0
いかれヴァンパイアハンターの拘束洗脳耳かき
  • 耳かき
  • 色仕掛け
  • ファンタジー
  • メンヘラ
  • ヤンデレ
  • シスター
公開日2022年06月16日 04:18 更新日2022年06月16日 04:18
文字数
7121文字(約 23分45秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
あたまのおかしいヴァンパイアハンター
視聴者役柄
吸血鬼
場所
教会の屋根裏
あらすじ
真祖の吸血鬼たる「貴方様」は、気づいたら狂ったヴァンパイアハンター拘束されていた。
彼女が無敵のあなたを倒すために取った方法はまさかの『快楽による洗脳』だった。
けれど、そんな奇策が『貴方様』に通じるわけも無く、徐々に彼女は追い詰められていき……?
――
現状、耳かき台本でやりたいことを全部入れると
どの程度の分量になるのかを確認するために作った性癖の煮凝りです。
読んでもらう側のことは全ての一切考えず作りました。
pixiv( https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17175655 )からの転載です。
本編
大きくて丸ぅい月が綺麗ですね。
いと名高き、真祖たるブラムストーカーさん。

*SE:ベッドのギシ音。

見知らぬ天井の元で目覚めるご機嫌は、いかがですか?
そのベット、安物だから寝心地が悪いでしょう?
ごめんなさい、時と場合を選ぶ余裕が私にはありませんでしたの。

あら――貴方様とあろうお方が、随分と狼狽されている様子ですね。
今自分が置かれている状況が理解できませんか?
怖いですか、苦しいですか
それとも、ただ、今は家に帰りたいですか?

もちろん、そんなこと、絶対に許しませんわ。
私、ヴァンパイアハンターが
貴方様の罪なき罪を、その魂ごと砕くまで
この檻から逃がすようなことは、しないのだから……

うふふ、ですから。
もし逃げようなんて思っても無駄です。
ええ、絶対に出来ません。

貴方様の手足に結んである。
多重聖別を施した、銀十字で編んだ鎖は。
貴方様が、幾等高名であろうとも人外、イモータルである限り
如何なる背徳的な外法を用いても逃れるなんて出来ませんわ……

貴方様が、如何なる教義の元で世を渡ってきたとしても
諦めて、私の支配を受け入れるしかありませんの
悔しいですか――理不尽ですか?
こうまで徹底的に制圧される意味が分かりませんか?

うふふ…………どうも、すみません。
今、あまりにも、貴方様の表情が愛おしくて
見つめずには、いられませんでした

檻の中に閉じ込められた小鳥が見せる
困惑と一滴の絶望が混じったその表情……
正直、たまりませんわ

その上、貴方様こそは、夜闇の真の主……
至高なる悪、形を得た絶望
永遠にして唯一のナイトルーラー。
絶対なる孤高の君。

私、幼い頃に貴方様の噂を聞いたときから
貴方様を思わない日は、ありませんでしたの

私、孤高の王であるはずの貴方様を
惨めに翼の千切れた籠の鳥にしたいと
ずっと――そうずっと思っていたんです……

ああ、どうか、この至らぬ小娘の悪戯
尊大な御心で、許してはくださいませんか?
奴隷が如く四肢を縛った無様な姿で
只管に尊厳を陵辱させて頂けませんか?

まぁ、万が一にも貴方様がお許しにならなくても
きっと主は、お許しになるに違い有りません
だって、私、敬虔なるヴァンパイアハンターですものね……

うふふ……そんな狂ったものを見るような視線を。
本物の怪物である貴方様に向けられるなんて心外ですわ

心配などなさらずとも――
私がすぐに、貴方様の心を折って
私の大嫌いな籠の鳥にして差し上げます。

さぁ、囚われのナイトルーラー。
貴方様の運命は二つに一つ。
自らの手で未来を選ぶ――不公平な古式の決闘の時間です。

目の前のテーブルにはワイングラスが二つ。
『片方には、純銀を鋳とかして作った耳かき。』
『片方には、聖水に浸された綿棒。』
『二つに一つ、貴方様はどちらを選びますか?』

