- 耳かき
- 癒し
- インモラル
- 甘々
- ボクっ娘
- 人外 / モンスター
- 鬼
- 式神
- 節分用台本
- 催眠
- 精神操作
- 洗脳
- クズ主人公
公開日2023年02月02日 18:22
更新日2023年02月02日 18:22
文字数
4208文字(約 14分2秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
式神の鬼
視聴者役柄
鬼を従える法師
場所
室内
あらすじ
強力な力を持った法術師であるあなた(リスナー)は、式神の鬼を呼びつけ耳掻きをさせる。
甘々で従順な式神だが、実はあなたの法術で洗脳されており──
ボクっ娘設定ですが、演者さんごとに適宜ショタや男性などに改変してくださって大丈夫です。
甘々で従順な式神だが、実はあなたの法術で洗脳されており──
ボクっ娘設定ですが、演者さんごとに適宜ショタや男性などに改変してくださって大丈夫です。
本編
失礼いたします、法師様
こたびは如何なる御用件でございましょうか?
僕はあなたの忠実なる式神にございますれば、どのような命令もお心のままに
ふむ……眠れないと?なるほど、癒しをお求めでございましたか
しかして法師様、あなた様は数えきれぬほどのアヤカシを式神として従える偉大な存在……かたや僕はけがれた鬼の身でございます
戦い、あなた様の敵を排除することはともかく、心身を癒すことなどできるましょうか?より、ふさわしい式神や、そうでなくとも人間の下女を呼びつけることも……
……そうですか
かしこまりました
それでも僕が良いとあなたがおっしゃるのであれば、断る理由はございません
化け物なりに精一杯法師様に奉仕させていただく所存です
……えと?ん?いかがいたしましたでしょうか……?
なぜ笑って……ん?奉仕……?ええ、ですから僕が法師様に奉仕させて……って、ああっ!!ちょ!いや、法師様っ!べ、別に今のはダジャレとかではなくてですね……たっ、たまたまでございます!偶然そういう感じになってしまっただけで……いやっ、ほんとですってば〜〜!ほーうーしーさーまー!!
……ぷっ……あははっ……もう、法師様がからかうから口調が崩れてしまったじゃないですか〜……敬語、頑張ってるに〜……
ふふ、いえいえ、法師様は僕の肩の力を抜いて下さろうとしたのですよね?
ありがとうございます。癒す側の僕が緊張していては、法師様が安らぐことなどできるはずもありませんもんね!はい!それでは改めて……法師様にご奉仕、させていただきますね♪
して、癒して言われましてもいろいろございますが……どのようなものをご所望ですか?
耳かき……ですか……ガサツで無作法な鬼にはやや荷が重いですが……僕とてあなたの式神!精一杯丁寧に頑張らせていただきます!ふふっ♪
ええと、では道具を……さすが法師様、準備が早いですね
はい、ありがとうございます
それでは法師様……正座の姿勢を取らせていただきますので、どうぞ、膝の上に頭をお乗せください
……ふふ、法師様……少し髪が伸びましたか?
わかりますよ〜
式神というのは、主のことを案外よく見ているものなのです♪
それにしても、艶やかな髪ですね。こうやってさすさす…と触ると、とても心地よいです
さすさす……さすさす……ふふ……なんだか癒されるなぁ……って、……いけないいけない!
てへへ……僕が癒されてどうするんだって話でした
気を取り直して……まずは右のお耳から綺麗にして行きますね
ふふ……お耳の形も、とても綺麗です……ずっと眺めていても飽きないくらい……じゃ、そうっと入れて行きますよ……そーっと、そーっと
(耳かきが中に入る)
よ〜し……うまく入ったでしょうか……?それでは……耳かき、始めさせていただきます!
