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【逆NTR/純愛/吃音】[トモカサイド]あてつけのために適当な男に全部あげちゃった幼馴染ちゃんは、恋人になったキミに初めてをあげるためにキミを好きだという女の子を紹介してきた。
  • 純愛
  • NTR
  • ラブラブ
  • 同級生
  • 学生
  • 吃音
公開日2025年08月29日 07:24 更新日2025年08月29日 07:34
文字数
11478文字(約 38分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染彼女のサークル仲間(トモカ)
視聴者役柄
ナジミの彼氏
場所
大学構内、"あなた"の部屋など
あらすじ
 両想いの幼馴染くんがいつまでたっても踏み込んでこないので、当てつけで他の男に初めてを全部あげてしまったナジミちゃん。

 その後幼馴染くんと付き合うことになったものの、初めてをあげられなかった後悔から、幼馴染くんを好きだという人見知りで奥手な女の子・トモカちゃんに初めてを捧げさせる。

 それが彼女たちにとっての人生の分岐点となるーー。
本編
(※空白の部分は"あなた"が何か言ってる部分です)
(※トモカは軽度の吃音なので、朗読の最中に噛んでもそのまま進めてください)


★1日目★

あ、あの、えっと、今ナジミちゃんから聞いた通り、なんですけど、あ、あらためて……。
わたし、タチハラトモカっていいます。
初めましてじゃ、ない、んですが、その……中学のとき、いじめられてるところをあなたに助けていただいたんですが、覚えてます、かね……?
あっあっ、今さっき覚えてるって、ぃぃい言ってましたよね、すみませんすみませんすみません!
で、でもそのおかげでいじめられなくなって、……。
えっと、か、快適にすごせました!
お、お話しするっ、練習はたくさんしたんですが……ど、どうしてもうまく喋れなくて……そのせいで友達は、できなかったんですけど、ね……えへ、えへ。
あ、で、でもあのときは、ありがとうございました!
そ、そのときから、ずっとあなたのこと、見てました!

(※ここからトーン上げて早口で)
あっあっ! ごめ、ごめんなさい!
こ、こここんな人見知りで臆病で陰キャでストーカーみたいな女、き、キモいですよね!
おおおまけに胸は小学生のときからぺったんこなまま育ってないですし、背は無駄に高いし、痩せてて肋骨浮き出てるし、まま前髪だって人と目を合わせるのが苦手で伸ばしてるんです!
あ、あ、手だって繋ぎたくないですよね、手汗っ、手汗かいてるからぬるぬるしてて!
(↑トーン上げ早口ここまで)

あぁあ、あれ、おかしいな、1人の時うまくしゃべ、喋れるのにな……すみ、すみませ……。

え? そんなに、謝らないで欲しい、ですか?
あ、あ……すみませんごめんなさい、どど、どうしても、く、くしぇ(癖)で、あ、噛んじゃった、く、くs、くしぇ、あっあっあっ……。

わた、わた、わたし吃音で、落ち着いて喋れとか、ゆっくりでいいとか、"あっ"て言ってから話すの、んくっ、やめない?ときゃ、と、とか、とかです!
よく言われるんですけど、落ちつっ落ち着いてても、なかなか喋るの苦手で……。

な、なので、こここんなわたしとなんか1ヶ月も続かないと思うんです!
だ、だ、だから、今ここで断っていただいても……。

(※無理やり元気に喋ろうとする)
あ、ああっ、そ、それにしてもナジミさんもご強引ですよ、ね。
てて、適当な男の人に、全部あげちゃったせいで、ずっと好きだったあなたに初めてをあげられなかったからって、よりによってぅわたしを選ぶなんて……。
えへへ、えへ、へへ……。

え? わたしが、かわいい、ですか?
あ、いぃぃいえいえそんな、そんなこと。

あぁっ!
いえいえ……っ全然、いやだなんてことないです!
むむむしろ、ずっと遠くから見てた、だけだったので、でで、デートしていただけるだけでも嬉しいでしゅ!
あ、また噛んじゃた……。
で、でもこのあと、かか買い物に行きたいなって思ってて……。

(※怪訝そうに)
一緒に、ですか?
スーパーで、ですよ?