うふふ、どうされました?
私、別に狂ってはおりませんわ。
滑稽でしょうが、可笑しいことは――しておりません。

昔読んだ、古い書物に書いてありました。
近代の吸血鬼は人刃沙汰を避けるために
上下関係を決める際には、酔狂な手段を用いたこと。

何より、私は完全無敵にして、本来罪なき貴方様に
単純な「死」なんて無粋な終わりで終末が齎されるとは思っておりません。

無数の命を持つ怪物を粉砕するためには
罪なきものに、自らの原罪を認めさせるには
主への忠誠を誓わせるには
神の御技を信じてもらうのが一番。

ですから、貴方様の身体に快楽で以って聞くのです。
私の手管で、愛する貴方様の心の柱を折るのです……

くす……安心してください。
貴方様には公平な状態で、勝負を受けていただきます。

ちゃんと優しくしてあげますから
ささ、銀鎖に導かれて、ユニコーンのように
私の膝の上にいらっしゃい?

まずは、左耳からしてあげますから
遠慮なく、私の膝に身を任せてくださいね?

*SE:右側を下にして倒れる。

うふふ、この鳥かごの中であれば
私の命令は絶対です。
貴方様に身体の抵抗なんて許しません。
ですが、安心して下さい。
罪なき貴方様に……身体的苦痛なんて与えません。

言ったでしょう?
貴方様の心をへし折りたいって――
崇高なる神の手管で以って、その翼を手折りたいって。
ですから、左の耳から、ゆっくりと銀の匙で
優しく神の愛を説いて差し上げますわ

*SE:金属耳かき(左耳)

うふふ……やっぱり、効かない。
かっぱらってきた聖釘を鋳とかして、整形したこの耳かき。
本来なら、人外は触れた瞬間、即座に塵に帰るはずなのに。

貴方様ほどの高位のナイトルーラーには
聖別された銀も祈祷の術も、一切通じないようですね。
一族秘蔵の霊銀鎖がなければ
こうした瑣末な実験にご協力いただくことも出来なかったでしょう……

ええ、そうですよ。
私、所属している教会からの命令が有りまして
今後のヴァンパイアハントの技術発展のため
こうして、貴方様の身体を
隅から隅まで調べないといけませんの……

この決闘も、その一環――
勿論、その本懐は愛する貴方様への奉仕。
そして、神の愛を知っていただくことに他なりません。

はぁ……それにしても
貴方様のお耳は思ったより、汚れておりますのね

まるで、迷える子羊のよう。
我が教会併設の孤児院で、孤児に行う月一の耳かきでも
ここまで汚れている子は早々いないと思いますわ。

あら――前に掃除したのは、一週間前?
だとしたら、貴方様は……相当耳かきが下手であるか
うふふ、本当に才能が有るかのどちらかですわね……

やはり、主の名の元にない怪物は
肉の穢れに支配されるのかしら。

これは貴方様が特別なのかしら。
あるいは、他の下級のナイトルーラーも同様なのかしら。
そもそもこれは耳垢なのかしら?

粘膜の構造や代謝が徒人と同等であるとしたら
なぜ、ナイトルーラーは血を求めるのかしら

それとも目に見えないだけで
貴方様の肉体も吸血蝙蝠のように
免疫系に進化が見られるのかしら?

それとも人狼やリッチーのように血液などなくとも
実は生きていけるのかしら?

ちょっと耳奥をお掃除しますから
思い当たることがあったら、
耳奥御奉仕の後で思う存分語ってくださいましね。

*SE:耳かき(左耳、奥)
*20秒無言

うふふふふ、耳奥が敏感なのは貴方様も同じですのね。
骨格的に差異がないのに――機能的に同じですのに
どうして、こんなにも種として格の差があるのでしょう。

なぜ? どうして?
只管に興味が尽きませんわ。
膝の上の貴方様は、か弱い子羊にしか見えませんのに
どうして同種のヴァンパイアと比べても
絶対的な力を誇っていらっしゃるのかしら
なぜ、罪もない御身を縛り付けた絶望的な状況にかかわらず
貴方様は私の奉仕を嫌がらず受け入れてくださるのかしら
それなのに、なぜ貴方様には
一切、心が折れる兆候が見られないのかしら。
うふふ、これも運命の悪戯がなせる業。
主が導いた星の巡りというべきなのかしら……

