色々……
飲みたい気分ならいいけど……
飲み過ぎんなよ?
やっぱりなんかあっただろ。
暗い顔してる。
仕事?
(小声でなにか言う彼女)
ん?聞こえないんだけど。何?
(「浮気した?」)
はぁ?俺が浮気?なんで?
こないだプロポーズしたばっかりなのに?
どうしたら、そうなるんだって。
(ここから彼を淡々と責めはじめる)
だから……
そうじゃないって。ちゃんと話すから。
ちょっと落ち着いて、俺の話も聞けって。
な?
お前の思ってるようなことじゃ絶対ないって……
その通話相手だって、お前の思ってるのと違うから。
家庭教師してた頃の教え子だって。
だから…
うん。それはお前が……
そうじゃないって言ってるだろ。
(しばらく相づちを打っていたがしびれを切らした彼)
(怒気を含んで)いい加減にしろ!俺の話も聞け!
(彼女に激しく食いかかるように)
だから聞けって言ってんだろうが!
お前の言いたいことだけワーワー言って。
それは全部お前の推測だろ!
違うのかよ!?
違わないよな?
今回だってそうだろ!
俺が何してたかって全部推測。
本当のことかどうかも確認してない。
全部お前の思い込みじゃん。
お前はいつもいつも…こうやって……
俺の気持ちとか、ちょっとは考えたことあんのかよ!
それは!
お前が俺の話を聞く前に、怒りだしたからだろ!
説明ぐらい聞いてから、怒れよ!
(「わかった。言ってみなさいよ!」)
わかった…って、えっ?
(「説明を聞いてあげるから、説明して」)
(いきなり語気がダウンして)それは……
違うって。言えないわけじゃない。
けど……
(投げやりな感じで)
クソッ。
あぁ、もういい。
ぜんぶ台無し。
(ごそごそと部屋をあさりながら)
手ぇ出せ。手。
なんだよ?目ぇ閉じろ。
お前が疑ってるもんの答えをやるから。
(素直に目を閉じた彼女)
素直で良いコだよなぁ。
さっきの誰かさんとは大違いだ。
わかった。わかったって。
ちゃんとやる。
もうちょっと「マテ」な?
「マテ」だぞ?
(深く息を吐き出して、自分を落ち着かせる彼)
…ふぅ…
(何かをポケットに隠し、アメを持って戻ってくる)
(彼女の手の上にアメをのせる)
ヨシ。
(手の上のアメを見て、キョトンとしている彼女)
何?って。お前の好きなアメ?
それでも舐めてちょっとは落ち着け。
ほら、口に入れてやるから。
あーんして?
いいから。口を開けろって。あーん。
(素直に彼からアメを貰いなめはじめる彼女)
おいしいだろ。今日は苺味。
(「なんでアメ?」)
それ?お前とアメはセットだろ?
お前が怒ったり、泣いたりした時には、アメが一番。
(彼女の頭をクシャクシャと撫でて)出逢った頃から変わんないもんな。
それで機嫌は?ちゃんと直ったか?
「まだ」って、そりゃそうか。
(溜め息をついて)
じゃあ本題。
ちゃんと話すし、渡すから。
もう一回、手を出して。
そっちじゃない。左手。
(苦笑しつつ)ここまで言ってわかんないのが、お前だよなぁ……
手のひらじゃなくて、手の甲を上にして。
そう。そっち。
そのままな。
(ポケットから出した指輪を彼女の薬指にはめる)
(驚く彼女)
お前には、シンプルで華奢な指輪が似合うと思って、それにした。
(満足そうに)やっぱりその指輪にして正解だったな。
それで?サイズは?
よかった。
なんでって……
プロポーズはしたけど、何も形に残るものをあげられてなかったから。
驚かせたくてさ。
そう。エンゲージリングってヤツ。
(彼女の頭をクシャクシャと撫でて)給料の~とかいうほど、高くはないけどな。
(溜め息をつく彼)
それでだ。
お前の問題は、「この指輪を誰と買いに行ったか?」だろ。
「うん」じゃくて…ったく、勝手に俺のスマホをチェックする癖どうにかしろよ。
やましい事はしてないから、いいんだけどさ。
女の名前の着信履歴があって、メッセージのやりとりもしてる痕跡があったから。
それであってるよな?