(右の耳かきをしながら)
おお〜……やはりご多忙な法師様、やや耳垢が溜まってしまっておりますね……これはしっかりと、綺麗にしていかねば……
お耳を傷つけないように、やさしく、やさし〜くとって行きますよ〜
痛かったら、いつでもおっしゃってくださいね〜
ふむ……こんな感じかな……もうちょっと強くても……うーん……でもな……
えと、力加減とか……かく場所とか……ちゃんとできてます?僕、結構粗忽者なので……
……ちゃんと気持ちいいですか?えへへ……ならよかったです♪
じゃぁこのままやって行きますね〜♪えへへ〜♪
そっかぁ〜気持ちいいかぁ〜♪ふふ♪ふふふ〜ん♪
そりゃ嬉しいですよ〜
法師様にお喜びいただけるのが、式神にとっては一番の幸せですから♪
ふんふふーん♪ふーん♪っとぉ……
おっ……これは大きいですね〜……けっこう……こびりついてしまってるみたいです
よ〜し……ここが腕の見せ所ですね!
んしょ……んしょ……どうかな……あっ……もうちょっと……ちょっとだけ強くしますよ?んしょ……しょっ……
ん〜?ああ、ちょっと強くかくの、気持ちいいですよね〜♪僕も好きです
はい、鬼の里にいた頃に、乳母に何度かやってもらって……おっ……これは……よしよし……よーし……これで……どーだっ
あっ!取れました〜♪
えへへ〜!すっごくおっきいですよ〜♪大戦果です!
どうですか?お耳、さっきよりスッキリしたんじゃ無いかと思うんですが……ですよね!
ふふーん!それじゃぁ、梵天で細かいのをとって行きますよ〜
ふわふわの梵天で、癒されちゃってください♪って、流石に崩し過ぎですかね、口調
よいしょ……じゃぁ、ふわふわして行きますよ〜♪
(梵天で撫でながら)ふわふわ〜ふふ……ふわふわ……ふわ〜……なんて、ふふっ
ん?口調ですか?はい……普段はこう……出来る限り丁寧っぽい言葉を心がけては……いますねぇ
いやぁ、やっぱりこう、式神としてはしっかりした……厳格な口調を保ちたいじゃ無いですか
僕があんまりへらへらしてると法師様の威厳にも関わりますしね?
あっはは〜……まぁ……出来てないんですけど……
あ!でも法師様への忠誠心はちゃんと本物ですからねっ!
はい、出会って以来、あなた様への気持ちが揺らいだことはありません
今でも思い出します……あなたと出会った日のこと
ああ……そういえば、去年の節分のことでしたね
じゃぁ、ちょうど一年になるのかぁ……ふふ……懐かしいです
あ!もしかして僕に耳かきを頼んだのも、だからですか?
なるほど〜、たしかに、記念日ですもんね
というか、覚えててくださったんですね〜……ふふ……♪
すっごく嬉しいです……♡僕なんてあなたのたくさんの式神の一体に過ぎないのに……法師様は本当にお優しい方ですね
っと、そろそろいいですかね
それじゃぁ仕上げに……ふ〜〜〜
ふふ、法師様、今ビクってされました〜?そんなに気持ちよかったんですか?
じゃぁもう一回、ふ〜〜〜♡
はい、これでよし!すっかり綺麗になりましたよ〜♪
それに法師様、とってもとろけた顔をしてます♪ちゃんと癒せたみたいで良かったです
それでは……反対側のお耳を掃除して行きましょう♪
ふふふ、さっきよりはスムーズにやれますよ〜♪それじゃ、失礼しま……って…あっ、ちょ!お腹嗅がないでくださいよ〜!恥ずかしいですってば〜!法師様〜!
えー……んもう……命令じゃ……しょうがないですね
はいはい、好きになさってください
いいですよ、僕はあなたにされることなら、結局全部嬉しいんですから♪
それでは……改めて失礼します……よいしょ……(耳かきを入れる)
(左耳かきをしながら)
ふふ、こちらのお耳もお掃除のしがいがありそうですね〜……しっかりかきかきして行きましょう!
ん?ああ、さっきの続きですか?
ふふ、そうですね〜
じゃぁ、耳かきしながら思い出話でもしましょうか?
