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公開日2026年02月01日 08:28
更新日2026年02月01日 08:28
文字数
2667文字(約 8分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
先輩目当てに入部した二人っきりの化学部だけど、正直ウザがられていて恋人になるのはすでに諦めていた。バレンタインだけは無理やりお願いして手作りしてもらう約束を取り付けたが、今年の先輩はなにやら様子が…?
台本の使用と改変についてはご自由にどうぞ
ご使用の際はお手数おかけしますがご一報(DMや@robe_3333をつけてツイートなど)をお願いします
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本編
(化学教室の扉を開ける音)
うわ、もう居るし。
君ねえ、せっかくのバレンタインデーに教室にいなくていいのかい?
クラスメイトから義理チョコなり本命チョコなりを貰えるかもしれない貴重な昼休みを、こんな人気のない化学実験室で無為に過ごすなんて、随分と頭の悪い男子高校生がいたものだ。
はぁ…そんなに私からのチョコが欲しいかねぇ。
二人きりの部活とはいえ、君がマトモに活動したことなんてほとんどないくせに。
…毎日来ていてもただ喋ってるだけじゃないか。鬱陶しいから出ていけと言っても構わず居座るし。
まったく、君のせいで何回実験を失敗したことか…
そのくせ去年に引き続き手作りチョコを作って欲しいだとか、元々私は誰にも配らないスタンスだというのに、君のせいで余計な手間がかかってるんだからな。
まあスイーツ作りというのは多少化学実験に似た部分もあるから、今回ばかりは受験勉強の息抜きとして少しだけ楽しくはあったけどね。
というわけでお望みどおり私の手作りチョコを渡してやる
……と言いたいところだが、その前に一つ雑談をしよう。
まあまあ、そう慌てなくてもいいだろう。
ただ黙ってチョコを渡されただけでは君としてもあまりにつまらないかと思ってね、私なりの気遣いだ。
バレンタイン、というイベントについて詳しく調べてみたことはあるかい?
元々はキリスト教の司祭の名前だったとか、そういうやつ。まあ由来についてはどうでもいいんだが。
私が気になったのは愛を伝える形式についてだ。
日本ではご存知のとおり女性から男性にチョコレートなどを渡すことになっているが、本来海外では男性から女性に贈り物をするのが一般的とされているんだ。
チョコレートうんぬんに関しては日本の企業の広告が起源とされているが、それにしても海外から文化を輸入する際に男女が逆転するのは少しおかしいと思わないか?
まあ待て、何も君から何かを貰おうとしてこの話をしているんじゃないよ。話は最後まで聞くものさ。
疑問に思った私は、この男女逆転現象が起きたことに対する一つの仮説を立ててみた。立証には至らない、私なりのただのこじつけだけどね。
まず、日本における初期のバレンタインでは海外と同じように男性から女性に愛を伝えるのが一般的であったはずだ。
翻訳があまりに適当すぎるものだった、とかでもない限り、そこは正確に伝わると考えるのが自然だ。
しかし、当時の日本の男性というのは非常に奥ゆかしい人が多く、自分から愛を伝えようとするのはかなりの少数派。
バレンタインの普及にはなかなか繋がらなかった。
普通ならここで日本でのバレンタインブームは終わるはずだった。
けれど女性からしてみればこんなロマンティックなイベント、逃すにはあまりに惜しいと感じるのは、これまた自然な発想だ。
そこで当時の女性は考えた。
どうにかして男性側から想いを伝えてくれないものか。
そしてその相手はもちろん自分であってほしい。
そんなわがままを叶える解決法を。
そう、自分から贈り物をすることで、私にならOKですよ、ぜひ私に告白してください、という意思を伝えることにしたんだ。
そうすれば男性は安心して確実に勝てる勝負に挑めるわけだからね。どうにも健気で乙女らしい作戦だと思うだろう?
そして時代の流れと企業の努力も合わさって、現在の女性からチョコレートを贈る文化になった、という説さ。
だからこの説に則ると、本来はチョコレートを受け取った男性側がその場で告白をすべきということになるね。
どうだろう、突拍子もないただ面白いだけの仮説だが、なかなか説得力があるんじゃないか?
というわけで、雑談終了。
そら、私からの手作りチョコレートだ。これが欲しかったんだろう?
さっきの話の意味?言っただろう、ただの雑談だよ。
ただチョコを渡すというあまりに質素な行為に少しだけドラマ性を付けてあげたんだ。ちょっとはドキドキしたかい?
ウン、それは良かった。せっかく手間かけて作ったからね、喜んでもらえてなによりだ。
……さて、君はいつまでここにいるつもりかい?
もう用事は済んだのだからここにいる意味もない、さっさと自分の教室に帰って少しでもチョコを多く貰えることに期待したほうがいいんじゃないか?
