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公開日2022年09月17日 03:34
更新日2022年09月17日 03:34
文字数
1341文字(約 4分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女友達(雪女)
視聴者役柄
男友達(人間)
場所
近くのお店
あらすじ
ある日、近くのお店(カフェとかバーみたいな雰囲気落ち着いた所)まで友達の雪女に呼び出された貴方は、いつものように彼女の婚活失敗の愚痴を聞いていた。ところが、その日は彼女はいつも以上に落ち込んでいて、故郷の山に帰るなどと言い始めるが…?
本編
ごめん、いきなり呼び出して。
えぇ…今日もまた失敗したわ。婚活。
何?笑いたいなら笑えば?
三十路手前の痛い女よね…婚約者はおろか、未だに彼氏の一人もできないなんて。
まぁでも結局、わたしには無理だったのよ。
所詮妖怪だし、人間社会で男を探そうなんてこと自体、無謀だったに決まってる。
決まってるわよ。だってわたし、男の人と手すら繋げないのよ?
分かってる…わたしが手を繋いだら相手の手を凍傷させてしまうもの。
キスなんて夢のまた夢よね…凍傷どころか、相手を氷漬けにしてしまうし。論外よ、論外。
(ため息)
もう故郷の山に帰ろうかしら…
今まで頑張ってきたけど、もう限界。無理よ、わたしには…
何よ…口先だけの慰めなら要らないから。
人間と妖怪の共存…言うだけなら簡単よ。でも現実は違う。
元々がお互いに相入れない存在なんだから、こうなることは必然だったのよ。
これまでは何度か君に励まされて頑張ろうって思ったけど…やっぱりダメね、わたしには…
えぇ…「触れもしない女を恋人にはできない」って言われちゃった。
あと「近くにいるだけで寒気がするから無理」ともね…
ふふふ…君もそう思うでしょ?笑えばいいじゃない。むしろそうしてくれた方が、わたしとしても楽。
…何?口の中モゴモゴして…
言いたいことがあるなら、はっきり言えば?
………は?え、な、なに?急にどうしたのよ?
はっ、はぁ⁉︎ も、もらうって…君が⁉︎ わたしを⁉︎ なんで⁉︎
なによ、それ…最低じゃない。婚活が上手くいくかどうかも分からなかったのに、わたしを焚きつけたわけ?
誰かがわたしを幸せに、ね……それがどうにもならなくなったら今度は俺の出番みたいな?
〜っ、バカ!そんなことなら、初めから君がわたしをもらいなさいよ!なに他人任せにしてんの⁉︎
「お前が幸せになるなら他の男でも〜」とか君のただの自己満じゃない!
そんなのにわたしは振り回されたってこと⁉︎意味わかんない!わたしの時間返せ!バカ!
(抱きしめられる)
ひゃっ!ちょ、バカ…!不用意に触れたら君が氷漬けに…!
…あれ?大丈夫…?ていうか、むしろこっちが少し暖かいような…
お、お守り…?何それ…
…要するに、わたしと一緒にいるために、たくさん神社を回ってたってこと…?
へぇ…火を司る神様のお守りなんだ、それ。
強すぎず弱すぎず…それで君が氷漬けになることもなければ、わたしが溶けることもないわけね。
ズルいわよ…バカ。最後に美味しいとこ掻っ攫おうなんて卑怯の極み。反省して。
けど…ありがとう。最後にわたしの居場所になってくれて…
うん…わたしも好き。君のことが。
人間社会に溶け込めなくて、辛くなったときはいつもそばにいてくれたから…
君を選ぼうかって思ったこともあった。
でも、君を氷漬けにするんじゃないかと思うと怖くて…
…ううん。それは言い訳ね。ホントは君に拒絶されるのが怖かった。それだけ。
付かず離れずの友達のままでいれば、拒絶されることもないって、自分を言い聞かせて…
あはは…やっぱバカだ、わたし。
卑怯なのはわたしの方だった。さっきは責めてごめん。
(キスされる)
ンッ………あったかい。人と唇を重ねたの初めて…
本当に…?ずっと、わたしのそばにいてくれる…?