ええ、あの日のことはよく覚えています
忘れるわけないじゃ無いですか〜
あの日があったから、今僕はこんなに幸せでいられるんですから♪
ええ、あの日法師様は……旅先で偶然見かけた僕を気に入り、式神にするために里にいらっしゃいましたよね
あの時の僕はまだ愚かで、あなたの式神になるという名誉を理解できていませんでした
それどころか、誇り高き鬼が人に下るわけがないなどと……化け物の分際で、下らないことを言ったものです
でも♡法師様はそんな僕をそれでも欲しいと言ってくださいましたよね♡
抵抗しようとする僕をあっさりと見事な術で完封し、動けない僕の目の前で里を焼き払った勇姿は今でもこの目に焼き付いております
逃げ惑う里の鬼たちを次々に退治していく様は、昔話の英雄のようでした
女も子どもも、ともに育った鬼たちが残らず息絶えていくあの光景……今でも思い出します
いえいえ、恨んでなんていませんよ!
あなたを恨むなんて、とんでもない
法師様に逆らう方が愚かなんです♪
あの者たちも僕も本当に愚かで……僕を守るために徹底抗戦だなんて……あなたの望みに優先されることなんてこの世のどこにも無いというのにね
それに……不浄な鬼が人間様に滅されるのはこの世の摂理、ですから♡♡
ふふっ、ほんとに無様でしたよね〜♪最後は勝てないと悟って逃げ出して……ふふっ、ごめんなさい……つい笑ってしまいました……あまりにあの者たちが惨めで……ふふっ
……そして里を滅したあと……無力なくせに復讐だなんだと息巻く僕に、法師様は術をかけてくださいましたよね
心を書き換える術……いわゆる、洗脳です
『大切な仲間を奪った者の言いなりになんてなりたく無い』と、全力で抵抗しましたが……僕如きがあなたの偉大な術に叶うはずもありません
結局あっさり洗脳され……そこでようやくあなたに従うことの素晴らしさを理解し、心から忠誠を誓うことができました
本当に……化け物の分際で誇りだの仲間だのとほざいていたあの頃の僕は大馬鹿ものです
今から過去に戻ってぶん殴ってやりたいくらいですよ!なんてね
ええ……あの後……法師様のご命令で僅かな里の生き残りを始末した時の感覚は……今まで生きてきて最高のものでした
ああ……楽しかったなぁ……ふふっ……あはははっ♪
生き残りの中には僕の幼馴染や昔よく遊んでくれたおばあちゃんもいて……いて……
あ……れ?お……おかしいな……なんで涙が……出てくるんだろ……あんなに面白いことなかったのに……薄汚い里の連中を始末して……法師様に忠誠を示すことができた……最高の思い出なのに……
ご……ごめんなさい……手が……震えてしまってますよね……一回……やめていいですか?
ああっ!ていうか涙顔にかかっちゃってますね!お拭きします!えっと拭くものは〜たしか懐に……お顔失礼しますね〜……って、あれ!?また涙が……
……あはは……めんなさい……ああ……ダメだなぁ……こんなの……全然お役に立ててない……
僕、ダメな式神です……
え……法師様……?わっ、どうしたんですか急に寝返り打って!?
え……?法師様の目を……見ろ……ですか?
は、はい……わかりました
あ……ふあ……すごい……法師様の言葉が……頭の中に……染み込んでくる……これ……あの時にかけていただいた術ですよね?
ごめんなさい、もう一度洗脳させるような手間をかけさせてしまって……はは……ああ……でもよかったぁ……余計な気持ちが……消えて行きます……
こんな……こんないらない気持ち……早く全部消さないと……あ……いや……ちが……やだっ……忘れたくなっ……いえ……やじゃない……やじゃないです……
あ……ああ……あは……ふふ……ああ、あの時と同じ……完全に法師様のものになれた感じがする……は……ああ……
はぁ……終わり……ましたか?
ええ……なんだか、とても晴れやかな気持ちです
心がじんわりと、暖かくなるような……
法師様……また僕を洗脳してくれて、ありがとうございます♡
……ん〜〜〜!!よ〜〜っし!!もう大丈夫です!!
はぁ〜、いやぁ、お騒がせしました!
もぉ〜、急に泣き出すだなんて……ほんっと恥ずかしい
でもでも!法師様のおかげで元の忠実な自分に戻れました!僕の法師様への忠誠はもう揺らいだりしません!!
えへへ……なでなでしてくれるんですか?嬉しい……
ああ、喜んでばっかじゃダメですね!