…それとも、まだ私に伝えることが残っているからここに残っているのかな?
……ぷっ!あははっ!まさか、本気でこの場で告白してくるとは思わなかった!いやはや、君というやつはどれだけ馬鹿なんだ
あー、呆れて笑いがとまらないよ、はぁ、ほんとに馬鹿だな、馬鹿すぎる笑
あーあ、こんなことなら去年チョコを渡すときに今の話をしてればよかったなぁ。
それならまだ返事は変わっていたかもしれないのに。
というわけで、残念ながら私からの答えはNOだ。
あのなぁ、もう私はあと一月足らずで卒業してしまうんだぞ?
今さら付き合ったところで、満足に楽しい恋人生活なんてできないさ。
バカ言うな、私はまだ受験とその先は新生活で忙しいし、今度は君が受験生だろ?
ただでさえ馬鹿なのに恋愛バカにまでなってどうする
……まぁ、だからそうだな…来年になって、君がまた私のチョコを欲しいと両手をついて頼み込んでくるなら、そのときはもしかしたら作ってやるかもしれない…
それまでお互いの気が変わっていなければの話だけど。
まあ君と違って、私にはこれから出会いが沢山あるからな。(強がり)
大学でまで一人ぼっちで化学実験ばかりするわけでもないし、あっという間に彼氏の一人や二人作ってやるさ。
う、うるさいな、できるに決まってるだろ。
私だって本気出せばモテるし。現にいま君にはモテてるし。
というか、君の方こそ他の女の子にうつつを抜かすんじゃないか?
駄目だぞ大事な受験期に彼女なんか作ったら。
浪人してもう一年とかなったらさすがにもう待っててやらないからなっ。
……あ、今のはその…口が滑ったというか言葉のアヤというか…。別に待つつもりとか全然ないし。
ふん、好きにすればいいだろ、君なんか変な女と付き合って大事な受験フイにしちゃえばいいんだ。ばーか。
………いや、他の彼女とか作るわけないとか…そこだけ否定されるとちょっと、なんか…完全にそういうことみたいじゃんか…お互い一年後まで……
………、まあでも、その、それまで絶対に会わないとか言うわけでもないから。
私も落ち着いたら勉強くらいは見てやってもいいし、君がどうしてもただ会いたいって言うならそれも……考えてやらんこともない、けど…///
ああもう!私まで恋愛バカになってどうする!まだ二次もあるっていうのに!
もし落ちたら君のせいだからな!
いいからもう教室帰れ!勉強の邪魔!かーえーれってばこの!ニヤニヤするなぁ!
うわ、もう居るし。
君ねえ、せっかくのバレンタインデーに教室にいなくていいのかい?
クラスメイトから義理チョコなり本命チョコなりを貰えるかもしれない貴重な昼休みを、こんな人気のない化学実験室で無為に過ごすなんて、随分と頭の悪い男子高校生がいたものだ。
はぁ…そんなに私からのチョコが欲しいかねぇ。
二人きりの部活とはいえ、君がマトモに活動したことなんてほとんどないくせに。
…毎日来ていてもただ喋ってるだけじゃないか。鬱陶しいから出ていけと言っても構わず居座るし。
まったく、君のせいで何回実験を失敗したことか…
そのくせ去年に引き続き手作りチョコを作って欲しいだとか、元々私は誰にも配らないスタンスだというのに、君のせいで余計な手間がかかってるんだからな。
まあスイーツ作りというのは多少化学実験に似た部分もあるから、今回ばかりは受験勉強の息抜きとして少しだけ楽しくはあったけどね。
というわけでお望みどおり私の手作りチョコを渡してやる
……と言いたいところだが、その前に一つ雑談をしよう。
まあまあ、そう慌てなくてもいいだろう。
ただ黙ってチョコを渡されただけでは君としてもあまりにつまらないかと思ってね、私なりの気遣いだ。
バレンタイン、というイベントについて詳しく調べてみたことはあるかい?
元々はキリスト教の司祭の名前だったとか、そういうやつ。まあ由来についてはどうでもいいんだが。
私が気になったのは愛を伝える形式についてだ。
日本ではご存知のとおり女性から男性にチョコレートなどを渡すことになっているが、本来海外では男性から女性に贈り物をするのが一般的とされているんだ。
チョコレートうんぬんに関しては日本の企業の広告が起源とされているが、それにしても海外から文化を輸入する際に男女が逆転するのは少しおかしいと思わないか?
