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あなたを飼っているペットショップのお姉さん
written by 古城 葵
  • 耳かき
  • 寝落ち
  • 寝かしつけ
  • お姉さん
  • ペット
  • ペットショップ
  • 動物視点
  • 年上
  • 睡眠導入
公開日2025年05月05日 01:50 更新日2025年05月06日 13:59
文字数
2464文字(約 8分13秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
ペット
場所
ペットショップ
あらすじ
お姉さんのペットになってやさしく耳かきをしてもらう話。

――――――
作成はChatGPTに手伝ってもらいました。
本編
【注意】
本台本はフィクションです。
綿棒、耳かきを用いた耳掃除は、動物の健康を害する場合があります。

【記号】
■:状況説明
□:効果音
――:ペット(視聴者)に向けたセリフ

………………………………

■静かな店内
□耳かき〈左〉
□来店音〈左〉(風鈴の音/遠め)

 ――あ、ちょっと、動かないの。大丈夫、お客さんだよ。

 いらっしゃいませ。
 っと。すみません、いま、この子のお世話をしていて。

□耳かき中断

 ――ほら、お預け。待て。待てだよ。

 え、このままでいいんですか?
 でも……
 すみません。では、お言葉に甘えさせていただきます。
 どうぞ、お店の中を見て回ってくださいね。

□耳かき再開〈左〉

 ――優しいお姉さんでよかったねえ。

 そうです、耳かき。
 ああ、これはペット用の特別な耳かきです。……市販の耳かきでやったらだめですよ? ごめんなさい、ご存知でしたよね。
 この子、かなり変わった子で……耳かきされると、喜ぶんです。
 いやがる子も多いんですけど、この子は耳かきが大好きで。ほら、眠そうでしょう? こうしてお昼寝するのが大好きなんですよ。
 お昼寝が好きなのは、この子だけじゃないですけどね。あっちも、お昼寝中の子たちです。この時間帯は、みんなまどろんでることが多くて。
 陽がちょうどよく入るんですよ、この窓際。あたたかくて。
 こうして耳かきしてると、うとうとしてきて。普段は耳をパタパタさせて危ないんですが、こうしてとろんとしてるときは動かなくて。でも、よく見るとしっぽがふるえているでしょう?
 ――眠いねぇ。
 たぶん、触られると幸せホルモンが出るんでしょうね。言葉はわからなくても、ほら、目を細めて気持ちよさそうにしています。
 ――かりかり、かりかり……。

 触ってみます? ふわふわして気持ちいいですよ。
 大丈夫ですよ。見た目は大きいですけど、臆病なので暴れたりしません。

 ――うんうん、よしよし。お利口さん、お利口さん。
 本当に怯えると吠えるんですけど……今は私の膝の上なので、おとなしいはずです。ね、柔らかい毛でしょう? 引き取ったときは、毛が固くてごわごわしていたんですけど、毎日丁寧にブラッシングすれば、雑種でもこれくらいふわふわになるんです。

 今日は、どんな子をお探しですか?
 この子? ごめんなさい、この子は私のペットなので。一緒にきた子たちは飼い主さんたちが見つかったんですけど、この子だけ、ずっと残っていて……愛着が湧いちゃったんです。
 ――こら、暴れない。チクってするよ?
 すみません、この子、こういう話になると、ちょっと拗ねるんです。お迎えの話とか、誰かに連れていかれるかもって思うと、すぐ態度に出る。
 ――だからお迎えしてもらえなかったんだよ? もう、わがままなんだから。
 あはは……私のことを気に入ってくれているんだったら嬉しいんですけどね。

□耳かき終わり

 ――ほら、ふわふわの梵天だよ。これ、好きだもんね?

□梵天〈左〉

 これ、ちょっといい素材で作ってもらった特注品なんです。動物用の耳かきって、なかなかないから、職人さんに無理言っちゃって。でも、こんなに気持ちよさそうにしてくれたら、作ってよかったなって思います。一本目は、噛んでだめにしちゃったんですけどね……
 ――中に空気がこもってて、ちょっとあたたかい。ふわふわの綿で、そっと包んで……奥まで入れないように、ゆっくり。
 目が細くなったの、わかりました? 気持ちいいんでしょうね、耳の中でやわらかい風がふわって舞って。この子に最初に会ったとき、ちょうど左耳を梵天で掃除してあげたんです。最初はすごく怯えていて、噛みついてきたりもしたんですけど……それからは、あんまり吠えなくなって、ずっと甘えてくるんです。
 この耳で、どんな音を聞いてきたんでしょうね。
 きっと、最初は怖かったと思います。私には想像しかできないけど、人間の怒鳴り声、雨風の音、動物の唸り声。この子に私の声がどう聞こえているかはわからないけど、穏やかに聞こえていたらいいなって……。
 ――つらいこともあったかもしれないけど、今は全部忘れて。気持ちいいことだけ感じてくれてたら……それで、いいんだよ。


□梵天終わり

 ――はい、こっちの耳は終わり。
 ふふ、うっとりして……もう完全にとろけた顔してますね。耳のまわり、ちょっと熱くなっていて……
 ――血が巡ってる証拠だね。ちゃんと気持ちよかったんだ? つぎは右。ほら、ごろん。それとも、もう寝ちゃう?

 ――はい、よくできました。

□耳かき〈右〉

 ――ん、やっぱり右のほうが少し敏感かな?
 ぴくって、少しだけ耳が動いた。くすぐったいんだよね。
 でも、ほら、さっきよりもずっと落ち着いてる。慣れてきた証拠。えらいねえ。
 右耳は、最初は全然触らせてくれなかったんですよ。触るだけでびくってして、逃げ出しちゃうくらい。でも、毎日少しずつ、少しずつ声をかけながら優しく撫でていたら……今では、自分から膝の上に乗ってきて、耳かきをされるのを待つようになりました。
 ――ほんと、甘えん坊。
 ――かり、かり……ふふ、またまぶたが落ちてきた。
 ――さっきまでぴくぴくしてた尻尾が、おとなしくなってる。ふふ、もう寝ちゃいそうだね。

 前に病院で耳を診てもらったとき、お医者さんに「すごくきれいですね」って褒められたんです。「すごく丁寧にお世話されてるのがわかりますね」って。……私まで嬉しくなりました。
 きっと、この子のことを自分のことみたいに感じてるんでしょうね。
 ――家族だもんね。

□耳かき終わり

 ――はい、最後の梵天だよ。

□梵天〈右〉

 さっき触ったとき、この子、ふわふわしていましたよね? この子の耳の内側はもっとやわらかくて、細くて、繊細な毛なんです。まるで羽毛みたい。
 その一本一本が、私の手の動きを覚えてくれてるみたいに、ぴったりと馴染んで……気のせいかもしれないですけど、眠くなると、毛がやわらかくなるみたいなんです。

 ――口元、だらしないよ。

 気持ちよくなると、こうやって、笑ったみたいな顔になるんです。私、この顔が好きで……でも、写真を撮ろうとすると起きちゃうんですよね。
 ――こっちの耳も、もうすぐ終わりだよ。
 ――名残惜しい? 大丈夫、また明日もやってあげるからね。

■フェードアウト
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
あなたを飼っているペットショップのお姉さん
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
古城 葵
ライター情報
こじょう あおい
台本の一部はhttps://syosetu.org/novel/324903/でも利用しています。
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