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公開日2021年12月04日 14:09
更新日2021年12月04日 14:09
文字数
2734文字(約 9分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
齢1000歳を超えるヴァンパイアロード
視聴者役柄
ヴァンパイアロードの唯一の眷属
場所
ヴァンパイアロードの居城
あらすじ
あなたは齢1000歳を超えるヴァンパイアロードが最近作った、しかし最初で最後のたったひとりの眷属です。
マスターである女ヴァンパイアロードのクーデレに翻弄されて精神的に疲弊してしまったあなたは、魔が差したのか、ヴァンパイアスレイヤーの女と関係を持ってしまいます。
それを知ったヴァンパイアロードは嫉妬の炎を燃え滾らせて……。
マスターである女ヴァンパイアロードのクーデレに翻弄されて精神的に疲弊してしまったあなたは、魔が差したのか、ヴァンパイアスレイヤーの女と関係を持ってしまいます。
それを知ったヴァンパイアロードは嫉妬の炎を燃え滾らせて……。
本編
なにかしら? 私忙しいのだけど?
私の貴重な時間を潰すほど価値のある、さぞかし重要な要件なんでしょうね?
……顔が見たかった? それだけ?
嘘でしょ? たったそれだけのことで、私の執務の手を止めさせたっていうの?
ねえ、いい? よく聞いて。
私はヴァンパイアロードなの。やらなくてはいけないことが毎夜山積みなの。
貴族だから夜(よ)がな一日惰眠を貪っていても許されるとでも?
あなたも、もう子供じゃないんだから、それくらいわかるでしょう?
あら、何をそんなにしょげかえっているのかしら?
まるで悪いのは私の方だと暗に責めてるみたいな態度じゃない。
はぁ? 私が全然逢ってくれないから寂しいですって?
あなた、私がほんの少し前に言ったことを聞いていなかったの?
わ・た・し・は・い・そ・が・し・い・の。
冷たい夜風にあたってくる?
どうぞどうぞ。いくらでも好きなだけあたってくるといいわ。
なんならこの先ず~っとあたったまま帰ってこなくてもいいわよ。
そうすれば私も仕事が捗って大助かりだわ。
(扉が閉まる大きな音)
ちょっと! 扉は静かに閉めなさい!
……意地悪し過ぎたかな?
珍しくひどく怒っていたけど。
(窓を開ける音)
あ~あ~、怒っていたと思ったら、今度は泣きベソかいてる。
ほんと子供なんだから。
可愛いなあ、もう。
あぁっ、ほらほら、そんな風に涙を拭きながら歩いていたら転ぶわよ。
って、言ってるそばから、もうっ。
あなたがそうやって小犬のように振舞うから。
その可愛さで胸を鷲掴みにされた気分になるのよ。
だからついついイジメたくなっちゃうのよね。
でもさすがに今日は冷たく接し過ぎた気もするから、帰ってきたら優しくしてあげなきゃ。
ふふふっ。全然逢えないから寂しかった、だなんて。
嬉しくて頭がクラクラして倒れるかと思ったわ。
そうだ。ご褒美に私の血を少し吸わせてあげてもいいかもね。
とはいえ、やっぱりまだまだ意地悪して、可愛らしい反応を味わいたい気持ちもあるしなあ。
……うん、よし決めた。
帰ってきてからも、またひとしきり揶揄って泣かせたあと、逆にご褒美としてたっぷり吸わせてあげましょう。
本当は嫌ってなんかいなくって、わざと意地悪してるんだって。
そこのところ、あの子もわかってるでしょう。
だから、きっとすぐに帰ってくると思うけど、それでも待ち遠しいな。
(遠くで聞こえる狼の遠吠え)
……おかしいわね。どこまで行ったのかしら? いくらなんでも遅すぎる。
まさかヴァンパイアスレイヤーに捕まったなんてことはないでしょうね。
いや、捕まっただけじゃなく、ころ……。
って、私ったら何を考えているの、縁起でもない。
(トンッ!と矢の刺さる音)
矢文(やぶみ)!?
今どきこんな古風でキザったらしい真似をしてくる奴なんて……。
まさか、あの嫌らしい女狐のヴァンパイアスレイヤー!?