それじゃぁこっちの耳も梵天して行きましょっか!
はい、じゃぁやって行きますよ〜
それでは……ふわふわ〜♪
(梵天で撫でながら)
ふふ……さっきはどうかしていました
やっぱり僕、今すっごく幸せです
さてと、それじゃぁ最後は、耳ふーですね
ふ〜〜〜♡
もう一回……ふ〜〜〜♡えへへ
えっと……大好きです♡法師様♡
こたびは如何なる御用件でございましょうか?
僕はあなたの忠実なる式神にございますれば、どのような命令もお心のままに
ふむ……眠れないと?なるほど、癒しをお求めでございましたか
しかして法師様、あなた様は数えきれぬほどのアヤカシを式神として従える偉大な存在……かたや僕はけがれた鬼の身でございます
戦い、あなた様の敵を排除することはともかく、心身を癒すことなどできるましょうか?より、ふさわしい式神や、そうでなくとも人間の下女を呼びつけることも……
……そうですか
かしこまりました
それでも僕が良いとあなたがおっしゃるのであれば、断る理由はございません
化け物なりに精一杯法師様に奉仕させていただく所存です
……えと?ん?いかがいたしましたでしょうか……?
なぜ笑って……ん?奉仕……?ええ、ですから僕が法師様に奉仕させて……って、ああっ!!ちょ!いや、法師様っ!べ、別に今のはダジャレとかではなくてですね……たっ、たまたまでございます!偶然そういう感じになってしまっただけで……いやっ、ほんとですってば〜〜!ほーうーしーさーまー!!
……ぷっ……あははっ……もう、法師様がからかうから口調が崩れてしまったじゃないですか〜……敬語、頑張ってるに〜……
ふふ、いえいえ、法師様は僕の肩の力を抜いて下さろうとしたのですよね?
ありがとうございます。癒す側の僕が緊張していては、法師様が安らぐことなどできるはずもありませんもんね!はい!それでは改めて……法師様にご奉仕、させていただきますね♪
して、癒して言われましてもいろいろございますが……どのようなものをご所望ですか?
耳かき……ですか……ガサツで無作法な鬼にはやや荷が重いですが……僕とてあなたの式神!精一杯丁寧に頑張らせていただきます!ふふっ♪
ええと、では道具を……さすが法師様、準備が早いですね
はい、ありがとうございます
それでは法師様……正座の姿勢を取らせていただきますので、どうぞ、膝の上に頭をお乗せください
……ふふ、法師様……少し髪が伸びましたか?
わかりますよ〜
式神というのは、主のことを案外よく見ているものなのです♪
それにしても、艶やかな髪ですね。こうやってさすさす…と触ると、とても心地よいです
さすさす……さすさす……ふふ……なんだか癒されるなぁ……って、……いけないいけない!
てへへ……僕が癒されてどうするんだって話でした
気を取り直して……まずは右のお耳から綺麗にして行きますね
ふふ……お耳の形も、とても綺麗です……ずっと眺めていても飽きないくらい……じゃ、そうっと入れて行きますよ……そーっと、そーっと
(耳かきが中に入る)
よ〜し……うまく入ったでしょうか……?それでは……耳かき、始めさせていただきます!
(右の耳かきをしながら)
おお〜……やはりご多忙な法師様、やや耳垢が溜まってしまっておりますね……これはしっかりと、綺麗にしていかねば……
お耳を傷つけないように、やさしく、やさし〜くとって行きますよ〜
痛かったら、いつでもおっしゃってくださいね〜
ふむ……こんな感じかな……もうちょっと強くても……うーん……でもな……
えと、力加減とか……かく場所とか……ちゃんとできてます?僕、結構粗忽者なので……
……ちゃんと気持ちいいですか?えへへ……ならよかったです♪
じゃぁこのままやって行きますね〜♪えへへ〜♪
そっかぁ〜気持ちいいかぁ〜♪ふふ♪ふふふ〜ん♪
そりゃ嬉しいですよ〜
法師様にお喜びいただけるのが、式神にとっては一番の幸せですから♪
ふんふふーん♪ふーん♪っとぉ……
おっ……これは大きいですね〜……けっこう……こびりついてしまってるみたいです
よ〜し……ここが腕の見せ所ですね!
