※少しだけファンタジー要素を含む内容となります。
※内容に軽いキスあり

幽霊に寄り付かれやすい体質のあなた。
そんなあなたが大好きなマイペースすぎる巫女の幼馴染。
普段おバカなことばかりするその子はあなたの危機にはとても真面目になる。

おはよー、朝ですよー！
キミの大切な幼なじみさんが、起こしに来てあげましたー！
ほーらぁ、いつまで寝てるのー！
んー、ぜーんぜん起きないね。
もう、仕方ないなぁ。

【耳元までグッと近づいて】
そんなお寝坊さんのキミには、とっておきの、プレゼントをあ・げ・るぅんぅー…っんぶっ……
【キスしようとして顔面を掴まれる】

【手のひらから離れて】
んはぁ、鷲掴みにされちゃった。

手のひらにキスして欲しかったんならそう言ってくれればいいのにー。

え？　違うって？　もう何怒ってんのさー。
ほらほら、今日も爽やかな朝だよっ

わー……なんだか、凄く細い目で見られてるー
でも……キミのそんな視線にもぞくぞくしちゃう……。

どうしたの？　疲れた顔してるよ？　キスする？

なんでってほら、私神社生まれの生粋の巫女だからキスの一つでもきっとご利益あるよ？
キミってば霊に寄り付かれやすい体質なんだからーほらほらっ、んぅー。
うー……だめ？　うーん相変わらずガード堅いなぁ

いつになったらこの愛は成就するのかなー
こんなにも思ってるのにまったく相手にされないなんて……。
これが、放置プレイ！？　やだぁ、そんなことされたら嬉しくなっちゃうよぉっ。

やぁん、嘘ウソうそだからそんなに引かないで！
まったくもー、冗談が通じないんだからー。
それともわかってて言ってる？
相変わらず意地悪なんだからー。
もういいよっ、キスしてあげないっ。



えへへ、でも体を起こしたってことは目はすっかり覚めたみたいだね。
それじゃあ私はここで待ってるから早く着替えてね

出てけって、それじゃあ生着替え見られないじゃん！
見なくていいってひどいっ。
一日の活力なのにっ
キミがそんなこというなら――

【何かに気付いたように】
っ――そこを動かないで！

【抱き着いて押し倒す『』内は至近距離（耳元）】

『いきなり押し倒してごめんね。
でも動かないで。
近くに悪い霊がいる。
きっと憑きやすいキミを狙ってきたんだと思う。』

【少し離れてから】
＜はあっ！＞【結界を張る声　有無はご自由に】
＜この地に住まう土地神よ、御身の力もて、この者の身に護りの加護を＞
【呪文、詠唱等　改変や有無はご自由に】

『結界ははれた。もう少しだけこのままでいて。
大丈夫だよ。安心して。キミは私が守るから。

……すごく、ドキドキしてるね。
この胸のドキドキは悪霊が近くにいるから？
それとも私とこんなに接近してドキドキしてくれてるの？

答えてくれないの？　意地悪。

私もすごくドキドキしてる。
私は、どっちなんだろうね？
ふふっ、どっちだと思う？

【一息吐く　間を置く】

うん、もう大丈夫みたい。』



体に異常はない？　よかった。
今日は私が近くにいたからよかったけど、でも毎日一緒にいられるわけじゃないし。

……あっ、同棲する？

えー、しないのー、さっきはあんなにドキドキしてたくせにー。
いい案だと思ったんだけどなぁ。

着替えるから出てけーってつれないなぁもう。

あっ、そうだ、最後に一つ

んっ。
【軽いキス。リップ音はご自由に】

えへへー、護ってあげたんだからこれくらいのご褒美はいいよねー？

これで今日はきっといいことあるよっ

・台本（ゆるボイ！）
幼なじみが巫女でおバカで迫ってくるけど、ときどき本当にカッコいいから困る
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜野友気