し、食事ですか?
あっ、でしたら、わたしの家で……あっ!
あ、あ、いえ、その、散らかってて……!

善は急げって、そそそそんな!
ちょ、ちょっ……!

(※場面転換)
(※鍵を回し、玄関ドアを開ける音)
(※ビニール袋の音と、足音を数歩分鳴らしながら)
すすすすみません、散らかってて……。

え、ナジミさんはもっとひどい、ですか?
い、意外です、しっかりしてそうなのに。

あっ、あっ、ぜぜぜ全然いいですよ?
ほ他っ、他の女の子の話とかわたし気にしませんから!
そんな、謝らなくてもき気にしないです!
むしろ魅りょきっ、みりょ、魅力てk、魅力的なっ、〜女性に憧れてるので、参考にしたいと……。

あ、部屋!
部屋、ちょっとかさ付けますね!(かさ付け=片付け)
か、買ったものはっ、机の上に置いといてくださいっ。

(※ガサガサカランと音を立てながら片付けている)
トっ↑……ときどき掃除してるんですがっ、なかなか余裕がなくてですね、そのままで……。

あ、え、えっと、いいい一応座れるところは確保しましたんで!
ぃぃい今からカレーを作るので、待っててくだ……え、一緒に作ってくれるん、ですか?
で、でも……。

た、た確かに一緒に作ったほうがは早いですけど……ぉ客さんですし……。

い、一緒にしたほうが楽しい、ですか?
じゃ、じゃあ、その、ぉ願いしていいですか?

(とんとん、しょりしょり、ぐつぐつ)
(食事の音)
(食器を洗う音)
(ポットのお湯をカップに注ぐ音)
(コーヒーを差し出す音)

ごち、ご馳走様、でした。
あ、いえいえ、こちらこそぁりがとうございました。
あ、後片付けまでしていただいて……。
で、でも、一緒の時間を過ごせて、その、楽しかった、です。
ぃいままでで最高の誕生日でした。

あ、謝らないでください!
あなたは、わたしのたんっ、誕生日、今日知ったばかりですし!
そ、それに、ケーキまでいただきましたし。
えへ、えへへ。
(※コーヒーをすする)
あっつ!
あっあっ、あ……えへ、へ……。

(3秒沈黙)

っ……そ、それにしても、っナジミちゃんは強引ですよね。
は、はじめてをあなたへの当てつけで、好きでもない人にあげちゃったからって、他の人に代わりをしてもらおうだなんて……。
し、しかもそれでわたしを選ぶなんて……。

えっあっ、この話、会ったときにもしましたよね、すみません!
ぉお同じ話をしてしまって……。
ま、まあ、サークルで男性経験ないの、わたしくらいしかいませんでしたし。
ぃ、いえでもそのおかげで、わたしはこうして、あなたと一緒にいられる、わけで……。
ぃい1ヶ月限定のお付き合いですが……わたしなんかで、いいん、ですか?

えっえっ、ぅわたしがかかカワイイだなんて、そんな!
わた、わたしなんて地味だし、身長高いのに胸平べったいし、きき吃音もひどいし……えへ、えへへ……。
あっ、これも会ったときに……言いましたね。えへ、えへ。

(3秒沈黙)

あ……あなたは……落ち着けとか、"あっ"で始めるなとか、言わないんですね。
わ、わたしなんかのは話でも、喋り終わるまでちゃんと聞いてくれる……。
ぅ嬉しいんですけど……無理させてるみたいで……その、しんどくないですかね……?

あ、しししんどい、ですよね……。
そりゃそうですよ、ね……。

でも……?

わた、わたしのこと、もっと知りたい、ですか……?
し知って、どうするんですか……。

そ、そうですね。ナジミさんの、ことですし、最後までやり切らないと、納得しそうににゃ、ないですよね。

あ、いえ、不束者だなんて!
ぅわわわたしのほうこそ不束者で……!
こ、これから1ヶ月、よろしくお願いします!

