魔王側近の魔女である貴女は、魔王の元から離反したバハムートを討伐しようとするが、そのたびに返り討ちに遭う。何度目かの戦闘で貴女は、バハムートを追い詰めるところまでいったが、再び返り討ちにされてしまう。ところが、何度も彼にボコられていた貴女は、すでにマゾという新境地に達していたようで…？

よぉ。魔女のババァじゃねえか。
俺になんか用か？


あ？なんだ、そんなことか。


決まってんだろ。
俺は俺のやりたいようにやる。
もう魔王なんかには従ってられるかってんだ。


はっ、たりめぇだろ。
なんで人間との休戦協定なんかに
応じなくちゃならねぇ？


そんなことしたら、
思いっきり暴れられなくなるだろーが。


安心しろ。俺は人間側にもつかねぇ。


あぁ、どっちも相手してやるよ。
俺は強え奴と戦えればいいだけだからな。


はっ…やれるもんならやってみろ。
俺は強えぞ？


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おい、どうしたよ？
魔王側近の魔女が聞いて呆れるなぁ。


(ため息)


ちょっと期待したのにがっかりだぜ。
もうちょっと腕上げてから出直してきな。


バーカ、言ったろ？
俺は俺の好きなようにやるって。


もう誰にも邪魔はさせねぇ。
たとえ魔王だろうがな。


帰って魔王に伝えろ。
「バハムートはこれから自分の好き勝手に
暴れるそうです」ってな。


テメェはこれまで通り、魔王の足でも舐めて
ご機嫌取りしてな。あばよ。


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(バハムートが街を破壊してまわる)


ははっ！ははは！


どうしたどうしたぁ！？
勇者も騎士も魔法使いも
大したことねぇなぁ！？おい！


誰か俺を楽しませろよ！なぁ！


あ？……なんだ、お前か。
お前じゃ話にならねぇ。どっか行け。


おっ？なんだ、魔力を上げたのか？
ちょっとは楽しめそうだな。


こいよ…
テメェのチンケな魔法、
全部受け切ってやらぁ！


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ははは！やるじゃねえか！
前よりはずいぶんマシになったなぁ！


けどまだだ…まだ足りねぇ！


俺を倒すにはその程度じゃ
全然足りねぇんだよ！


(魔女を吹き飛ばす)


俺を本気で倒したいんなら
最低、今の10倍の魔力はもってこい。


ま、この俺が魔女風情に
遅れをとるわけねぇがな！ははは！


俺を止めたきゃ、
魔王直々に出てこいって伝えとけ。
じゃあな。


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(ため息)


またお前か…もういいっつってんだろ。
お呼びじゃねえんだよ。いいから帰れ。


は？何を……ッッ！テメッ、まさかこの俺に毒を…！


(荒い息)


こ、のやろっ…！舐めてんじゃ、ねえぞ！！！


(体内の毒を吹き飛ばす)


はぁはぁ…どうだ？
体内の毒、全部吹き飛ばしてやったぜ？


だいたい、この程度で
俺を止められるとでも思ったか？
甘く見られたもんだな。


(指をボキボキ鳴らす)


さて…舐めた真似してくれたお礼、
たっぷりさせてもらうぜ？


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(魔女をボコボコにする)


おい…どうした？
お前、顔変だぞ？


は？気持ちいい？
何言ってんだ、お前…
頭大丈夫か？


マジかよ…救いようがねぇな。
マゾに進化すんのは、流石に予想外だぞ…


つーか、俺の攻撃に耐えられてんのは
魔力で身体強化してるからか…


あー、つまんね。
一方的に相手ボコすのは
俺の趣味じゃねぇ。


じゃあな。もうお前に用はねぇ…


…は？ふざけんな、弱い奴を一方的に
いたぶる趣味はねえっつったろ。他当たれ。


んだと？テメェみてえな負け犬と
取り引きなんざ…


…マジか？それ…マジで
強い奴紹介してくれんだろうな？


いいぜ、乗った。
俺を楽しませてくれそうな奴を
紹介してくれんなら、その報酬として
テメェをボコってやってもいい。


命の保証はできねえが、それでもいいな？


決まりだな。じゃあ前払いとして
もういっちょボコってやるよ、マゾ女。

・台本（ゆるボイ！）
戦闘狂のバハムートに新世界の扉を開けてもらった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