ああ、いけないわ。
ごめんなさい、私ったら。
今は貴方様への御奉仕の最中ですのに
私、人生に疑問が浮かぶと考えずにはいられない
この良くない癖が留まる所を知りませんの

埋め合わせといっては何ですが
私配合の特別な聖水を浸した綿棒で
残った細かい汚れを取り除いて差し上げますわ

*SE:耳かき終わり
*SE:炭酸綿棒(左耳、全体的に)

うふふ、本当にどうして通じないのかしら。
下手なイモータルであれば、瞬時に崩れ去る
現代の叡智たる最高級品なのに……

ああ、本当に惚れ惚れするほどの耐性と抵抗力。
私、貴方様が愛し過ぎて狂いそうですわ……

それでも――皮肉なことに。
貴方様の耳垢には効果覿面ですわね。
うふふ、外耳の垢が擦るたびに溶け落ちて……
綿棒をべっとりと汚していきますわよ。

私、崇高なる想い人である貴方様を
自らの手で、貴方様を磨き上げているという事実に
生涯随一の幸福を、感じずにはいられませんわ

でも、これでは――駄目ですわね。
ハンターとしては赤点、落第ですわ。

独りよがりのお耳掃除で、私ばかり楽しんで――
これじゃあ貴方様の心をへし折るなんて――夢のまた夢。
『苦痛など感じるはずがない貴方様を砕くには「快感」しかない』
この目論見は、決して間違いではないはずですのに

*SE:綿棒(左耳)
でも、大丈夫――もう片方の耳が有りますもの
チャンスはちゃんと、残っておりますわ。

此方のお耳は、聖水がついていないほうの綿球で
さっと残った聖水を拭いて、終わりにしましょう。

まだ半分しか終わっていませんが
孤高の主たる貴方様への耳かき。

ハンターとして学ぶことが多い以上に
こういっては何ですが非常にやりがいがありました。

教会の子供達にたまにいるのですが
体質として耳垢が溜まりやすい耳の形というものが
いろんな条件の下で存在するようですわね

いかに、暗きものの王、孤高の主といっても
徒人と同じように汚らしいところもあって安心しました。
うふふ、貴方様が許してくださるなら――
これからも定期的にお耳のお掃除をして差し上げてもよろしいですよ。

あら、私ったら……うふふ、
そんなこと狸の皮算用もいいところですわね。

私が如何に喜びに心が満たされようと。
この決闘の勝率が、限りなくゼロに近くとも――
私、この一世一代の勝負貴方様に挑まないわけにはいきませんものね。

*SE:綿棒終わり

はい、此方の耳は終わりですわ。
此方の油紙の上に載ったものが貴方様の耳垢です。
これだけの収穫も今回限り――見納めだといいですわね。

それじゃあ、ここからは本気でいきますわね。
既に、大分本気なことはバレバレでしょうけど……

あら、どうか致しましたか?
貴方様――そんなにもじもじとして
『ああ、そうでした、ごめんなさい。』
『私、最も大切な行為を忘れておりましたわ……』

*耳ふー×3
ふーーーーーーーーーーーーーーーっ、ふーーーーーーーーーーーーーーーっ
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ

え、あれ、私今――なにをしてしまったのでしょう。
うふふ、無意識に魅了がかけられて、いる……ということなのかしら。
これは、本当に危険な兆候ですわね。
即急に心を折らないと――私が逆に貴方様の手籠めにされてしまうなんて
『最高に』最低な、チキンレースですわね。

だとすると、一刻も早く耳かきに移らないといけませんわね。
貴方様、反対側、を向いてくださります?
左側に倒れて、右耳を上に――お願いしますわね。

*SE:左側を下にして倒れる。

くす、このまま一時間くらい
寝返りを打たせ続けるのも、いいのですけど
私――もう我慢の限界ですわ。
貴方様の右耳、よく見せてくださる?

