貴女は久しぶりに遠距離で付き合っている彼氏の家にお邪魔した。訪ねてきた貴女を見た彼氏は、貴女のルックスの変化に驚きを隠せずにいて…？

(インターホン)


お、来たか。いらっしゃ、い…？


え、誰？どちら様？


ははは…嘘嘘。冗談だって。


え、でもめっちゃ痩せたくね？


一瞬ホントに誰？って思ったし。


あ、あー、ダイエット…なるほど？


まぁとりあえず上がれよ。お茶淹れるから。


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にしても、ホント痩せたよなぁ…


あのぽっちゃりだったお前が…


え？いや、悪くはないけど…


むしろ綺麗になったとは思う…


思うけど〜…前のぽっちゃりのお前も、それはそれで好きだったんだよなぁ…


あ、や、ダイエットが悪いとか言いたいんじゃなくてその〜…なんて言えばいいかな…


ん〜、それも違う…


痩せたお前が嫌になったとかでもない…


実際、今のお前可愛いし、ぶっちゃけ抱きしめたい。


けど…痩せると他の男寄ってくるんじゃないかなぁ、なんて思ってさ…


いや、ほら…ぽっちゃりな頃のお前だったら、「こいつの良さは俺だけが分かってる！」って胸張って言えたんだけどさ…


痩せて綺麗になったお前にそれ言っても、俺が面食いみたいじゃん？だから…


…ごめん。そんな顔させる気なかった。


だ、だけどこれだけは信じて欲しい。


俺、前のお前も今のお前も両方好き。優劣をつけるつもりはない。だから…！


(彼女が抱きしめる)


あ……うん。ありがとう…


いや、ホントにさ…お前の見た目が変わりすぎて、ちょっと遠い存在になったなーって思うと寂しくてつい…


いや、ありがとうはこっちのセリフ。


動揺しすぎて、めっちゃ失礼なこと言ったのに、許してくれたし。


けどなんで？周りになんか言われた？


あ、そ…それは嬉しいけど…


痩せなくてもお前のことは、大切な彼女だってずっと思ってるよ。


むしろダイエットで体調崩してないかが心配。マジで大丈夫？


そっか…無理してないならいいけど…


あー、はいはい…ちゃんとギューするから。さっきのお詫びも込めて…


(彼氏が抱きしめ返す)


ん…まぁ、抱き心地は今まで通りだな。


あ、一応言っとくけど、これ以上は痩せんなよ？もう十分可愛いから。


あ〜、でもやっぱ心配だぁ…他の男言い寄ってきそう…


絶対断る？んー、じゃあいっか。お前がそう言うなら…


なぁ、ついでと言っちゃなんだけど…髪触っていい？


さんきゅ…ちょっとだけ触らせてもらうな。


(彼女の髪を優しく撫でる)


やっぱいい感じ…お前の髪、最高。


マジマジ。お前の髪、俺にとって世界一の髪だから。


ははっ…ちょっと調子良すぎた？ごめん。


んー…前よりちょっと伸びたなー…


分かるって。髪といてると、前に触った時より手が下の方にいくもん。


まぁなー…俺、お前の髪好きだし。


ちょっと期間が空いても、そんぐらいの変化なら分かる。


バーカ…何年お前の彼氏やってると思ってんだよ。


ちょい前髪分けるな…おでこ、いただきっ。


(おでこにキス)


いや、なんとなく。おでこにキスしてみたくなっただけ。


あの、さ…今から一緒にシャワー浴びない？


ん、まぁ、な…


お前が予想以上に可愛くなってたから、シたくなってきた。ダメ？


ははっ、さーんきゅ。


じゃあ、まずはお風呂で一戦…な？

・台本（ゆるボイ！）
ダイエットして激痩せした彼女を見て驚く不器用な遠距離彼氏
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