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吸血鬼に出会いまして
written by ファンタズマ
  • ファンタジー
  • 吸血鬼
公開日2021年06月24日 02:10 更新日2022年05月05日 01:05
文字数
746文字(約 2分30秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
ある夜に出会った吸血鬼。
出会い頭に拘束され、契約を迫られる。
口車に乗せられ契約を結んでしまうのだが、契約には儀式が必要と彼女は言う。
本編
そこのお前、ちょっといいかな?
ほう…やはり良いものを持っている。
おっと、これは失礼。私は…そうだな、君は吸血鬼というものが存在すると思うかい?ふむ、信じない…か、まぁそれが当然ではあるが…しかし私は吸血鬼、実在するのだ。
現に君は今私の力で拘束させてもらっている。手足の自由が聞かないだろう?
それで、なんだが…なに、君の言いたいことはわかる。なんで自分のところに、だろう?
君には分からないと思うが、あぁ、知らないから分からないのではなく、そもそも人間には知覚できないという意味だが…君はとても良い血を持っている。芳醇な甘い香り。極上の果実のようなものだ。
是非とも君を私のものにして、朝と言わず昼と言わず夜と言わず好きな時に私に血をよこして欲しいのだが…それでは人間はすぐに死んでしまうからな。1日に1度でいい、私にこのグラス1杯の血を寄越せ。そういう契約を結ばないか?
なにも悪いことだけじゃない、極上の果実と言っただろう?そういうものには対価を払わねばな。例えば、私に寄越す血のために上質な食事を提供してやる。
なんだ?私に良い条件だって?当たり前だ。
しかし君にも悪くない条件だ。良い食事は良い体を作るからな。君がしている労働の効率は上がるだろうし異性からは多数言い寄られるぞ?
食事にはそれだけの力がある。
私は良い食事を君から貰う。私は君に良い食事を提供する。そういう単純な契約だ。どうだ?悪くはないだろう?
結ぶ気になったか?そうか!それはありがたい。
さて、さっそく契約のための儀式をしたいのだが…なに、すぐ終わる、君は何もしなくていい。文字通り、なにも。
やることは至って単純、君の体に私の噛み跡を付けるのさ、二度と消えないくらい深く深く、強く強く君に跡を付ける。
なに、怖がるな、痛いのは一瞬さ。
それでは…失礼して…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
吸血鬼に出会いまして
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ファンタズマ
ライター情報
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