(紙をガサガサと開く音)
『貴様のミストレスはいただいた』
いただいた……? いただいたって、どういう……?
まさか……まさか本当に……そんな。
(扉の音)
ああっ! 良かった!
今、あの女ヴァンパイアスレイヤーから矢文が届いたの。
あなたをいただいたなんて書いてあったから。
私はてっきりあなたがアイツの手にかかって殺されたとばかり思って。
良かった、本当に良かった。本当に心配したのよ。
……どうしてそんな強張った表情をしているの?
幻じゃないわよね? さあ、おいで。力いっぱい抱き締めさせて。
くっ!? あぁっ!!!(驚いた悲鳴)
なんなの、この匂いはっ!?
あの女に何をされたの? あの女といったい何をしたのっ!?
……寝た? あ、あの女と……寝た……ですって?
噓でしょ!? ねえ、嘘だと言ってよ!
嫌よ……。
嫌……嫌……嫌、嫌、嫌、いやああぁぁっっ!!!
あなたっ、自分が何をしたかわかってるのっ!?
よりによってヴァンパイアスレイヤーと寝るだなんて。
無理やり……そう、そうよ、無理やりヤラレたのよね?
そうでしょ? そうに違いないわ。
無理やりなんかじゃない? 優しくしてくれた?
あはは。そんなの嘘よ。あり得ない。
ヴァンパイアと仲睦まじく床を共にするスレイヤーなんて聞いたこともないわ。
本当は拷問を受けたんでしょ? 痛くされたのね? ひどいことをされたのね?
ひどいことをしたのは私?
え? な、何を言ってるの? 意味がわからない。
私がいつあなたにひどいことをしたっていうの?
私はいつだってあなたのことしか考えていないくらい、あなたを愛しているのに。
ひどいことなんてするわけがないじゃない。
痛かった? 何が? 何が何が何が???
私、あなたが痛がることなんて何もしてないわよ。
こ、こ、ろ……? 心って……何?
そんなもの、もう私のどこにも残っていない……。
遥か昔に失ったものをどうやってわかれっていうのよ。
ねえ、どうやってわかれっていうのよっ! 教えてよっ!
(少し間があって)
ね? お願い。怒ってないから。あの女と何があったにせよ、もう気にしてないわ。
だから私のそばにいて。
私に心がどんなものか、もう一度思い出させてよ。
行く? 行くってどこへ?
これからはヴァンパイアスレイヤーと一緒に暮らす!?
駄目よぉっ!!!
(轟く雷鳴の音)
絶対に行かせないわ。
やれるものなら、やってみなさいよ。
私の胎内ともいえるこの城から出られるとでも思ってるの?
私の眷属は私だけのモノよ。誰にも渡したりしない。
何があっても絶対に誰にも渡したりするものですか。
来なさい。地下牢に幽閉してやるわ。
身体の自由が利かなくなったでしょ? ふふっ、当たり前じゃない。
あなたは私の眷属なのよ。私がその気になれば自由にオモチャに出来るの。
今まで好きに振る舞わせていたのは、ひとえにあなたの反応が見たかったからよ。
私の言動に一喜一憂するあなたが愛しくてたまらなかったから……それなのに。
私の気持ちがこれっぽっちも伝わってなかっただなんて。
いいえ、それだけならまだしもよ。
意趣返しのつもりなのか何なのか知らないけど、ヴァンパイアスレイヤーの女に抱かれただなんて。
薄汚い女狐の姦計に易々と嵌まる痴れ者だったとはね。
もうあなたには自由なんて金輪際与えない。
大切に愛でてきたその身体を、今から牙で散々に蹂躙してやる。
ヴァンパイアの毒をたっぷり流し込んで、脳をドロッドロに溶かしてやるわ。
涎を垂らしながら私に平伏すだけの哀しくて愛しい木偶に作り替えてやるから覚悟しなさい。
他の女と交わろうなんて酔狂は二度と犯さなくなるわよ。
そうして毎晩毎晩私と熱く重なって、深く交わって、煮え滾る溶岩みたに溶け合いましょう。
ずっとずっとずっと、文字通り永遠に。
あなただけを愛して、とことんしゃぶり尽くしてやるわ。
あなたもヴァンパイアだから決して死ぬことはない。
ふたりして永劫の快楽の闇の中で、どこまでも溺れていくの。
さあ、私の身体に燃え盛る杭を突き立ててよ。
私の貴重な時間を潰すほど価値のある、さぞかし重要な要件なんでしょうね?
