- ヤンデレ
- 百合
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月26日 18:11
文字数
1331文字(約 4分27秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
嫉妬から、暴走してしまった女の子の末路。
本編
注意:これは女性1人読み台本です。前半と後半で、会話相手が異なります。前半は男に対して、後半は女に対してのセリフです。
========================================
突然呼び出してごめんなさい。
ちょっと君に、お願いがあって。
その…もうあの娘(こ)に近づくのは、やめてもらえるかしら?
君もわかると思うけど、あの娘って、すごく優しい性格してるじゃない?
だから表向きは、君と楽しそうに接しているのだけど…
ほんとはあの娘、君のことを迷惑に思っているのよ。
前に、君のこと陰でこう言ってたわ。
「いつも近寄ってきて、私の時間を邪魔してくる男」って。
本当よ。あの娘にとって君という存在は、邪魔でしかないの。
拍子抜けしたような顔してるけど、考えてもみなさいよ。
君って、あの娘と去年同じクラスだったって理由だけで、
まるで昔からの付き合い、みたいな接し方してたじゃない。
女の子って繊細だから、君みたいな距離感の掴めない男、苦手なのよ。
あと、私はあの娘の幼馴染で、小さいころからずっと一緒にいたの。
私が誰よりも一番、あの娘のことを理解しているの。
あの娘は苦しんでいる。君という存在を苦(く)に感じている。
君があの娘のことを思いやるというなら、身を引いてちょうだい。近寄らないでちょうだい。
あの娘をこれ以上、苦しませないためにね。
わかったなら、もういいわ。
傷つけるようなことを言ってしまってごめんなさい。
知らぬが仏だったかもしれないけど、どうか真摯(しんし)に受け入れて頂戴。
じゃあ、失礼するわ。
(少し間をあけて)
…あなた!?
どうしてここに!?
今の話、聞いてたの?
そんな…
…違うの、違うのよ。
ウソついたのは、違くて…
え?「私はあんなこと言ってもないし思ってもない」って…
そんなこと…そんなことわかってるわよ!
あなたは、彼のこと邪魔だなんて思ってない…むしろ逆。そうでしょ?
だから、こうするしか無かったんじゃない!
こうでもしないと、あなた達が一緒になっちゃうじゃない!
嫌なの、嫌だったのっ。
あなたとずっと一緒にいるのは私なのにっ、何であなたはっ、
会って一年やそこらの馴れ馴れしい男とっ、よろしくやってんのよっ!!
はぁっ、はぁっ。やめて。そんな顔しないでっ!
嫌だ、嫌だ嫌だっ、そんな目で私を見ないでよっ!
私はいつもあなたの隣にいたのにっ。いつも、、一緒にいたのにっ。
…あーあ、私、やっちゃった。あはははっ。あははははっ。
あなたが欲しいからって、最低なウソをついて、あなたを傷つけた。
邪魔なのは、彼じゃなくて私の方じゃん。はははは。
ねぇ…女だからダメなの?教えてよ。
もしそうなら…私の「今まで」は、どうなるの?
あなたを想い続けた私の「今まで」は、どうなっちゃうの?
うううっ、もう嫌だ。嫌だ嫌だ。
あなたと同じ幼稚園じゃなきゃよかった。ちっ、違う小学校にっ、いっ、行けばっ、良かったぁっ。
中学もっ、高校もっ。
…あれ?いつもあなたに近寄ってるのは…私じゃん。なーんだ、私が勝手にまとわりついてただけか。ははは。はははは。
好きになんなきゃよかったっ。好きになんなきゃ、こんな想いしたりっ、あなたのこと傷つけたりしなくて済(す)んだのにっ。
ごめんっ。ごめんなさい。
もう大丈夫、私がいなくなるから。
もう二度と、あなたの前には現れないから、安心して…?