んしょ……んしょ……どうかな……あっ……もうちょっと……ちょっとだけ強くしますよ?んしょ……しょっ……
ん〜?ああ、ちょっと強くかくの、気持ちいいですよね〜♪僕も好きです
はい、鬼の里にいた頃に、乳母に何度かやってもらって……おっ……これは……よしよし……よーし……これで……どーだっ
あっ!取れました〜♪
えへへ〜!すっごくおっきいですよ〜♪大戦果です!
どうですか?お耳、さっきよりスッキリしたんじゃ無いかと思うんですが……ですよね!
ふふーん!それじゃぁ、梵天で細かいのをとって行きますよ〜
ふわふわの梵天で、癒されちゃってください♪って、流石に崩し過ぎですかね、口調
よいしょ……じゃぁ、ふわふわして行きますよ〜♪
(梵天で撫でながら)ふわふわ〜ふふ……ふわふわ……ふわ〜……なんて、ふふっ
ん?口調ですか?はい……普段はこう……出来る限り丁寧っぽい言葉を心がけては……いますねぇ
いやぁ、やっぱりこう、式神としてはしっかりした……厳格な口調を保ちたいじゃ無いですか
僕があんまりへらへらしてると法師様の威厳にも関わりますしね?
あっはは〜……まぁ……出来てないんですけど……
あ!でも法師様への忠誠心はちゃんと本物ですからねっ!
はい、出会って以来、あなた様への気持ちが揺らいだことはありません
今でも思い出します……あなたと出会った日のこと
ああ……そういえば、去年の節分のことでしたね
じゃぁ、ちょうど一年になるのかぁ……ふふ……懐かしいです
あ!もしかして僕に耳かきを頼んだのも、だからですか?
なるほど〜、たしかに、記念日ですもんね
というか、覚えててくださったんですね〜……ふふ……♪
すっごく嬉しいです……♡僕なんてあなたのたくさんの式神の一体に過ぎないのに……法師様は本当にお優しい方ですね
っと、そろそろいいですかね
それじゃぁ仕上げに……ふ〜〜〜
ふふ、法師様、今ビクってされました〜?そんなに気持ちよかったんですか?
じゃぁもう一回、ふ〜〜〜♡
はい、これでよし!すっかり綺麗になりましたよ〜♪
それに法師様、とってもとろけた顔をしてます♪ちゃんと癒せたみたいで良かったです
それでは……反対側のお耳を掃除して行きましょう♪
ふふふ、さっきよりはスムーズにやれますよ〜♪それじゃ、失礼しま……って…あっ、ちょ!お腹嗅がないでくださいよ〜!恥ずかしいですってば〜!法師様〜!
えー……んもう……命令じゃ……しょうがないですね
はいはい、好きになさってください
いいですよ、僕はあなたにされることなら、結局全部嬉しいんですから♪
それでは……改めて失礼します……よいしょ……(耳かきを入れる)
(左耳かきをしながら)
ふふ、こちらのお耳もお掃除のしがいがありそうですね〜……しっかりかきかきして行きましょう!
ん?ああ、さっきの続きですか?
ふふ、そうですね〜
じゃぁ、耳かきしながら思い出話でもしましょうか?
ええ、あの日のことはよく覚えています
忘れるわけないじゃ無いですか〜
あの日があったから、今僕はこんなに幸せでいられるんですから♪
ええ、あの日法師様は……旅先で偶然見かけた僕を気に入り、式神にするために里にいらっしゃいましたよね
あの時の僕はまだ愚かで、あなたの式神になるという名誉を理解できていませんでした
それどころか、誇り高き鬼が人に下るわけがないなどと……化け物の分際で、下らないことを言ったものです
でも♡法師様はそんな僕をそれでも欲しいと言ってくださいましたよね♡
抵抗しようとする僕をあっさりと見事な術で完封し、動けない僕の目の前で里を焼き払った勇姿は今でもこの目に焼き付いております
逃げ惑う里の鬼たちを次々に退治していく様は、昔話の英雄のようでした
女も子どもも、ともに育った鬼たちが残らず息絶えていくあの光景……今でも思い出します
いえいえ、恨んでなんていませんよ!