あ、もう帰っちゃ……あ、あ、いえその、もう少し、もう少しだけ一緒に……!
あ、いえ、さすがに急にはダメですよね、えへ、えへ……。

はい、それでは、また……明日。


★2日目★

(※カラオケ店内にて)

えっと、き、今日の課題……カラオケと、キス、ですよね……。
キ、キキキ、キスだなんて、ぃいきなりできるわけない、ですよね。
わたし、どちらもしたことなくて……。

え、す、好きな歌のジャンルですか?
そ、その……えと、あ、アニソン、とか……。

えっ? あなたもアニソンが好きなんですか?

あ、はい! それって"ごちねこ"のオープニング、ですよね?
"ご注文はねこのレストランで"第2期!

あ、それも知ってます!
クリップスラッパーズですね!
こ、子どもの頃大好きで見てました!

メカニックカージュも見てたんですか!?

あっあっ、すみませんっ!
だ、大好きなアニメの名前が出てくるなんて思わなくて、はしゃいじゃって……。
えへへ、えへ……。
でも、すみません、わたし、歌下手で……。

え、いいんですか?
一緒に歌えば、こわくないんですか、ね……。

そ、そですか……。
じゃ、じゃあお言葉に甘えて……。

(3時間後)

はぁ……。(※恍惚としたため息)
こ、こんなに歌うのが楽しかったの、初めてです……!
も、もう喉乾きっぱなしです!
(ストローでドリンクを飲む)

あ、もう3時間も経っちゃいましたね。
たっ楽しかったけど、ちょっと、疲れちゃいました。

はい、そろそろ出ましょうか。

(※場面転換)
(※2人分のゆっくり歩く足音)

ぉお送ってくださってありがとうございます。
き、今日はすごく楽しかったです。
ああぁアニメの話できる人、たぶんいたとは思うんですが……なかなかっ、自分から話しかけること、できなくて。
だっ……だから今日、目一杯お話しできて、嬉しかったです。

あぁー、ナジミさんって、アニメとか興味なさそう、ですもんね。

そ、そうだ!
こ、こ今度、2人で一緒に、見たことない作品とか、見ませんか?
も……ぅ、もっと、あなたと語り合いたいです!

あっはい、それじゃあ、また明日……あっあっ……!
ま、待ってくださいっ!
そ、そそういえばキスの課題……がまだ、ですよ?

ふふ雰囲気もへったくれもありませんが……その。
えっ……と……。
すぅ〜〜〜〜、はぁ〜〜〜〜……。
(5秒沈黙)
……あの、あのあの、わわわ、わたし……中学のころ、いじめられてて、
3年生の頃、女子トイレで、クラスの女の子にリンチされてるところを……あ、あなたに助けられて、から……
ずっと、遠くから見てて……
あ、えっと、そのときから、ずっと、あなたのことが好きで……
で、でも、あなたの隣には、いつも、ナジミさんがいて……。
見てることしか、できなくて……。
その、手がとっ……届かなくてもいいから、あなたのこと、見ていたく、て……。
なんっ、なんとか、会話に聞き耳たてたりして、高校も、大学も、同じところ、頑張って受けて……。

きき、き、気持ち悪いですよね、こんな、ストーカーみたいな、こと……。
す、それに、ナジミさんが他の男の人と、つ、付き合い始めてっチャンスだったのに、勇気出せなくて、やっぱり、遠くから見てるしかっ……できなくて。
(※深呼吸2回)
その……男の人と別れて、すぐにあなたと付き合い始めて、すごくショックで、つらくて……。

えへ、えへへ!
か、彼女のいる男の人を好きでい続けるだなんて、気持ち悪い、ですよね……。
でも、どうしても諦められなくて、あ、あなたのことしか、目に映らなくて。
そ、それで、(※肩を掴む音)
んっ……! ちゅ……ちゅ……はむ……ちゅぴっ……。
(※効果音ースマホカメラ)

えと、えっ、と、ど、どうし、て……?

そ、そうしたくなったからって……。
り、理由になってないですよ……。

でも、な、ナジミさんから……奥手な人って聞いてましたけど、意外と積極的、なんですね。

……自分から動かないと、手は、届かない……。
(※ぼそっと)それなら、わたしも……。

あっ、あっ、あの、もう一度、もう一度、ぉぉおお願いします!
さ、さっきはいきなり、だったので!