今までありがとう。大好き、だったよ。
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突然呼び出してごめんなさい。
ちょっと君に、お願いがあって。
その…もうあの娘(こ)に近づくのは、やめてもらえるかしら?
君もわかると思うけど、あの娘って、すごく優しい性格してるじゃない?
だから表向きは、君と楽しそうに接しているのだけど…
ほんとはあの娘、君のことを迷惑に思っているのよ。
前に、君のこと陰でこう言ってたわ。
「いつも近寄ってきて、私の時間を邪魔してくる男」って。
本当よ。あの娘にとって君という存在は、邪魔でしかないの。
拍子抜けしたような顔してるけど、考えてもみなさいよ。
君って、あの娘と去年同じクラスだったって理由だけで、
まるで昔からの付き合い、みたいな接し方してたじゃない。
女の子って繊細だから、君みたいな距離感の掴めない男、苦手なのよ。
あと、私はあの娘の幼馴染で、小さいころからずっと一緒にいたの。
私が誰よりも一番、あの娘のことを理解しているの。
あの娘は苦しんでいる。君という存在を苦(く)に感じている。
君があの娘のことを思いやるというなら、身を引いてちょうだい。近寄らないでちょうだい。
あの娘をこれ以上、苦しませないためにね。
わかったなら、もういいわ。
傷つけるようなことを言ってしまってごめんなさい。
知らぬが仏だったかもしれないけど、どうか真摯(しんし)に受け入れて頂戴。
じゃあ、失礼するわ。
(少し間をあけて)
…あなた!?
どうしてここに!?
今の話、聞いてたの?
そんな…
…違うの、違うのよ。
ウソついたのは、違くて…
え?「私はあんなこと言ってもないし思ってもない」って…
そんなこと…そんなことわかってるわよ!
あなたは、彼のこと邪魔だなんて思ってない…むしろ逆。そうでしょ?
だから、こうするしか無かったんじゃない!
こうでもしないと、あなた達が一緒になっちゃうじゃない!
嫌なの、嫌だったのっ。
あなたとずっと一緒にいるのは私なのにっ、何であなたはっ、
会って一年やそこらの馴れ馴れしい男とっ、よろしくやってんのよっ!!
はぁっ、はぁっ。やめて。そんな顔しないでっ!
嫌だ、嫌だ嫌だっ、そんな目で私を見ないでよっ!
私はいつもあなたの隣にいたのにっ。いつも、、一緒にいたのにっ。
…あーあ、私、やっちゃった。あはははっ。あははははっ。
あなたが欲しいからって、最低なウソをついて、あなたを傷つけた。
邪魔なのは、彼じゃなくて私の方じゃん。はははは。
ねぇ…女だからダメなの?教えてよ。
もしそうなら…私の「今まで」は、どうなるの?
あなたを想い続けた私の「今まで」は、どうなっちゃうの?
うううっ、もう嫌だ。嫌だ嫌だ。
あなたと同じ幼稚園じゃなきゃよかった。ちっ、違う小学校にっ、いっ、行けばっ、良かったぁっ。
中学もっ、高校もっ。
…あれ?いつもあなたに近寄ってるのは…私じゃん。なーんだ、私が勝手にまとわりついてただけか。ははは。はははは。
好きになんなきゃよかったっ。好きになんなきゃ、こんな想いしたりっ、あなたのこと傷つけたりしなくて済(す)んだのにっ。
ごめんっ。ごめんなさい。
もう大丈夫、私がいなくなるから。
もう二度と、あなたの前には現れないから、安心して…?
今までありがとう。大好き、だったよ。
クレジット
ライター情報
OSと申します。同人音声サークルに所属し、シナリオライターとして活動しています(2020年3月~)。
本業は大学生で、趣味はお絵描きです。
いつか自分が主宰の同人音声サークルを作るのが夢です。
本業は大学生で、趣味はお絵描きです。
いつか自分が主宰の同人音声サークルを作るのが夢です。
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