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丁寧語同級生にフラれる話
written by ユキ
  • 告白
  • 学校/学園
  • 敬語
  • 片思い
  • 学生
  • 同級生
  • 清楚
  • 惨敗
  • 一刀両断
公開日2024年10月01日 00:04 更新日2024年10月01日 00:23
文字数
1269文字(約 4分14秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
誰にでも丁寧語で話す図書委員(高校生)
視聴者役柄
クラスメイトの男子
場所
下校時刻間近の図書室
あらすじ
1000文字の台本練習として書きました。
好きの反対とは何かという話です。

本文中のト書きについては以下の通りです。
■状況説明
☆演技指示

■あらすじ
俺は今日、クラスメイトで図書委員のあの子に告白する。
誰に対しても丁寧語で話して、いつも落ち着いた雰囲気の彼女。
半年間図書室に通って、好きな本の感想を語り合う仲になれたし、教室でも他愛ない雑談をする機会も多い。
めちゃくちゃ緊張するけど、この気持ちをしっかり伝えて、もう一歩進んだ関係になれたら……!
本編
丁寧語同級生にフラれる台本
(■下校時刻間近の誰もいない図書館)
(■カウンターへ歩いてくる人影に気が付き顔を上げる)
(☆意外そうに)

あら、読みたい本が見つかりませんか?
いえ、ずっと落ち着きなくウロウロされていたので。
珍しいですね、いつもならすぐ、奥の席で読書を始めているのに。
あそこ、座り心地がいいんですか?
そうですか。まあ、私は基本的にカウンターにしかいませんが。

それはそれとして。
タイトル教えてください、検索してあげます。

(☆頓珍漢な回答に呆れたように)

……探してる本に決まってるじゃないですか。
見つからないからこっちに来たんでしょう?

(☆納得したように)

ああ、私に用ですか。
だったら早く声をかけてくれればよかったのに。

もしかして声かけてましたか?
今日はそんなに集中しているつもりはありませんでしたが、ご存じの通り、一度読書を始めるとのめり込んでしまうもので。

それならよかった。
無視されるとやるせない気分になりますからね。

(■姿勢を正して仕切り直す)

それで、話とは何でしょう。
……随分と挙動不審ですが、そんなに言い難いことですか?
無理に聞こうとは思いませんが、話して楽になることがあるのも事実です。
あくまで一般論なので責任は持ちませんが。

(■目を見てはっきりと告白される)
(☆予想外の言葉に少し驚く)

……ええと、冗談ですか?
……なるほど、物好きな人ですね。

(☆普段の様子に戻る)

まあ、蓼食う虫とも言いますし。
ただ、虫が蓼を好きでも、逆もそうであるとは限らないということですね。

(☆事実を淡々と告げるように)

すみません、私はあなたに対して特別な感情を持ち合わせてないです。
端的に言うと、興味がないんです。

(☆正しい表現を探しながら)

いえ、別に嫌いではないですが。
何と言いますか、あなたについて詳しく知らなくても別に構わない、というところでしょうか。

クラスメイトで、図書室によく来ていて、読書が好きらしい。
その程度の情報量で充分なんです。

(☆ほんの少しだけ申し訳なさそうに)

傷つけてしまったならすみません。
気持ちを伝えるのは勇気のいることだったかと思います。
でも、私がそれに気を遣うのも違うでしょう?

(☆呆然とする相手を諭すように)

……そんなに落ち込まないでください。
私はあなたに興味ありませんが、それで自分の全てを否定された気になる必要はないですよ。
この世界は自分の意思では変えられないものがほとんどなんですから。
絶対に変わらないことを変えようとするより、もっと有意義なことを探した方がいいと思いますよ。

(■下校時刻を知らせるチャイムが鳴る)
(☆先ほどまでの会話への興味を失ったように)

……もうこんな時間ですね。
この話はここまでにしましょう。
もちろん、言いふらしたりなどはしませんから。
そろそろ閉めますので、退室してもらえますか?

(■フラフラと立ち去る背中には目もくれない)
(☆ふと思いついたように)

……そうだ、1つだけアドバイスしてあげます。
告白は両思いを確認するための形式的な儀式、だそうですよ。
あなたからはそう見えていたんでしょうか。
ではまた明日。

(ト書き抜き997文字)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
丁寧語同級生にフラれる話
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ユキ
ライター情報
幼馴染が何より大切です。
幼馴染との存在しない思い出を胸に生きています。
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