ゆ、指輪まで…何よ、もう。最初からプロポーズする気満々じゃない。
…うるさいな。泣いてないわよ。ちょっと目にゴミが入っただけ。
…はい。不束者ですが、こちらこそよろしくお願いします。
えぇ…今日もまた失敗したわ。婚活。
何?笑いたいなら笑えば?
三十路手前の痛い女よね…婚約者はおろか、未だに彼氏の一人もできないなんて。
まぁでも結局、わたしには無理だったのよ。
所詮妖怪だし、人間社会で男を探そうなんてこと自体、無謀だったに決まってる。
決まってるわよ。だってわたし、男の人と手すら繋げないのよ?
分かってる…わたしが手を繋いだら相手の手を凍傷させてしまうもの。
キスなんて夢のまた夢よね…凍傷どころか、相手を氷漬けにしてしまうし。論外よ、論外。
(ため息)
もう故郷の山に帰ろうかしら…
今まで頑張ってきたけど、もう限界。無理よ、わたしには…
何よ…口先だけの慰めなら要らないから。
人間と妖怪の共存…言うだけなら簡単よ。でも現実は違う。
元々がお互いに相入れない存在なんだから、こうなることは必然だったのよ。
これまでは何度か君に励まされて頑張ろうって思ったけど…やっぱりダメね、わたしには…
えぇ…「触れもしない女を恋人にはできない」って言われちゃった。
あと「近くにいるだけで寒気がするから無理」ともね…
ふふふ…君もそう思うでしょ?笑えばいいじゃない。むしろそうしてくれた方が、わたしとしても楽。
…何?口の中モゴモゴして…
言いたいことがあるなら、はっきり言えば?
………は?え、な、なに?急にどうしたのよ?
はっ、はぁ⁉︎ も、もらうって…君が⁉︎ わたしを⁉︎ なんで⁉︎
なによ、それ…最低じゃない。婚活が上手くいくかどうかも分からなかったのに、わたしを焚きつけたわけ?
誰かがわたしを幸せに、ね……それがどうにもならなくなったら今度は俺の出番みたいな?
〜っ、バカ!そんなことなら、初めから君がわたしをもらいなさいよ!なに他人任せにしてんの⁉︎
「お前が幸せになるなら他の男でも〜」とか君のただの自己満じゃない!
そんなのにわたしは振り回されたってこと⁉︎意味わかんない!わたしの時間返せ!バカ!
(抱きしめられる)
ひゃっ!ちょ、バカ…!不用意に触れたら君が氷漬けに…!
…あれ?大丈夫…?ていうか、むしろこっちが少し暖かいような…
お、お守り…?何それ…
…要するに、わたしと一緒にいるために、たくさん神社を回ってたってこと…?
へぇ…火を司る神様のお守りなんだ、それ。
強すぎず弱すぎず…それで君が氷漬けになることもなければ、わたしが溶けることもないわけね。
ズルいわよ…バカ。最後に美味しいとこ掻っ攫おうなんて卑怯の極み。反省して。
けど…ありがとう。最後にわたしの居場所になってくれて…
うん…わたしも好き。君のことが。
人間社会に溶け込めなくて、辛くなったときはいつもそばにいてくれたから…
君を選ぼうかって思ったこともあった。
でも、君を氷漬けにするんじゃないかと思うと怖くて…
…ううん。それは言い訳ね。ホントは君に拒絶されるのが怖かった。それだけ。
付かず離れずの友達のままでいれば、拒絶されることもないって、自分を言い聞かせて…
あはは…やっぱバカだ、わたし。
卑怯なのはわたしの方だった。さっきは責めてごめん。
(キスされる)
ンッ………あったかい。人と唇を重ねたの初めて…
本当に…?ずっと、わたしのそばにいてくれる…?
ゆ、指輪まで…何よ、もう。最初からプロポーズする気満々じゃない。
…うるさいな。泣いてないわよ。ちょっと目にゴミが入っただけ。
…はい。不束者ですが、こちらこそよろしくお願いします。
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