えへ、えへへ、せ、せっかくこうして、あなたと触れ合えるチャンスが、できたんです。
だから、だ、だから欲張りたいん、です。

こ、こ、今度は、わたしから……。
(布が擦れる効果音)
ちゅ……ちゅぷっ……。

わ、わたしも、自分から動いて、みました。
わたしが、そうしたかったから。
だ、だから、明日も、またその次の日も……キス、しましょうね。

あ、はい。
また、明日♪


★3日目★
(※車が行き交う街の環境音)

きょ、今日は、ご、ご馳走様、でした。

あ、いえいえ、わたしたち、が、学生ですし、割り勘になるのは仕方ない、ですよ。
む、むしろ、あなたと同じものの価値を分かてぃ、分かっ、ち合えたと思えば……えへ、えへへ。

あ、あの、つつ、次は夜景をバックにキス、でしたよね。
どこがいいですかね?
あっあっ、あの、近くの噴水公園なんてどう、ですかね?
ささ最高のロケーションだと思いましゅっ。
あ、あ、噛んじゃった……。
すみませっ……、キスするとなると、きき緊張しちゃって。
えと、その、さ、さっそく行きましょう!

(※場面転換)
(※効果音ー噴水)
んっ……ちゅっ……。
(※効果音ースマホカメラ)
んん……ちゅ……ちゅむ……。

んっ……はぁ……(恍惚としたため息)
なんか、まだ照れますね……えへへ。
このあと、ど、どうします?

へっ? ぁああなたの家に?

と、泊まって、いっても、いいんですかっ?

えへへ、じゃ、じゃあ今夜はオールでアニメ鑑賞会ですねっ!
き、着替え持ってくるんで、お飲み物とお菓子はお任せします!

(※朝、スズメの声)

(※耳元で寝息、耳に息を吹きかけるように)
すぅ……すぅ……。
ん……んん……?
んー……。
んぇ……?
はっ!?
(※バッと飛び起きる)
あっあっ、その、おは、おはようございます!?
おおお起きてたんですね!
すみませんすみませんすみません腕枕までさせてしまってっききき距離近すぎですよねごめんなさっ……!!

ででで、でもっ……!

(※ここから早口)
ま、まあそうですよね、か、彼女であるナジミさん公認でお付き合いぃぃしてるわけ、ですし、課題でやったとはいえキスまでした仲ですし、そ添い寝しても不思議じゃないですよね!
あああ、あの、ところでわたしいつ寝ちゃったんでつかっ?
(※早口ここまで)

あ、じゃじゃあロキアとマリアンが、手を繋いで太陽に向かって歩いていくシーンで終わったので、合ってます?

ちゃ、ちゃんと最終回までは見れたんですね。よかった……。

え、写真、ですか?

わっわっ! わたし、ぁぁあなたを抱き枕にして寝てたんですか!?
ごごごごめんなさいごめんなさいごめんやさい!!
あぁあなたからしたらほぼしっ初対面から3日目くらいなのに、こここんなに距離詰めちゃって……!!

ねねね寝顔がかわいかっただなんてそそそんな!
か、髪だってボサボサですし今最悪の状態で……!!

あっあっ、えと、髪とかすので、すせ洗面所借りていいですか?

で、では、ぉ言葉に甘えて……!

(※効果音ーブラッシングの音)

……この、このストレートアイロン、ナジミさんの、ですか?

え、えへ、そうですよね。
ぉ幼馴染で、彼女ですもんね。
泊ま、泊まることだってあるでしょうし、あるのは当たり前、ですもんね……。

あっ、別に隠す必要はないです。
な、ナジミさんと恋人同士なんだから、ないほうがおかしいですし。
……で、でも、ちょっと悔しいです。
もっと早く、ぁあなたとと仲良くなれていたなら……こ、ここはわたしのもので溢れてたかもしれないのに……。

(※トーンダウン)
と、と、ところで、ストレートアイロン、お借りしていいですかね?
わたし、わ忘れてきちゃったみたいで。
(※セリフのあと、5秒間吐息のみ。直後、何かをバキッと破壊する音)


★1週間後★

(※環境音ー車が行き交う街)
(※ラブホテル内)
(※効果音ーシャワー)