あなたを恨むなんて、とんでもない
法師様に逆らう方が愚かなんです♪
あの者たちも僕も本当に愚かで……僕を守るために徹底抗戦だなんて……あなたの望みに優先されることなんてこの世のどこにも無いというのにね
それに……不浄な鬼が人間様に滅されるのはこの世の摂理、ですから♡♡
ふふっ、ほんとに無様でしたよね〜♪最後は勝てないと悟って逃げ出して……ふふっ、ごめんなさい……つい笑ってしまいました……あまりにあの者たちが惨めで……ふふっ
……そして里を滅したあと……無力なくせに復讐だなんだと息巻く僕に、法師様は術をかけてくださいましたよね
心を書き換える術……いわゆる、洗脳です
『大切な仲間を奪った者の言いなりになんてなりたく無い』と、全力で抵抗しましたが……僕如きがあなたの偉大な術に叶うはずもありません
結局あっさり洗脳され……そこでようやくあなたに従うことの素晴らしさを理解し、心から忠誠を誓うことができました
本当に……化け物の分際で誇りだの仲間だのとほざいていたあの頃の僕は大馬鹿ものです
今から過去に戻ってぶん殴ってやりたいくらいですよ!なんてね
ええ……あの後……法師様のご命令で僅かな里の生き残りを始末した時の感覚は……今まで生きてきて最高のものでした
ああ……楽しかったなぁ……ふふっ……あはははっ♪
生き残りの中には僕の幼馴染や昔よく遊んでくれたおばあちゃんもいて……いて……
あ……れ?お……おかしいな……なんで涙が……出てくるんだろ……あんなに面白いことなかったのに……薄汚い里の連中を始末して……法師様に忠誠を示すことができた……最高の思い出なのに……
ご……ごめんなさい……手が……震えてしまってますよね……一回……やめていいですか?
ああっ!ていうか涙顔にかかっちゃってますね!お拭きします!えっと拭くものは〜たしか懐に……お顔失礼しますね〜……って、あれ!?また涙が……
……あはは……めんなさい……ああ……ダメだなぁ……こんなの……全然お役に立ててない……
僕、ダメな式神です……
え……法師様……?わっ、どうしたんですか急に寝返り打って!?
え……?法師様の目を……見ろ……ですか?
は、はい……わかりました
あ……ふあ……すごい……法師様の言葉が……頭の中に……染み込んでくる……これ……あの時にかけていただいた術ですよね?
ごめんなさい、もう一度洗脳させるような手間をかけさせてしまって……はは……ああ……でもよかったぁ……余計な気持ちが……消えて行きます……
こんな……こんないらない気持ち……早く全部消さないと……あ……いや……ちが……やだっ……忘れたくなっ……いえ……やじゃない……やじゃないです……
あ……ああ……あは……ふふ……ああ、あの時と同じ……完全に法師様のものになれた感じがする……は……ああ……
はぁ……終わり……ましたか?
ええ……なんだか、とても晴れやかな気持ちです
心がじんわりと、暖かくなるような……
法師様……また僕を洗脳してくれて、ありがとうございます♡
……ん〜〜〜!!よ〜〜っし!!もう大丈夫です!!
はぁ〜、いやぁ、お騒がせしました!
もぉ〜、急に泣き出すだなんて……ほんっと恥ずかしい
でもでも!法師様のおかげで元の忠実な自分に戻れました!僕の法師様への忠誠はもう揺らいだりしません!!
えへへ……なでなでしてくれるんですか?嬉しい……
ああ、喜んでばっかじゃダメですね!
それじゃぁこっちの耳も梵天して行きましょっか!
はい、じゃぁやって行きますよ〜
それでは……ふわふわ〜♪
(梵天で撫でながら)
ふふ……さっきはどうかしていました
やっぱり僕、今すっごく幸せです
さてと、それじゃぁ最後は、耳ふーですね
ふ〜〜〜♡
もう一回……ふ〜〜〜♡えへへ
えっと……大好きです♡法師様♡
クレジット
ライター情報
BLとボクっ娘系が好きです。よろしくお願いします。
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