(「だって不審に思うでしょ」)
はぁ…まぁ、不審には思うかもな。
ってか、それが間違いの原因。
読むんなら、最初から最後まで読めよ。中途半端で思い込みはヤメロ。
それか俺に直接聞け。
わかったか?
それとさ。
これからずっと一緒に暮らすのに、お互いの勘違いで喧嘩するのはやめないか?
言いたいことはちゃんと相手に言う。な?
(彼女の頭をクシャクシャと撫でて)よしよし。
こうやって少しずつルールを作って行くのも悪くないかもな。
ただこういうのは勘弁して欲しいけど。
勘違いの理由?まだ知りたい?
名前が「しのぶ」だから勘違いしたんだろ。女っぽいし。
でも、それ男だから。
本当。ほら、こないだ会った背の高いヤツいただろ。
お前がイケメン~とか言ってたアイツ。
二つ目。買ったってより作ったから。それ。
アイツがそういうのを作ってるって知ってたから、教えてくれって頼んだんだ。
嘘じゃないって。ちゃんと読めば書いてあることだろ。
なんなら今、見てもいいけど?
やっとお前を捕まえたのに離すようなことするかよ。バーカ。
お前って本当に俺の思いとは逆のコトするよな……
そんなトコも好きなんだけど。
(「結婚してくれますか?」)
もうその指輪やったんだから、答えはわかってんだろ。
答えは……(リップ音)
お疲れ~遅かったな?
俺?ん~先に飲んでたから。あんま気にすんなって。
お前もビールも飲むか?ほかのがいい?
わかった。たっかいビールな。
(ビールを開ける音)
あらためて、お疲れ。
(一気にビールをあおる彼女)
(心配そうに)お前、そんなにハイペースで飲んで大丈夫か?
つまみとか色々……
飲みたい気分ならいいけど……
飲み過ぎんなよ?
やっぱりなんかあっただろ。
暗い顔してる。
仕事?
(小声でなにか言う彼女)
ん?聞こえないんだけど。何?
(「浮気した?」)
はぁ?俺が浮気?なんで?
こないだプロポーズしたばっかりなのに?
どうしたら、そうなるんだって。
(ここから彼を淡々と責めはじめる)
だから……
そうじゃないって。ちゃんと話すから。
ちょっと落ち着いて、俺の話も聞けって。
な?
お前の思ってるようなことじゃ絶対ないって……
その通話相手だって、お前の思ってるのと違うから。
家庭教師してた頃の教え子だって。
だから…
うん。それはお前が……
そうじゃないって言ってるだろ。
(しばらく相づちを打っていたがしびれを切らした彼)
(怒気を含んで)いい加減にしろ!俺の話も聞け!
(彼女に激しく食いかかるように)
だから聞けって言ってんだろうが!
お前の言いたいことだけワーワー言って。
それは全部お前の推測だろ!
違うのかよ!?
違わないよな?
今回だってそうだろ!
俺が何してたかって全部推測。
本当のことかどうかも確認してない。
全部お前の思い込みじゃん。
お前はいつもいつも…こうやって……
俺の気持ちとか、ちょっとは考えたことあんのかよ!
それは!
お前が俺の話を聞く前に、怒りだしたからだろ!
説明ぐらい聞いてから、怒れよ!
(「わかった。言ってみなさいよ!」)
わかった…って、えっ?
(「説明を聞いてあげるから、説明して」)
(いきなり語気がダウンして)それは……
違うって。言えないわけじゃない。
けど……
(投げやりな感じで)
クソッ。
あぁ、もういい。
ぜんぶ台無し。
(ごそごそと部屋をあさりながら)
手ぇ出せ。手。
なんだよ?目ぇ閉じろ。
お前が疑ってるもんの答えをやるから。
(素直に目を閉じた彼女)
素直で良いコだよなぁ。
さっきの誰かさんとは大違いだ。
わかった。わかったって。
ちゃんとやる。
もうちょっと「マテ」な?