シャワー、終わりました……。
じゃあ、その、き、キスの写真、撮りま、しょうか……。

……ちゅぷっ。

(※効果音ースマホカメラ)
(※効果音ー衣擦れ)
(※抱きしめ合っているので、左右どちらかの耳元で喋る)
……ま、また、キス……しちゃいましたね。

け、けっこう、筋肉、あるんですね。ムキムキだぁ……♡
な、なんというか、こう……だ、抱きしめられ甲斐があると、いうか。

あ、あれから1週間、いろんなところに行きましたね。
水族館、映画館、美じゅちゅ、美じゅっ、美術館、アニメ展に遊園地。
ふふ服を選んでもらったり、美容室でキレイにしてもらったり。
その……お、お、おぉお女の子の日で、気を遣っていただいたり……。

あ、えーと、アニメもたくさん。見ましたよね。
わわ、わたしの吃音もいつのまにか、あなたと一緒にいるときは、あ、あんまり出なくなった気がします。
あなたといると、本当に、今までの自分が嘘みたいです。

えへ……わ、わたしがキレイになったのは、あなたと、いたからですよ?
大好きなあなたに、もっと見てもらいたい、から。

あーあ、こ、この関係が、ずっと続けばいいのに。
い1週間がこんなに早いなら、残りの3週間もきっと、目にも止まらない速さで、過ぎていくんでしょうね……。

(※効果音ー衣擦れ)

ところで……その……このあと、本番のっ……かっかっ、課題、どうしま、す?

(※上擦った声で、ところどころ声を裏返しながら)
いっ↑……勢いでっ……ら、ら、ラブ、ホテルに……!
ラブホテルに入っちゃい、ましたけどっ……!!
たたっ、タオル一枚とはいえ、ほ、ほら、まだ、心の準備、できてないっですし……!
あなたはナジミさん、と、こういうこと、したこと、あるかも、ですけど、わた、わたしは初めてなので……んっ!?
ちゅ……ちゅぱ……。

ほんとに、いいん、です、か?

まあ、確かに、い、今更ですよ、ね。

あ、あなたがフツメン、ですか?
いえ!
あなたは、い、イケメンさんです!
か、顔なんて、どうでもいいんです!
それこそ、い、今更じゃない、ですか。
……あなただから、いいんです……。

(※ベッドにやさしく押し倒す)

や、やさしく、してください……ね。

んっ……ちゅ。

(※環境音ースズメの声)
(※耳元で喋る)
えへ。朝までしてゃいましたね。
あ、か、噛んじゃった……。

や、やっぱり、慣れてるんですね。
ちょ、ちょっと悔しいですけど、あなたとこうして同じ時間を過ごせるの……幸せです。

……ま、まだ時間、ありますね。
もう少し……もう少しだけ、こうしていたい……。


★翌日★
(※効果音ー何かが割れる音)

あっ……!
ご、ごめんなさい!!
ナジミさんのマグカップ……!

……え?
べ、別に壊したいとか、捨てたいとか、そういうわけじゃ……。
あ、べ、弁償はするのでっ……!

わ、わざとらしい、ですか。
(※3秒沈黙)
ーーええ、その通りですよ。

……だって。
(※ここだけトーンダウン)
あ、あなたの部屋に……。

あなたの部屋に!
ナジミさんのものがあるのが耐えられないっ!!
見つけるたびにおかしくなりそうなんです……!
だ、だからってこんなことしたいわけじゃないんです!
気がっ、気がついたら、壊しちゃってて……。
で、でも嫌なんです!
ほ、本当は、あなたの頭の中から、ナジミさんとの思い出も消し去ってしまいたい……。
叶うことならナジミさんのところだけ、わたしに置き換えてしまいたい!!
こ、この部屋にあるものも全て!
あなたとわたしのものだけにしたい!!

……な、ナジミさん、いつもわたしを見下してくるんです。
人見知りだから、奥手だから、背中押してあげてる、とか、お、落ち着きがないから、喋りがキモいとか、
じ、自分がいないと本当に何もできないんだから、とか!!
か、彼女のものを見ると、見下される幻覚が浮かんでくるんです。
つらいんです。
き、期間が終わって、あなたを彼女に返したら、また得意げな顔で見下しながら、イチャイチャを見せつけられるんだと思うと、こ、心が張り裂けそう、なんです……!