うふふ…………此方も、いいたまり具合ですわね。
それに耳奥にいい感じの塊も見えますわ。
大丈夫、今までどおり一切容赦なく貴方様にとっての
不純なゴミは全部取り除いて差し上げますわ。

それでは右耳では、最初から綿棒に聖水をつけて

*SE:炭酸綿棒(右側、入り口)

右耳の汚れをぬぐっていきますわね。

*20秒無言

うふふ、どうしました?
そんなに綿棒を堪能しながらも、驚いた表情を浮かべるなんて
嗚呼、本当に光栄ですわ――まるで夢みたい。

私、貴方様が、私の発言に興味を持っていただけた
ああ、ただその一言だけで
この苦界に生まれたことを感謝せずにはいられません。
でも、とても残念なことなのですが……
別に、この話は、私にとっても貴方様にとっても
特段に面白みがある話とは、言えませんの。

実は――私、今日の今日まで
貴方様に近づくゴミを、目についた片っ端から掃除して来ましたの。

貴方様の価値を理解しない無粋な同業者
貴方様に逆らう矮小なる下級種
貴方様に近づく下賎な異教徒
貴方様が見逃した汚点はみんな、このように擦って落としてまいりました。

うふふ、なんてこともないでしょう……?
代謝するとは、生を生きるということ。
絶対的な強者であっても、このように垢には塗れる者ですものね。

ただ幸いだったことは
貴方様が「孤高なる君」「至高な一人」であらせられたこと。
眷属も下僕も持たないんですもの。
その点で、余計な手間がかからなくて、幸いでした……

そして、貴方様が常に一人であった
そのお陰で、今日、ついに。
貴方様を我が手中に収めることに成功いたしましたの。

だから、貴方様を除けば誰も、私を咎めることなんて致しませんわ。
そもそも、そんな存在は世のどこにもいないんですものね。

後は、ただ唯一の自由意思を持つ
貴方様の尊厳を醜く砕くだけですわ。

だから、どうぞ、『ごゆるりと』。
私の膝の上で、羊のように震えて
小鳥のように、弄ばれて、『只管に』、愛玩されてくださいましね。

うふふ、思いのほか驚かないのですわね。
『以前から、私が送っていたサイン』に気付くはずが……
あ……そんな、残酷ですわ……
もしかして、今日、この状況を含めて――
全てが貴方様の掌の上とでもいうのかしら。
崇高たる貴方様は、なんて――傲慢な方なのでしょう。
だとしても、私が絶望する理由はありませんわ……
『このまま、無敵のはずの拘束を解かれて、万事何事も無く終わりもしない限り……』
私、これでも――執念深さには、定評がありますのよ?

ああ、でも、残念ですわ。
入り口の汚れはこの通り――ぬぐえてしまいました。
このままじゃ貴方様に、ご奉仕にご満足いただくばかりで
主の崇高さを伝えるだなんて、夢のまた夢ですわね……

ううん、諦めちゃ駄目……
うふふ、だって特大の穢れはまだ残っていますもの
貴方様、余裕を見せるのもこれで終わりですわ。

*SE:炭酸綿棒終わり
*SE:金属耳かき(右、奥)

あら、その表情――
もしかして、私を励ましてくださるのかしら。
ああ、なんて酷い方なんでしょう。
私を狂わせたのも、この状況を作り出したのも全部貴方様のせいですのに。

うふふ、でも、お慕いしている方に――応援されたんですもの
ヴァンパイアハンターとして、最後まで手を抜くわけにはいきませんわ

濡れ綿棒でじっくりふやかした
貴方様の大きな耳垢、耳かきだ耳奥の壁から剥がしていきますわね。
こうやって、出来るだけ力を抜いて壁に触れないように……
『愛を込めて』、ゆっくりと――ふれる。

出来るだけ痛くないように、力を抜いて
耳かきの感触だけで、汚れを剥がす……
うふふ、それでも耳奥の方が触れられている感触があるのでしょう?
耳奥は『深淵なるもの』たる貴方であっても、薄く敏感ということですわね。

くす、だとしても――
耳の中に刃を突き刺して、脳を粉砕したとしても
下級のヴァンパイアなら兎も角として
貴方ほどのナイトルーラーを仕留めるなんて
夢のまた夢であることは、流石に分かりますわ。