……顔が見たかった? それだけ?
嘘でしょ? たったそれだけのことで、私の執務の手を止めさせたっていうの?
ねえ、いい? よく聞いて。
私はヴァンパイアロードなの。やらなくてはいけないことが毎夜山積みなの。
貴族だから夜(よ)がな一日惰眠を貪っていても許されるとでも?
あなたも、もう子供じゃないんだから、それくらいわかるでしょう?
あら、何をそんなにしょげかえっているのかしら?
まるで悪いのは私の方だと暗に責めてるみたいな態度じゃない。
はぁ? 私が全然逢ってくれないから寂しいですって?
あなた、私がほんの少し前に言ったことを聞いていなかったの?
わ・た・し・は・い・そ・が・し・い・の。
冷たい夜風にあたってくる?
どうぞどうぞ。いくらでも好きなだけあたってくるといいわ。
なんならこの先ず~っとあたったまま帰ってこなくてもいいわよ。
そうすれば私も仕事が捗って大助かりだわ。
(扉が閉まる大きな音)
ちょっと! 扉は静かに閉めなさい!
……意地悪し過ぎたかな?
珍しくひどく怒っていたけど。
(窓を開ける音)
あ~あ~、怒っていたと思ったら、今度は泣きベソかいてる。
ほんと子供なんだから。
可愛いなあ、もう。
あぁっ、ほらほら、そんな風に涙を拭きながら歩いていたら転ぶわよ。
って、言ってるそばから、もうっ。
あなたがそうやって小犬のように振舞うから。
その可愛さで胸を鷲掴みにされた気分になるのよ。
だからついついイジメたくなっちゃうのよね。
でもさすがに今日は冷たく接し過ぎた気もするから、帰ってきたら優しくしてあげなきゃ。
ふふふっ。全然逢えないから寂しかった、だなんて。
嬉しくて頭がクラクラして倒れるかと思ったわ。
そうだ。ご褒美に私の血を少し吸わせてあげてもいいかもね。
とはいえ、やっぱりまだまだ意地悪して、可愛らしい反応を味わいたい気持ちもあるしなあ。
……うん、よし決めた。
帰ってきてからも、またひとしきり揶揄って泣かせたあと、逆にご褒美としてたっぷり吸わせてあげましょう。
本当は嫌ってなんかいなくって、わざと意地悪してるんだって。
そこのところ、あの子もわかってるでしょう。
だから、きっとすぐに帰ってくると思うけど、それでも待ち遠しいな。
(遠くで聞こえる狼の遠吠え)
……おかしいわね。どこまで行ったのかしら? いくらなんでも遅すぎる。
まさかヴァンパイアスレイヤーに捕まったなんてことはないでしょうね。
いや、捕まっただけじゃなく、ころ……。
って、私ったら何を考えているの、縁起でもない。
(トンッ!と矢の刺さる音)
矢文(やぶみ)!?
今どきこんな古風でキザったらしい真似をしてくる奴なんて……。
まさか、あの嫌らしい女狐のヴァンパイアスレイヤー!?
(紙をガサガサと開く音)
『貴様のミストレスはいただいた』
いただいた……? いただいたって、どういう……?
まさか……まさか本当に……そんな。
(扉の音)
ああっ! 良かった!
今、あの女ヴァンパイアスレイヤーから矢文が届いたの。
あなたをいただいたなんて書いてあったから。
私はてっきりあなたがアイツの手にかかって殺されたとばかり思って。
良かった、本当に良かった。本当に心配したのよ。
……どうしてそんな強張った表情をしているの?
幻じゃないわよね? さあ、おいで。力いっぱい抱き締めさせて。
くっ!? あぁっ!!!(驚いた悲鳴)
なんなの、この匂いはっ!?
あの女に何をされたの? あの女といったい何をしたのっ!?
……寝た? あ、あの女と……寝た……ですって?
噓でしょ!? ねえ、嘘だと言ってよ!
