あなたは高身長イケメン女子の言いなりです
彼女が傍に居ろと言ったらいなければいけません
飴を食べさせてくれるなら、快く受け入れなければなりません
皆の前でも、あなたは肩を抱かれて、彼女面されなければなりません

それもこれも、ぜぇんぶ……♡

お、やぁ、いたいた

ちゃんと教室で待てて偉いね

さ、僕のそばにおいで

……ふふ、いい子だ

前は嫌ですとかわがままばかりだったけれど、今は僕のそばにいないと不安で落ち着かないんだもんね

そんな君にはご褒美をあげないとね

さ、美味しい飴ちゃんだよ、お食べ

……どうしたんだい？　さ、お食べ

……ふふ

だめじゃないか、一発で食べてくれなきゃ

変なもの？　入ってるわけないじゃないか

大切な君にそんなものを食べさせるわけがないだろう？

//低音囁き
なぁ、信じろよ

……いいのかい？

僕に逆らったら、あれ、ばらしちゃうよ

//甘く囁き
君のとぉっても恥ずかしい写真……ふふ、僕はいいけどねぇ？

ふふ、そんなしおらしいやめてくださいなんて言わないでくれよ～

//甘く囁き
ますますそそるじゃないか

あはは、びくびくしちゃって

でもまぁ、これでやっと君を手に入れられたわけだしなぁ

……ん？

なんでこんなことをするのか？

いや、好きな人が常に一緒にいるなんて最高だろ？

おかげで僕は毎日毎日満たされてるよ

君を僕のものだって主張できるんだよ？

君がぴったり僕に寄り添ってくるから、みんなこそこそ噂している……

なんて優越感なんだ！

ほらみんな！　彼が僕のフィアンセだよ！

ふふふ……♡

あぁ？　やめてくれぇ？

まぁたそういう、僕の気分を壊すことを……

なぁ、僕は君のなんだい？

……遅い

婚約者、だろ

つまりは常に僕に身も心も捧げて、常に共にいるべき存在だってことだ

なら、僕の隣にいられて嬉しいよな？　最高の気分だよな？

……今、なんて言った？

脅されて仕方なくって言ったよね

いいや、言った

冗談？　僕には冗談なんて聞きたくないよ

君から聞きたいのは愛してるの一言だけ

それに、いつ僕が脅したんだ？

まさか、君、ばらされたくないから仕方なく僕と一緒にいるんだって言ってんの？

はぁ……

君は、君の意思で、僕の隣に、いるんだよ

脅されたとか、強制だとか、そんなものは一切関係ない

君は結果的に僕の隣にいる

君の隣にいるのは、君が好きだったとかいう女でも、あそこにいる女でもなく

僕なんだ

今、君の隣で、君の肩を抱いて、君と一緒にいるのは僕だ

どれだけ祈ってもこの事実は変わらないよ

君の意思があるなら、逃げてみれば良いじゃないか

ほら、逃げなよ

……ほぉら、まだ君はここにいる

君の心も、ここにちゃんとあるんだ

ふふふ……わかったかな

それじゃあ、もうちょっとわからせてあげよう

さぁ、みんなが僕たちのことを見てるね？　それは君も認識しているね？

よぉし、それじゃあここでキスをしようか

なぁに、簡単じゃないか

愛し合う僕と君とでキスをする

僕はこれから、君の唇を奪う

だけど、君は絶対に避けたりしない……なぜなら僕のことが好きだから

なぁ？　そうだろう？

ふふ……さぁ、情熱的な瞬間を見せつけよう、僕たちの愛をここで証明しよう

さ、いくよ……

・台本（ゆるボイ！）
俺がヤンデレイケメン高身長女子のそばにいるのは、脅されて仕方なく
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空上新奇