「マテ」だぞ?
(深く息を吐き出して、自分を落ち着かせる彼)
…ふぅ…
(何かをポケットに隠し、アメを持って戻ってくる)
(彼女の手の上にアメをのせる)
ヨシ。
(手の上のアメを見て、キョトンとしている彼女)
何?って。お前の好きなアメ?
それでも舐めてちょっとは落ち着け。
ほら、口に入れてやるから。
あーんして?
いいから。口を開けろって。あーん。
(素直に彼からアメを貰いなめはじめる彼女)
おいしいだろ。今日は苺味。
(「なんでアメ?」)
それ?お前とアメはセットだろ?
お前が怒ったり、泣いたりした時には、アメが一番。
(彼女の頭をクシャクシャと撫でて)出逢った頃から変わんないもんな。
それで機嫌は?ちゃんと直ったか?
「まだ」って、そりゃそうか。
(溜め息をついて)
じゃあ本題。
ちゃんと話すし、渡すから。
もう一回、手を出して。
そっちじゃない。左手。
(苦笑しつつ)ここまで言ってわかんないのが、お前だよなぁ……
手のひらじゃなくて、手の甲を上にして。
そう。そっち。
そのままな。
(ポケットから出した指輪を彼女の薬指にはめる)
(驚く彼女)
お前には、シンプルで華奢な指輪が似合うと思って、それにした。
(満足そうに)やっぱりその指輪にして正解だったな。
それで?サイズは?
よかった。
なんでって……
プロポーズはしたけど、何も形に残るものをあげられてなかったから。
驚かせたくてさ。
そう。エンゲージリングってヤツ。
(彼女の頭をクシャクシャと撫でて)給料の~とかいうほど、高くはないけどな。
(溜め息をつく彼)
それでだ。
お前の問題は、「この指輪を誰と買いに行ったか?」だろ。
「うん」じゃくて…ったく、勝手に俺のスマホをチェックする癖どうにかしろよ。
やましい事はしてないから、いいんだけどさ。
女の名前の着信履歴があって、メッセージのやりとりもしてる痕跡があったから。
それであってるよな?
(「だって不審に思うでしょ」)
はぁ…まぁ、不審には思うかもな。
ってか、それが間違いの原因。
読むんなら、最初から最後まで読めよ。中途半端で思い込みはヤメロ。
それか俺に直接聞け。
わかったか?
それとさ。
これからずっと一緒に暮らすのに、お互いの勘違いで喧嘩するのはやめないか?
言いたいことはちゃんと相手に言う。な?
(彼女の頭をクシャクシャと撫でて)よしよし。
こうやって少しずつルールを作って行くのも悪くないかもな。
ただこういうのは勘弁して欲しいけど。
勘違いの理由?まだ知りたい?
名前が「しのぶ」だから勘違いしたんだろ。女っぽいし。
でも、それ男だから。
本当。ほら、こないだ会った背の高いヤツいただろ。
お前がイケメン~とか言ってたアイツ。
二つ目。買ったってより作ったから。それ。
アイツがそういうのを作ってるって知ってたから、教えてくれって頼んだんだ。
嘘じゃないって。ちゃんと読めば書いてあることだろ。
なんなら今、見てもいいけど?
やっとお前を捕まえたのに離すようなことするかよ。バーカ。
お前って本当に俺の思いとは逆のコトするよな……
そんなトコも好きなんだけど。
(「結婚してくれますか?」)
もうその指輪やったんだから、答えはわかってんだろ。
答えは……(リップ音)
クレジット
ライター情報
ご覧いただきありがとうございます。
台本師の森 一華(もりいちか)と申します。
女性向けのシチュエーションボイス用台本を書いております。
ほのぼのとした癒やし系が得意分野です。
よろしくお願いいたします。
台本師の森 一華(もりいちか)と申します。
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