嫌よ……。
嫌……嫌……嫌、嫌、嫌、いやああぁぁっっ!!!
あなたっ、自分が何をしたかわかってるのっ!?
よりによってヴァンパイアスレイヤーと寝るだなんて。
無理やり……そう、そうよ、無理やりヤラレたのよね?
そうでしょ? そうに違いないわ。
無理やりなんかじゃない? 優しくしてくれた?
あはは。そんなの嘘よ。あり得ない。
ヴァンパイアと仲睦まじく床を共にするスレイヤーなんて聞いたこともないわ。
本当は拷問を受けたんでしょ? 痛くされたのね? ひどいことをされたのね?
ひどいことをしたのは私?
え? な、何を言ってるの? 意味がわからない。
私がいつあなたにひどいことをしたっていうの?
私はいつだってあなたのことしか考えていないくらい、あなたを愛しているのに。
ひどいことなんてするわけがないじゃない。
痛かった? 何が? 何が何が何が???
私、あなたが痛がることなんて何もしてないわよ。
こ、こ、ろ……? 心って……何?
そんなもの、もう私のどこにも残っていない……。
遥か昔に失ったものをどうやってわかれっていうのよ。
ねえ、どうやってわかれっていうのよっ! 教えてよっ!
(少し間があって)
ね? お願い。怒ってないから。あの女と何があったにせよ、もう気にしてないわ。
だから私のそばにいて。
私に心がどんなものか、もう一度思い出させてよ。
行く? 行くってどこへ?
これからはヴァンパイアスレイヤーと一緒に暮らす!?
駄目よぉっ!!!
(轟く雷鳴の音)
絶対に行かせないわ。
やれるものなら、やってみなさいよ。
私の胎内ともいえるこの城から出られるとでも思ってるの?
私の眷属は私だけのモノよ。誰にも渡したりしない。
何があっても絶対に誰にも渡したりするものですか。
来なさい。地下牢に幽閉してやるわ。
身体の自由が利かなくなったでしょ? ふふっ、当たり前じゃない。
あなたは私の眷属なのよ。私がその気になれば自由にオモチャに出来るの。
今まで好きに振る舞わせていたのは、ひとえにあなたの反応が見たかったからよ。
私の言動に一喜一憂するあなたが愛しくてたまらなかったから……それなのに。
私の気持ちがこれっぽっちも伝わってなかっただなんて。
いいえ、それだけならまだしもよ。
意趣返しのつもりなのか何なのか知らないけど、ヴァンパイアスレイヤーの女に抱かれただなんて。
薄汚い女狐の姦計に易々と嵌まる痴れ者だったとはね。
もうあなたには自由なんて金輪際与えない。
大切に愛でてきたその身体を、今から牙で散々に蹂躙してやる。
ヴァンパイアの毒をたっぷり流し込んで、脳をドロッドロに溶かしてやるわ。
涎を垂らしながら私に平伏すだけの哀しくて愛しい木偶に作り替えてやるから覚悟しなさい。
他の女と交わろうなんて酔狂は二度と犯さなくなるわよ。
そうして毎晩毎晩私と熱く重なって、深く交わって、煮え滾る溶岩みたに溶け合いましょう。
ずっとずっとずっと、文字通り永遠に。
あなただけを愛して、とことんしゃぶり尽くしてやるわ。
あなたもヴァンパイアだから決して死ぬことはない。
ふたりして永劫の快楽の闇の中で、どこまでも溺れていくの。
さあ、私の身体に燃え盛る杭を突き立ててよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クーデレヴァンパイアロードは、ヴァンパイアスレイヤーに逆NTRされた僕を見て嫉妬に狂い、ヤンデレを発動させる。
https://twitter.com/yuru_voi
・台本制作者
月野たけし
クーデレヴァンパイアロードは、ヴァンパイアスレイヤーに逆NTRされた僕を見て嫉妬に狂い、ヤンデレを発動させる。
https://twitter.com/yuru_voi
・台本制作者
月野たけし
ライター情報
主に男性向けシチュエーションボイスのフリー台本を書いています。
たまに小説も書きます。
ヴァンパイアとヤンデレが大好物。
たまに小説も書きます。
ヴァンパイアとヤンデレが大好物。
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