（ドアをノックする音）

すいませーん。開けていただけませんか、、、？

（ドアが開く音）

あ、ありがとうございます！
あの、、、私、サキュバスという種族の者なんですけど、、、
住む場所を探してまして、、、。
一晩、泊めていただけませんか？
ありがとうございます！！
（おなかが鳴る音）
三日くらい何も食べて無くて、、、。
え！
ちょうどご飯にするところだったんですか！
じゃあ、お言葉に甘えて、一緒に食べてもいいですか？
うれしいです！！
今日のメニューは、、、オムライスなんですね！
私、オムライス大好きなんです！！
じゃあ、最後のケチャップの仕上げは、私がやりますねー♪
暖かいご飯もくれて、寝床もくれるあなたには、、、。
はい、ハート！
あれ、どうしたんですか？
すっごい顔真っ赤ですけど。
へ？
照れちゃってるんですか？
かわいいですね～。
とりあえず、私の細かい話は後でするとして、、、。
久しぶりのご飯！
いただきます！！
ふぅー、、、。
あなたってお料理上手ですねー。
きっとお店開けちゃいますよ。
デザートのオレンジも甘くておいしかったです！！
お風呂、、、ですか？
入れてくれるんですか！！
やった！
じゃあ、お先に失礼しますね。
あっ、着替えは持ってきてるんですよ！
お風呂から出たら、ベッドがある部屋にいますね！
え！
あなたは今日床で寝るつもりなんですか！
まだ聞いてなかったですけど、あなたってサキュバスが何者かって知らないんじゃないですか、、、？
やっぱり！
じゃあ、お風呂に入ったらベッドに来てください。

（少し間を開けて）

はーい。
ようこそ。
女の子と同じベッドに入るって初めてですか？
顔近いですよ、、、。
あっ背中向けた！
かわいい。
え、、、？
サキュバスについて話して欲しいんですか？
わかりました！
サキュバスという種族はですね、、、。
人間のムラムラというかエッチな気持ちを主食としている種族なんですよ。
まぁ、簡単に言うと精力ってやつなんですけど。
最近になって、私みたいに人間世界で生活できるようになるために、
普通のご飯で生活できるようになったんですけどね。
で、前に働いていたところは大きなお屋敷だったんですよ。
そこにいたご主人は、私がサキュバスだと知るや否や、
すっごい強引で、愛のないハレンチしてきたんですよ！
だから、やめたんです。
サキュバスでも、そういう愛のないのは大嫌いなんですよ。
でも、あなたは私がサキュバスだって気づいても、変わらず接してくれてる、、、。
すごい、うれしいです。
ぎゅっ。
あっ！
すっごい心臓が早くなってる！
あなたってすっごい純粋でかわいいなぁ。
言い忘れてましたけど、私、ミサって言います。
私も背中向けるので、耳元でミサちゃんって呼んでみてくださいよ。
また、すっごいドキドキしちゃってるじゃないですか。
大丈夫ですよ。
言います？
きゃっ！
息が耳にかかったし、すっごい私もドキドキしちゃう声です、、、。
じゃあ、目は見られなくてもいいので、向かい合ってみましょうか。
はい、よくできました！
どうどう？
やっぱりどきどきしちゃうね。
お姉さんに抱っこされて、上目遣いされちゃってる。
こんなの初めてかな？
すっごいかわいい反応。
次は、頭の後ろに腕を回してみよっか。
あぁ、、、やっぱりこれいいなぁ、、、。
私、背はあんまり大きい方じゃないから、すっごいドキドキする、、、。
あなたの心臓の音、一番よく聞こえる、、、。
今日は、あなたに出会えてよかった。
明日も、明後日も、あなたのそばにいてもいい？
いいの？
ありがとう！
（リップ音）
あっ！！
ごめんね！
びっくりさせちゃったんね！
あんまりにもかわいいから、つい。
ほっぺにしただけなのに、こんなにうれしそうな顔しちゃって。
じゃあ、おやすみのちゅうしてあげる。
明日は、おはようも、いってきますも、ただいまもぜ～んぶしてあげる。
目を閉じて、、、今日はありがとう！
おやすみ。
また明日。
（リップ音）
　
　

・台本（ゆるボイ！）
「おなかをすかせたサキュバスちゃんをお泊まりさせてみた、、、、」
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ファームちゃん