いつものように彼の家を訪れたあなた。そして、いつものようにイチャイチャした後、ぎゅっと抱きしめられて「縛らせて」と囁かれる。
これまで自由にやってきたから交際する上での束縛のことかと思ったあなたは軽い気持ちで了承してしまう。

隙ありだね。どう？手が縛られた感覚は。今両手足にするから待っててね。
ふんふん、ふふ〜ん。ふふんふふん〜。

よし出来た！いいよー、可愛い！
困惑してる顔も、怒ってる顔も、縛られた姿も。堪んない。ヨダレがでそうだよ。
他にもトッピングがあったら可愛いよね、絶対。
首輪〜、リボン〜、拘束具〜。

はいっ！これで完成かな。猿轡はやっぱり古き良き布一枚がいいね、すごい興奮する。
さっきまでのうるさい口が動かせなくなって良かったね。おかしいもん、俺はこんなに楽しく愛情表現としてやってるのに怒るなんてさ。

実際にやってあげると違うね。俺のペットなんだって感じがする。
まずは、恋人だからキスかな。大好きな彼女を縛って動けなくしてのキスとか最高に興奮する。
あれ、目閉じて？いつもキスの時は閉じてくれるでしょ？睨むのはもういいよ、君は俺のペットなんだから言うこと聞くんだよ。じゃなきゃ、ほら。この鞭でパチンってやっちゃうよ。

やっぱりキスは気持ちいいね。好きな人とするキスは格別な気がする。
次は、えっちなことしてもいいけど、そしたらもう解放しなきゃいけないしなぁ。少しでも長くこの姿の君を見ていたいんだ。
あっ、そうだ。ご飯食べさせてあげる。今作ってくる！

できたよ、食べやすいお粥にしました！これなら猿轡の後でも噛めると思うんだ。
名残惜しいけど一旦外すね。言っとくけど喚いたらずっとこのままだから。趣味じゃないけどその姿に相応しい行為するからね。
俺は縛られた人を見ると興奮するだけでサディストじゃない。
これは愛情表現なんだよ。痛いことはしてないでしょ。ちょっぴり苦しいだけ。あとは、こうして撫でたり、キスしたり、気持ちいいことしかしてないでしょ。お粥を食べさせたらえっちもする。
分かってよ。これが愛情だって事。たくさん可愛がるからさ。たくさんイチャイチャしようよ。受け入れてよ。

諦めてくれたんだね。ありがとう。はい、じゃあどうぞ。あーん。
俺はまだまだ物足りないからもっともっと愛し合おうね。
大好き。

・台本（ゆるボイ！）
変態彼氏の深すぎる愛情
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・台本制作者
光谷えま