あらすじ
高校時代は君にべったりだったのに、どんどん可愛く美人になっていく彼女。
そんな彼女に劣等感を抱えた君は別れ話を切り出してしまい・・・・・・そして、監禁されるお話です

どうしたの？大事な話って。

忙しいのにごめんね？

全然、忙しくから平気だよ。

というか、忙しくても君の為なら地の果てでも駆けつけるつもりだよ。

周りの男の子たち撒いてくるの大変だったでしょって。

まあ、それはちょっとは大変だったけどね。

君が謝るほどのことじゃないよ。

みんな彼との約束があるからって言ったらどいてくれたしね。

それでも君の貴重な時間を奪ってるのは変わりないからって・・・・・？

ほ、ほんとにどうしたの？！

何か変なものでも食べた？！

君はそんなこと言う人じゃないでしょ？

なんか変だよ？

ね、なんか悩み事でもあるの？

なら、私に話して・・・・・？

なんとかできるかもしれないから。

え・・・・・？

なんで？

どうしてそんなこというの？

いきなり別れるなんて。

今まで喧嘩だってなかったし、最近も普通にデートしたり、お泊りしたり色々してたよね？！

ねえ、どうして・・・・・？

黙っててもわかんないよ。

教えてよ。

わかった、君が何も言わないなら仕方ないね。

君が私と別れたい理由教えてくれるまでここから動かないし、別れてあげないから！！

少しづつでもいいから教えて・・・・・

私、何時間でも待つから。


（数十分後）

君が必要じゃないなんて・・・・・

そんなこと全くないのに・・・・・

私、まだまだ君が必要だよ？

外見は高校時代よりも明るくなって変わったけど、私の根っこの部分は変わってないよ。

君にまだまだ依存してるよ。

だから考え直して？

信じられないって・・・・・

じゃあ、証拠を見せたら信じてくれるってこと？

わかった、じゃあついてきてよ。


（彼女の家まで移動）

そう、この部屋。

君には見せたことない秘密のお部屋。

私以外誰も立ち入れない、誰にも見せたことのない場所。

（鍵を開ける音）

いいよ、入って。

ね？ね？これでも私が君に依存してないなんて言える？

驚いてる？

驚いて当たり前だよね。

壁一面に君の写真がビッシリ貼ってあるんだもん。

あ、他にもあるよ。

そこのタンスの一番下の段開けてみて。

何だと思う？

じゃじゃーん、君がなくしてたと思ってたあれやこれでーす！

ほらほら、これとか懐かしいでしょ？

君が高校の修学旅行の時になくしたって言ってた、ハンカチ。

こっちは君がずっと使い続けてきたイヤホンでしょー？

他にもいっぱいあるよ。

言動や外見は頑張って、頑張って、君に迷惑かけないようにって直したんだ・・・・・

その反動がこの部屋の数々なんだけどね・・・・・

でも、それで君が疎外感や変な気持ちを感じるなら戻しちゃうね♡

はい！これで君がまだまだ私にとって必要で大切な人ってわかったでしょ？

じゃあ、これで別れる話はなくなったね！

これからもたくさんたくさん思い出を作っていこうね！

・・・・・でもね、その前にやらなきゃいけないことがあるんだ。



ねえ、さっきの別れ話ってほんとに君の意思なのかな？

誰かに吹き込まれたんじゃないの？

ねえ、ねえ、ねえ、ねえ？

私、君のことならなんでもわかるよ？

ありがとう、教えてくれて。

いつも私の周りにいる鬱陶しい男たちが君によくないこと言ったんだね？

なんて言ったの？

君は私にとってふさわしくないって言ったんだ？

ふーん、あの人たちは昔の私のことも何も知らないのにね。（底冷えするような声）

そんな言葉、気にしなくていいからね。

・・・・・でもぉ、そんなしょうもない言葉に少し惑わされた君にもお仕置きしなきゃだね。



えいっ！（手錠をかけられる音）

びっくりした？

ベッドに繋いじゃった。

反省できるまでこの部屋で監禁ね？

私の愛をたーっぷりその身で24時間３６５日受け取ってね♡

今日のところは君も疲れてるだろし、この部屋でゆっくりしててよ。

頭を冷やす意味も込めてねっ。（一番元気に）

私は君が頭冷やしてる間に不届き者に罰を与えてくるからさ。（底冷えする声で）

・台本（ゆるボイ！）
君に依存系彼女が高嶺の花になって独り立ちしたので別れを告げたらヤンデレになって監禁された話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
猫の被り物