私にできることは、髪の無償の愛を、私の手管でそそぐことだけ
ああ、貴方様は心配なんて、なさらないでくださいまし――

それが不可能だと半ば分かっていても
諦めないずにチャレンジする私を応援してください
その貴方様のお気持ちが、私何より嬉しいんです……

ほら、耳の奥――大きな塊がございますわね。
これを、痛みも無く取り上げれば――きっと、きっと
貴方様を堕とす、望みも叶うでしょう。
だから、動かないで……私の奉仕に心を砕いてくださいまし……

あっ……あっ……

*SE:大きな耳垢が取れる音
*SE:金属耳かき、停止。

うふふ、取れましたぁ……
貴方様のまだ生きた細胞を含んだ最も大きな体組織。
これは――私にとって一生の宝物ということになるのかしら。

うふ、うふふ、うふふふふ、
私、もうこれで満足……

*SE:金属が砕ける音(銀鎖が外れる)
*可能な限り、平静を保ったまま動様する。

です、わ……?
あれ、うふふ……あ、貴方様どうしましょう。
貴方様の心を折る前に、私の心がくだけてしまったのかしら。
これじゃあ、貴方様を籠に拘束しておくなんて、できませんわ。

ど、どうしましょう――困りました。
いますぐ、自害を――いいえ、そんなことが許されるのかしら……
私ではもう、どうにも――ああ、折角、ここまで来たのに……

はえ……うふふ……どうしたんですか?
貴方様は、私にお耳、掻いて欲しいんですか?
うふ、貴方様は、優しいのですね……
じゃあ……右耳の奥から、濡れ綿棒で再開しますわね

*SE:濡れ綿棒(右耳、奥)

あら、まぁまぁ……
大きな耳垢が取れたところが
ちょっと炎症を起こしていますわね。
貴方ほどの『支配の権化』であっても、生体機能は生きている物なんですわね。

うふふ……でしたら、この刺激は気持ちいいかしら?
冷えた綿棒で、そっと触れられると
搔痒感も溶けて消えてしまうでしょう?
耳孔水のように暖かい刺激は、随分と効くみたいですわね。

私、貴方様に御奉仕を求められるなんて
身に余る光栄に、死んでしまいそうですから。
どうせですから、少しだけ――
もう少しだけ、御奉仕を続けてもよろしいですか?

*30秒無言

ああ、私の命に価値などないことは分かっているのに――
せめて、もう少しこの時間が続けばと思わずにはいられませんの

この奉仕が終わったら、塵と消えるこの命であることは分かっておりますが――
残念なことですが、取れるような耳垢がもうありませんの
だから、本当の本当に――この時間はおしまい。

うふふ――そうですわね。
潔く敗けを認めるなんて、私らしくもありませんわね。
貴方様、右耳に意識を向けてくださいまし……

*耳ふー×3
ふーーーーーーーーーーーーーーーっ、ふーーーーーーーーーーーーーーーっ
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ

*耳ふー×5
ふーーーーーーーーーーーーーーーっ、ふーーーーーーーーーーーーーーーっ
ふーーーーーーーーーーーーーーーっ、ふーーーーーーーーーーーーーーーっ
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ

うふふ、最後にぞくぞくと――
貴方様の体が喜ぶさまを見れて、良かったですわ。
でももう駄目――私の体はもう、動きませんの。
貴方様の『魅了』の毒が完全に肉体に回ってしまったみたい……

どうぞ、このまま私の命を奪って、全て終わりに……

*SE:聞き手、膝枕から立ち上がって抱きしめる。

あら、うふふ……そんなこと、駄目ですわ。
私の首元に牙をあてるだなんて――
もしかして、愚劣なる私に慈悲を見せて下さいますの……?

駄目ですわ、貴方様は永遠なる孤高の君。
どうか、無様なる私など、貴方様の世界から消して――ほしいのに

ああ、この夜は、私には余りにも長すぎますわ。
このままじゃ私――手折られて、しまいそう……。

〆:フェードアウトして〆
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
いかれヴァンパイアハンターの拘束洗脳耳かき
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ハシダ シュンスケ
ライター情報
耳かきがすきなだけの人。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずるよ
利用実績(最大10件)
ハシダ シュンスケ の投稿台本(最大10件)