ずっとずっと……、っ苦しかった!
遠くからっ、あなたを見ていると、必ずナジミさんが、し視界に入ってくる!
なんで?
な、なんで、そこにいるのがわたしじゃないの!?
なんで、お、幼馴染ってだけでそこにいられるの!?
両想いだから!?
あな、あなたの隣にいるっっ権利は、ナジミさんだけのものなの!?
それなのに、その権利を捨てて他の男に走るだなんて!!
しかもその理由が、素直になれないあなたへの当てつけ……!?
おまけにハメ撮りなんかをあなたに送りつけて、傷つけて!!
あ、あなたのナジミさんへの、きき気持ちを踏みにじって!!
そ、それなのに、そんなことしたあとなのに、ぃぃいつも隣にいられるなんて!!
す、好きなら、そっちから告白すればいいじゃない!!
なんなの!?
わたしがどんなに、どんなに望んでも手に入れられなかった、ぃい居場所なのに!!
どんな手を使ってでも、欲しいっ……場所、なのに!!
わたしなら、あなたを傷ちっ、傷つけるようなことなんて、し、しないのに……!
ナジミさんさえ、あなたの、と、と、隣にっ……、いなければ、いいのに……!!

(※声を押し殺しながら泣き始める)
(※効果音ー衣擦れ)
(※あなたがトモカを抱きしめる)

だ、抱きしめてくれるん、ですね。
あの……そんなに優しくしてくれるなら、もっと、もっと、わたしを激しく愛してください。
ど、どんな欲望も、やりたい、ことも、全部受け入れる、から。
く、首を絞めてもいい。叩いてもいい。
な、ナジミさんにしたことない、あなたの初めてを、全部っ……ください。
あなたの全てを、わたしに、き、刻み込んで、ください。
そ、そしたらーーあなたに、わたしの全てを擦り込むから。
あ、あなたが、わたしを忘れられなくなるくらいに。
ナジミさんのこと、全部ーー忘れてしまうくらいに。
だからーー残り2週間。
好きなだけ、わたしを、心ゆくまで、壊して、くださいーー。


★期間終了前日の夜★

(※"あなた"の部屋)
(※外から車の音)

シャワー、終わりました。
(※ベッドに腰掛けている"あなた"の隣に座る音)
(※スマホの録画ボタンを押し、セットする音)

きょ、今日で最後、ですよね……。

あれから2週間……。
く、首を絞め合ったり、縛ったままデートしたり、一日中愛し合ったり、お外で、したり。
いろんなことを、いろんな場所で、しましたよね。
もうわたしたち、普通に戻れなく、なっちゃったかもしれない、ですね。
でも、それでも……最後の一線だけはーー越えてない、ですよね。

……ねえ、できちゃってもいいから。
今日は……今日だけは、あなたの全てと、触れ合いたいんです。
いいですよね……?

あ、えっと、その前に……あなたの、気持ちを聞かせてほしいです。
今だけ。今だけならナジミさんとのこと、話していいですから。
なぜ、ナジミさんの提案を受けたのか。
な、なぜわたしをあっさり受け入れてくれたのか。
それから、あなたの……わたしへの気持ちを。
聞かせて、く、ください。

ーーはい。
ゆっくりで、いいですよ。

ーーはい。
ナジミさんのこと、本当に好き、だったんですね。

でも?

ナジミさんのことを、こ、心から愛せない……?
どうして?

元カレさんとの、ハメ撮りのせい?
まぁ、付き合ってるだけならまだしも、あなたの気持ちを知ってて、当てつけでそんなものを送ってくるだなんて、悪趣味ですよね。

ナジミさんの顔を見るたびに、ハメ撮りの中の2人の顔が、チラつく、ですか……。

本当に、仕返しのつもりで、提案に乗ったんですね。

そんな!
あ、あなたは何も悪くないです!
悪いのは、告白を待ちきれずにあて、当てつけなんかで他の男の人に走ったナジミさんです!
じ、自分からあなたに飛び込んでいればいいものを、意味不明ですよ!

