（布団に入る音）
お帰りなさい、、、。
今日もお疲れ様でした、、、。
へ、、、？
君は誰？
って、、、、もぉ、冗談はやめてくださいよ、、、。
いっつも一緒に寝てるじゃないですか。
夢じゃなくて、現実ですよ。
私はあなたが大事に使っている掛け布団です。
ずーっと大切に使ってくれたからなのでしょうか、、、。
今日の朝、外に干されていた私はいつの間にか、人間の姿になっていたんです、、、。
かわいいですか？
照れちゃいますよ～。
私もあなたとおしゃべりできて嬉しいです。
いつも通り、抱っこして寝てくれませんか？
どうしたんです？
すっごい顔を真っ赤にしちゃって。
女の子を抱っこしたこと、ないんですか？
私が、、、はじめて？
私も、、、はじめて抱っこされた人があなたなので、、、。一緒ですね、、、。
最初は、、、手をつなぐところから始めてみませんか？
ぎゅー、、、。
やっぱり、手、大きいですね、、、。
握り合うことなんて布団の時にはできませんでしたから、、、。
私の手、どうでしょうか、、、？
優しい手、、、ですか？
すっごい心拍数上がってますね、、、。
そうですよ！
あなたが抱っこできないなら、私からすればいいじゃないですか！
じゃあ、しちゃいますよ、、、。
ぎゅー、、、。
私の方があなたより、体は大きいみたいなので、胸に顔、うずめちゃっていいですよ。
すっごい照れちゃってますね。かわいいですね、、、。
そのまま寝ちゃっていいですよ。
私の本来の役目はこうすることなので。
いつも頑張ってますよね、、、。
夜になるとヘロヘロになって帰ってくる、、、。
私はちょっとでもそういう気持ちを癒やせたらなと思ってました、、、。
だから、こうやって直接あなたを癒やすことができて、嬉しいです。
頑張る人は偉いですよ～。
よしよーし。
頭なでるの、いやですか？
いやじゃないんですね。よかったぁ～。
布団の時も、今も近くで見られるんですけど、やっぱりかっこいいです、、、。
お布団干してくれるときの、すっごい爽やかな笑顔、、、。
あんなの見たら、女の子はイチコロですよ、、、。
あの！
今度、、、一緒にお出かけしませんか、、、？
動物園とか、公園とか、、、いろんなところを一緒に行きたいんです。
私、、、あなたのことが大好きです、、、。
あっ、、、もう寝ちゃってる、、、。
今度は一緒にお出かけしましょうね。
（リップ音）
私の気持ちです、、、。
おやすみなさい。
いい夢見てくださいね。
　
　
　

・台本（ゆるボイ！）
「布団が美少女になっちゃった！？」
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・台本制作者
ファームちゃん