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魔女のお姉さんはダメ勇者なあなたを甘く罵る
written by 諸田白菜
  • からかい
  • ファンタジー
  • 罵倒
  • お姉さん
  • 年上
  • サディスト
公開日2025年10月26日 15:45 更新日2025年10月26日 23:05
文字数
1583文字(約 5分17秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔女
視聴者役柄
勇者
場所
宿屋の一室
あらすじ
魔王を倒す使命を帯びてパーティを率い旅を続ける勇者のあなた。しかし勇者にしては不器用すぎて思ったような活躍ができず、次第に仲間に迷惑をかけているのではないかと気に病みはじめる。
その日もあなたはダンジョン攻略中のミスで怪我を負ってしまい、仲間の魔女にヒール魔法をかけてもらっていた。落ち込んだあなたは魔女に自分が勇者に向いてないんじゃないかと打ち明けることに。しかし彼女から帰ってきたのは優しい言葉ではなく、激しい罵倒の嵐だった……。

ハロウィンにちなんで魔女シチュ台本。なおファンタジー世界を舞台にしており中身は一切ハロウィンとは関係ありません。

※台本を使用する際には、私の名前もしくはこちらのリンクを添えてください。
本編
SE:魔法のエフェクト音

はい。とりあえずヒール魔法はかけておいたわ。

見た感じ怪我は塞がったみたいだけど、どう?勇者くん。

腕はちゃんと動く? まだ痛んだりする?

そ、良かった。ひとまず大丈夫みたいね。じゃああとは経過観察ということにしておきましょう。

フフ、お礼はありがたく受け取っておくわ。

けどそれより前に反省することがあるんじゃない? そもそもあなたが迂闊じゃなければ怪我することもなかったんだし。

まったく……ダンジョン踏破目前にあんな見え透いたトラップに引っかかるなんて。

私が直前に引き止めなければどうなってたか……今ごろ木っ端微塵の肉片になってるんじゃないかしら?

この体たらくで魔王討伐だなんて先が思いやられるわ。

もしかして落ち込んでるの?

ふぅんそうなんだ。自分が勇者に向いてないんじゃないかって、そう思っちゃうんだ。

察しいいじゃない……フフッ……。

その通りよ。確かにあなたはパーティーの足を引っ張ってるわ。

魔法使いの私から見ても魔術の才能は皆無だし、剣術や体術も仲間の剣士のほうが断然優れている。

あなたに比べたらまだゴブリンのほうが味方にいて心強いんじゃないかしら。

でもそれだけじゃないわ。リーダーシップやカリスマ、戦況を見極める観察眼、ダンジョンの仕掛けを解き明かす発想力、逆境を乗り越える知恵と機転。

パーティーを率いるうえで重要な資質のいずれもあなたは持ち合わせていない……。

呆れるのはそれを埋め合わせる努力さえしていないってこと。

今日の件だってそう。勇者くんが出口の目の前で少しでも油断しなかったら、あんな事故は起こらなかったわ。

危うく私たちまで巻き添えを食うところだった。

しかもこれまで何度も同じようなミスを繰り返してきたわよね?

野営中の見張りで寝ぼけて賊の襲撃に気づかなかったり、沼地で大事なアイテムを魔物に食べられて紛失したり……。

落ち込んでるヒマがあるなら、なぜ改善しようとしないのかしら?

まぁあなた程度がどれだけ頑張ろうと無能なことには変わりないのだろうけど。

勇者のクセに私や仲間が助けなければ何もできない、そのくせ人一倍繊細でウジウジしてるんだから始末が悪い。

落ち込むことだけは一人前の、実力不足のダ・メ・ゆ・う・しゃ♡

ねぇ、ここまで言われてどんな気分?

アハッ、そんな泣きそうな顔して。ほんと分かり易いわね。

ごめんなさい。ちょっと言い過ぎたかしら。

でもそんなに落ち込まなくてもいいのよ。あなたには誰よりも優秀な魔法使いの仲間がいるじゃない。

そう、私が。

あなたが役立たずでも大抵の魔物は私一人で滅ぼせるわ。

だからダメ勇者はダメ勇者らしくそうやって縮こまって震えていればいい。

大丈夫、安心して。どれだけみっともなくても私だけは見捨てたりなんてしないから。

こんなこと言っても私、あなたのこと結構気に入ってるのよ。

ウソじゃないわよ。

だってあなたの情けない姿があんまり滑稽なんですもの。

ペットとして……可愛がり甲斐がありそうだと見込んでいるわ。

ねぇ勇者くん。提案なんだけど、あなた私のワンちゃんにならない?

ワンちゃんになったら私の命令には絶対服従。

鳴けと言ったら鳴いてもらうし、足を舐めろと言ったら舐めてもらう。

勇者だろうが関係ない。どれだけ無様だろうと有無は言わせないから。

その代わり飼い主の責任は果たしてあげる。あなたの身の安全は保証するし、身の回りのお世話もしてあげる。

(囁き)
もちろん……イイ子にしてたらご褒美もあげるわ。

甘くて蕩けるおやつをね……♡
(ここまで)

どう……? 悪くない条件でしょ?

そもそもあなたに勇者は似合わない。

尻尾振ってひざまずいて、ヨダレ垂らしながら私を欲しがるワンちゃんの方がお似合いだわ♡

肩肘張るような生き方より、そっちの方がよっぽどあなたにとって幸せよ。

じゃあ教えてもらおうかしら。あなたの答えを。

勇者くん……私に飼われてくれる?

答えは「ワン」以外認めないからね……♡
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
魔女のお姉さんはダメ勇者なあなたを甘く罵る
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
諸田白菜
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