(※悲しそうな声で)あ、でも……わたしを受け入れてくれたのも、単なる仕返し……だったんですか?

最初、は……?
今は……?

え……?
わたしといると、た、楽しい……?
ナジミさんとのこと、忘れる、くらい……?

そそそそんな、わた、わたし……吃音っあるし、あなたのこと諦められずに、ぉぉ同じ大学まで追いかけてきた、ストーカー女ですよ?

(※"あなた"はトモカに抱きついて身を委ねる)
……?
どう、したんですか?

涙……。
泣いて……るんですか?

わたしが、優しい、から……?

えへ。いいんですよ。泣いちゃってください。

そんな!
な、情けないだなんて。
むしろ、もっと見せてください。
あなたのそういうところ、もっと、たくさん。
あなたはいつも、かっこいいですから。
か、かっこいいっところを見せてくれたぶんだけ、弱いところも、見せてください。

あなたはわたしを、受け入れてくれた。
だからっ……、わたしはあなたの強いところも、弱いところも全部、受け入れます。
だから全部、わたしにぶつけてください。
あなたの、ナマの思いや感情を、全て……わたしの心と、体の奥の奥まで、激しく注いで、叩きつけて、くださいーー。

(※何かを言おうとする"あなた"は唇をキスで塞がれ、ベッドに押し倒される)
ちゅっ……ちゅ……好き……ちゅっ、しゅきぃ……ちゅ、ちゅ……。
(※恍惚とした溜め息)
はぁ……。

(※控えめに、ぎこちなく)
うぇ、うぇーい、彼女さん見てるぅ〜?
今から彼氏さんのこと……ほ、本気で寝取っちゃいまーす♡
……えへへ。
寝取りの決まり文句って、こ、こんな感じで、いい、ですかね?

そ、それじゃあ、最高のイチャイチャ動画を、ナジミちゃんにプレゼント、しましょうね♡

★期間終了日の朝★

(※朝ーースズメの声)
(※ベッドの中で会話。左右どちらかの耳元で喋る)

はぁ……はぁ……もう、朝ぁ……ですね……。
えへへ、いっぱいしちゃいましたね。
あなたの温かい気持ちが……わたしの中から、溢れそうになってる……。

えへへ。デキちゃってたら……どうします?
せ、責任、取ってくれますか?

嬉しい……っ♡
で、でもナジミさんはどうするんですか?

一緒にいるのがつらいなら、もう別れちゃえば、いいじゃないですか。
ま、迷うことなんてありませんよ。
そしたら、あらためてわたしと、こ、こ、恋人になってください。
そうすれば、後悔も、つらい気持ちも、全部チャラになるんです。
……わたし……ずるい、ですか?

えへへ、そう言ってもらえると、嬉しいです。

はい。わたしも、ずっと、一緒にいたいです……。

(※〈"期間延長"エンド〉と〈"腐れ縁の終わり"エンド〉の2種類のエンドルートがあります。好きなほうをお選びください)


〈"期間延長"エンド〉

★2年後★

婚姻届……受理、されましたよ、ナジミさん。

ねぇ……自分の彼氏と他の女が結婚するって、どんな気持ち、ですか?
しかも、自分が彼氏を寝取らせた女。

えへへ、これはナジミさんの望んだ結末、ですよ?
それに……け、結婚するなーとか、子ども作るなーとは、言わなかったですし。
無期限の期間延長なんて選んだのは、ナジミさん自身なんだから。
あ、後から「返して〜」だなんて、言わないでくださいね。

それにしても、あれから2年経つんですね。
無事に大学も卒業して、何事もなく就職して。わたしも在宅ワークの仕事見つけられて。
お腹の赤ちゃんも、すくすく育ってる。
(※お腹を撫でる音)
で、デキちゃった婚になっちゃいましたけど、愛し合って結婚することもできました。
あ、吃音もだいぶおさまりましたよ。彼の前だけ、ですけどね。
全部、ナジミさんが彼と引き合わせてくれたおかげ。
ありがとうございます。

