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悪堕ち騎士に拾われて
written by 光谷えま
  • 甘々
  • シリアス
  • 年下
  • 寝起き
  • 騎士
  • 記憶喪失
公開日2022年09月14日 18:38 更新日2022年09月14日 18:38
文字数
1107文字(約 3分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
闇堕ちの元王国騎士
視聴者役柄
漂流してきた幼子
場所
岸と騎士の部屋
あらすじ
記憶と意識を失ってとある波打ち際に漂着したあなた。呼びかけられる声に目を覚ますと軽装なイケメンに抱きかかえられていた。反応しようとしても何故か声は出ない。
本編
おい、おいっ!目を覚ませっ!

あ…良かった。死んでなかった。

お前、意識ははっきりしてるか? どうしてこんな海岸に流されたか分かるか?

分からないか…。記憶喪失って事か。 覚えていることはあるか?名前とか。 名前も分からないか。俺の言葉が分かるなら外国人じゃなさそうだ。ひとまず、俺の家に来い。身体が冷えてしまっている。 俺が魔法で身体を温めてやるから、少し眠ってろ。

生気が戻ったな。顔色も良好だ。一安心だな。 飯を作ったから食え。 どうした。毒の心配でもしてるのか?ここで毒を盛るくらいなら初めから助けたりしないさ。 そうじゃないのか?もしかして、箸を知らないのか?スプーンなら分かるか? そうか、スプーンなら分かるか。今持ってこよう。

急いで食べなくてもいいんだぞ。落ち着いて、しっかり噛んで食べるんだ。 ……きっとお前はスラム街出身なんだろうな。箸も知らず、布切れ一枚を身につけてるだけだなんて。お前にとってはそれが日常で疑問にも思わなかったんだろ。そういう顔をしている。 なんて、記憶のないお前に言った所で無意味か。 あ、ご飯粒が付いてるぞ。取ってやるから動くなよ。

さて、お前は首の動きだけで意思表示をしているが、喋れないのか? 喋れないか。俺は医者じゃないから知ったようなことは言えないが身体に目立った傷はないし、精神的な理由なのかもな。 耳が聞こえるなら問題ない。お前の処遇だがな。って、その前に俺が何者なのか、ここがどこなのかくらいは教えておくか。 ここは、魔王城。そして俺は、王国軍から魔王に寝返った元騎士団長だ。 不思議か?理由なんて単純だ。俺は王国が憎くなった。それだけだ。 それで、話を戻すとお前を元の生活には返せない。お前自身覚えてないから戻しようもないが、魔王はお前を俺の部下にしない限りは殺すと言ってきた。魔王にとっちゃ人間ってだけで憎い存在だからな、これでもかなり譲歩してもらった。分かったか?

身体をすり寄せてどうした。そんな見つめられても分からないぞ。 分からないが。嫌なんだろ?たとえ貧しくても家族といたいだろう。 ……衣食住は保障する。一人にはしてやれないがこの部屋の中でなら自由にしてくれて構わない。あとは、俺の命令には従え。分かったか。 ……泣くほど嫌か。だが、俺はお前に情が湧いた。だから、お前が死にたくても殺してはやらない。

……お前のことは俺が幸せにしてやる。檻の中のような狭い世界の中で、何不自由のない生活だ。お前にとってはきっとそれが一番の幸せになるだろ? ここで頷いた…?そうか、お前は俺のものになるのが嫌じゃないのか。そうかそうか。なら、目いっぱい愛し殺してやる。覚悟しておけ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
悪堕ち騎士に拾われて
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
光谷えま
ライター情報
pixivで細々とヤンデレを主に投稿をしていた光谷えまです。えまだけど男です。(*^^*)
YouTubeでシチュボの原作者のTwitterに飛んだらたまたま見つけました。pixivで評価の良かったものを投稿していく予定です。
えち用語を使っている作品はpixivで見てねです
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