まあ待て、何も君から何かを貰おうとしてこの話をしているんじゃないよ。話は最後まで聞くものさ。
疑問に思った私は、この男女逆転現象が起きたことに対する一つの仮説を立ててみた。立証には至らない、私なりのただのこじつけだけどね。
まず、日本における初期のバレンタインでは海外と同じように男性から女性に愛を伝えるのが一般的であったはずだ。
翻訳があまりに適当すぎるものだった、とかでもない限り、そこは正確に伝わると考えるのが自然だ。
しかし、当時の日本の男性というのは非常に奥ゆかしい人が多く、自分から愛を伝えようとするのはかなりの少数派。
バレンタインの普及にはなかなか繋がらなかった。
普通ならここで日本でのバレンタインブームは終わるはずだった。
けれど女性からしてみればこんなロマンティックなイベント、逃すにはあまりに惜しいと感じるのは、これまた自然な発想だ。
そこで当時の女性は考えた。
どうにかして男性側から想いを伝えてくれないものか。
そしてその相手はもちろん自分であってほしい。
そんなわがままを叶える解決法を。
そう、自分から贈り物をすることで、私にならOKですよ、ぜひ私に告白してください、という意思を伝えることにしたんだ。
そうすれば男性は安心して確実に勝てる勝負に挑めるわけだからね。どうにも健気で乙女らしい作戦だと思うだろう?
そして時代の流れと企業の努力も合わさって、現在の女性からチョコレートを贈る文化になった、という説さ。
だからこの説に則ると、本来はチョコレートを受け取った男性側がその場で告白をすべきということになるね。
どうだろう、突拍子もないただ面白いだけの仮説だが、なかなか説得力があるんじゃないか?
というわけで、雑談終了。
そら、私からの手作りチョコレートだ。これが欲しかったんだろう?
さっきの話の意味?言っただろう、ただの雑談だよ。
ただチョコを渡すというあまりに質素な行為に少しだけドラマ性を付けてあげたんだ。ちょっとはドキドキしたかい?
ウン、それは良かった。せっかく手間かけて作ったからね、喜んでもらえてなによりだ。
……さて、君はいつまでここにいるつもりかい?
もう用事は済んだのだからここにいる意味もない、さっさと自分の教室に帰って少しでもチョコを多く貰えることに期待したほうがいいんじゃないか?
…それとも、まだ私に伝えることが残っているからここに残っているのかな?
……ぷっ!あははっ!まさか、本気でこの場で告白してくるとは思わなかった!いやはや、君というやつはどれだけ馬鹿なんだ
あー、呆れて笑いがとまらないよ、はぁ、ほんとに馬鹿だな、馬鹿すぎる笑
あーあ、こんなことなら去年チョコを渡すときに今の話をしてればよかったなぁ。
それならまだ返事は変わっていたかもしれないのに。
というわけで、残念ながら私からの答えはNOだ。
あのなぁ、もう私はあと一月足らずで卒業してしまうんだぞ?
今さら付き合ったところで、満足に楽しい恋人生活なんてできないさ。
バカ言うな、私はまだ受験とその先は新生活で忙しいし、今度は君が受験生だろ?
ただでさえ馬鹿なのに恋愛バカにまでなってどうする
……まぁ、だからそうだな…来年になって、君がまた私のチョコを欲しいと両手をついて頼み込んでくるなら、そのときはもしかしたら作ってやるかもしれない…
それまでお互いの気が変わっていなければの話だけど。
まあ君と違って、私にはこれから出会いが沢山あるからな。(強がり)
大学でまで一人ぼっちで化学実験ばかりするわけでもないし、あっという間に彼氏の一人や二人作ってやるさ。
う、うるさいな、できるに決まってるだろ。
私だって本気出せばモテるし。現にいま君にはモテてるし。
というか、君の方こそ他の女の子にうつつを抜かすんじゃないか?
駄目だぞ大事な受験期に彼女なんか作ったら。
浪人してもう一年とかなったらさすがにもう待っててやらないからなっ。
……あ、今のはその…口が滑ったというか言葉のアヤというか…。別に待つつもりとか全然ないし。
ふん、好きにすればいいだろ、君なんか変な女と付き合って大事な受験フイにしちゃえばいいんだ。ばーか。
………いや、他の彼女とか作るわけないとか…そこだけ否定されるとちょっと、なんか…完全にそういうことみたいじゃんか…お互い一年後まで……
………、まあでも、その、それまで絶対に会わないとか言うわけでもないから。
私も落ち着いたら勉強くらいは見てやってもいいし、君がどうしてもただ会いたいって言うならそれも……考えてやらんこともない、けど…///
ああもう!私まで恋愛バカになってどうする!まだ二次もあるっていうのに!
もし落ちたら君のせいだからな!
いいからもう教室帰れ!勉強の邪魔!かーえーれってばこの!ニヤニヤするなぁ!
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pixiv,twitterで活動しているフリー台本師です。得意な系統はストーリー性のあるタイプの台本です。よろしくお願いします。
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