ところで……今思ったんですけどーーナジミさんが期間延長した理由って、これまでずっと、彼の隣で続けてきた腐れ縁を、これからもずっと、続けていたいから……ですよね。
それがあなたの、居場所だから。
そこにしか、居場所を感じられないから。

えへ、立場が正反対になりましたね。
今は、わたしが彼の隣にいて、あなたはいつも見てるだけ。

こ、これからは、わたしが彼のそばで、妻として、支えていきますから。
だから、最後まで、彼ーーいえ、わたしたちの隣で……見守っててくださいね。
えへへ。

〈END〉


〈"腐れ縁の終わり"エンド〉

★1ヶ月後★

(※環境音ー朝)

ふぅぅ〜〜〜〜〜……(※耳に息を吹きかける)
(※ベッドからガバッと飛び起きる音)
お・は・よ♡
き、来ちゃいました♡
(※効果音ーバッグを置く)

えへっ♡
あ、あなたって、耳弱い、ですよね♪
ふうぅぅ〜〜〜……。
(※耳に息を吹きかける)

えへへへへぇ〜♪
その反応かわい〜♡

抱きついちゃう♡ えいっ! ぎゅ〜♡

えへ。

あ、そうそう。
わ、わたしの荷物、お昼頃に届くから、手伝ってくださいね。

と、というわけで、今日からよろしく、お願いします!

(※少し間をあけてから鼻でため息)

……あなたが、ナジミさんと別れて、わたしと本当に恋人同士になってから、サークルの人たちの、わたしを見る目が変わったんです。
き、キレイになったね、とか、あんまり人見知りしなくなったね、とか。

……あれ? 嫉妬ぉ、しました?
えへ。嬉しい♡
大丈夫ですよ。
さ、誘われてもついていくのは、あなただけ、ですから♪

……それで、ひとの彼氏を略奪した女として責められるかな、と思ってたんですが、不思議と、そんなことなくて。
み、みんなあったかく、迎え入れてくれたんです。

な、ナジミ……さん、あんまり、サークルの人たちから好かれてなかったみたいですし。
ひとのことナチュラルに見下す癖あったからかも。
でも……。

い、今にして思うと……ナジミさん、なんかちょっと、かわいそう、だったかな……。
ねえ……長年一緒にいた幼馴染を泣かせたこと……後悔してますか?

し、しては、いるんですね?
別れたことは後悔、してないのに?

えへ。
ちょ、ちょっといじわるでした?
えへへへへ。

あ、そうそう、あのあと、ナジミさん、しばらく引きこもってたんですよね?
2週間くらい? かな?
そ、そのあとどうなったか聞いてますか?

ナジミさん、あれから男の人、取っ替え引っ替えしてる、みたいで。
さ、最初は、サークルの人たちに片っ端から声かけてたんですが……元カレさんにさえ、見向きもされなくなって。
け、結局サークル出禁になっちゃって、そのあとのことは聞いた話しか知らないんですが……。

も、もしかして、責任ー……感じちゃって、ますか?

少し、だけ?

そうですよね……15年も腐れ縁の幼馴染でしたもんね。
気になるのは仕方ないですよ。

(※トーンをヤンデレっぽく。あくまでヤンデレ"っぽく")
でも……だめですよ?
あなたの一番はわたし。
わたしなんですから。

(※"あなた"をベッドに押し倒し、囁くように)
ほら、目を見てください。
あなたはわたしが好き、あなたはわたしが好き、あなたはわたしが好き。
こ、これからは、わたしがそばにいます。
あなたを傷つけるようなことはしない。
あなたとナジミさんの15年なんて、霞んで消え去ってしまうくらい、濃密な時間を、あなたの頭と体に、すみずみまで塗りこんで、しっかりと染み込ませてあげます。
だ、だから、わたしにあなたの残りの時間をください。
あなたを幸せにするから、わたしを幸せにしてください。

えへ、愛してる。

〈END〉
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【逆NTR/純愛/吃音】[トモカサイド]あてつけのために適当な男に全部あげちゃった幼馴染ちゃんは、恋人になったキミに初めてをあげるためにキミを好きだという女の子を紹介してきた。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
HANATAKAけいぞー
ライター情報
普段はpixivでフリー台本やr18小説を投稿してます。
X→@hana_kei4763891
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