これまで悪魔や魔物を人々のために退治してきた聖女の貴女は、大悪魔サタンの罠にかかり、孤立を余儀なくされる。たった一人でサタンに立ち向かう貴女だったが、力及ばず敗北し、彼に魂ごと穢されることになって…？

よぉ。お迎えに上がったぜ、聖女様。


おいおい、人聞き悪いこと言うなよ。
俺は純粋な心で聖女様のことを
好いてるだけだぜ？


そ。穢れなき清らかなその心を
悪に染め上げたいって、純粋に思ってる。


そのまさか、だな。
俺は格下の悪魔どもを束ねる棟梁ってとこ。
名前はサタン。以後、お見知りおきを。
聖女様。


そんな身構えんなよ…
優しく真っ黒に染め上げて
やるだけだからさぁ…ククク…


一応言っとくが、お前さんの護衛は
俺の手下どもが相手してるぜ。
つまり誰も助けには来ないってこった。


はははっ！一人でも立ち向かうってか？


面白え、やっぱ正義の味方は
そうでなくっちゃな！


あぁ、ゾクゾクするねぇ。
お前みたいな人間とは思えねえくらい
真っ白で清らかな心の持ち主を
真っ黒にするって想像しただけでな…


その身体も魂も丸ごと
俺が穢してやるよ。


さ、余計な邪魔が入る前に
遊べるだけ遊ぶか。


大天使なんかに来られると面倒だしな。


俺とお前だけの、二人っきりのパーティだ。
朝まで一緒に踊り狂おうぜ。はははっ…！


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はぁはぁ…あー、ヤバかった。
本気で死ぬとこだった。


その浄化の技は悪魔にはちとキツいぜ…
こりゃ手下どもがやられたのも納得だな。


でも…お前もそろそろ限界だろ？
目に見えて覇気が無くなってきてんぜ？


古今東西、どんな物語でも悪は正義に
負けるって相場が決まってんだっけか？


だったら今からそれ、塗り替えてやるよ。


このサタン様が、悪は正義を屈服させられるんだって、証明してやる。


正義の希望たるお前を使って…な。
唇、ちょっと寄越せ…ンッ…


(ディープキス)


はぁ…ははっ、あはは！ははは！


いい気分だろ！？自分の心が
真っ黒になってくその感覚！
病みつきになるに決まってるよなぁ！？


へへへっ…どこまで抗えるか見ものだな。


俺の魔力はもう全身に行き渡ってるはずだ。
残り少ないお前の体力じゃ、もう
追い出されないかもなぁ？ククク…


あ？なに？もっかいキス？
シて欲しいのか？


けどこれ以上魔力流し込んだらお前、
魔力の過剰摂取で死ぬぜ？


あーあ…こりゃ完全に
俺の虜になっちまってんな。
天下の大聖女様が聞いて呆れる。


ま、いいけどな。俺好みの女に
仕立て上げんのも面白そうだ。


お前は今日から聖女改め魔女だ。


もちろん、眷属として俺に
ご奉仕してもらうぜ？


ククク…構わねえよ？
俺に忠誠を尽くすってんなら
もっと気持ちいいことシてやるよ。
どうする？


ははっ、決まりだな！
正義の象徴たる聖女様は
ここに闇堕ちしましたってなぁ！


おら、もっとこっち寄れ。
じゃないと上手く抱けねえだろ。ンッ…


(抱き寄せてキス)


かははっ…！さっきより
舌入れてくんじゃねえか…！


男を初めて知った感覚はどうだ？
最っ高に気持ち良くねえか？


くくっ…それでいい。
お前、最高にいい女だよ。


その煌びやかな衣装、
俺の眷属魔女としては
ちょっと似合わねえな。


魔女らしい衣装に着替えさせてやるよ…ほら。


(魔法で着替えさせる)


うん、いい感じだ。
俺専属の魔女らしい、良い格好だ。


礼には及ばねえ。だって
今からそれ、剥ぎ取るから。


(服をビリビリに破く)


ははっ…！いいモン持ってんじゃねえか！
ま、上から見た時点でお察しだったけどな！


その艶やかな髪も、柔らかい肌も…
ぜーんぶ俺のモンだ。
間違っても誰にも渡すなよ？


ん、それでいい。じゃあ始めるか。


俺とお前だけの
まぐわいの儀式をな…はははっ…！

・台本（ゆるボイ！）
天下の大悪魔サタンに魔女堕ちさせられて、全てを穢される
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