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- 片思い
公開日2021年07月03日 07:55
更新日2021年07月03日 07:55
文字数
1367文字(約 4分34秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
科学部の部長。研究熱心だが抜けている。
視聴者役柄
科学部の部員。部長に片思いしている。
場所
部室、科学準備室
あらすじ
科学部の部長である先輩は、後輩であるあなたのことが好きなのに、自分の殻を破れずなかなか告白できない。そこで彼女は知識を駆使して惚れ薬を作り、あなたに飲ませようとするも…。
本編
[部活中]
はい、じゃあ今日の部活はここまで。
各自、来週までに結果を報告するように。
報告の際の、レポートの枚数は不問。形式は先程言った通りだ。
何か質問はあるか?
…ないようだな、では、これで解散とする。
[科学準備室]
(独り言)
(器具を片付けながら、上機嫌に、鼻歌を歌っている女性)
あ〜、今日も後輩くん、可愛かったなぁ…、
実験中なのに、気づいたらつい目で追っちゃうし…、時々見とれて話、聞いてないことあるし…、
私、相当後輩くんのこと好きみたい。
でも、恋なんて初めてだし、そもそもそう言うキャラじゃないし、まず、女として見られてるかも怪しいし…、
「君のこと好きでした」なんて…絶対言えないよぉ…。
この気持ちを、後輩くんの前で正直に言えたら良いのに…、あーあ、本当ダメ。
もう…こうなったら、前々からずーっと計画してた、最後の手段に出るしかないよね。
本当は、あんまりこういうことしたくなかったんだけど…でも、このままじゃ、私、ずっと後輩くんと話も出来ないままだもんね。
(カチャカチャと実験器具を動かす)
ここを…こうして…こうすれば…、
ほら、出来た!
じゃじゃーん、惚れ薬。
あとはこれを飲ませるだけっ…と…、、、無味無臭だから…気づかないはず。
ふふふふふ…。
[別の日/部活終了後]
では、今日の部活はここまで。
(男性に向かって)
あ、君、この後化学準備室に来てくれ。
少し話があるんだ。
(男性、頷く)
よし。では、解散。
[科学準備室]
すまなかったな、突然呼び出して。
まぁ、そこにかけてくれ。
今日は、君の為に飲み物を用意した。
(カップを置く)
(やや動揺して※嘘を普段つかないので緊張している)
…たまには良いだろう。いつも頑張って貰っているから、その…お礼みたいなものだ。
私のもある。一緒に飲もう。
(口を付ける)
ところで、話というのは、この間の、実験の、、
(薬が効き始める)
あれ、なんか身体が、おかしくて…!?
あっ、もしかして…、私、カップを…!
うっ、うぅっ、
(後輩に近づく)
あ、あの、私、君のこと、前々からずっと好きで、なんか目が合うだけでもドキドキして、顔が熱くなって…、実験中の一生懸命な所とか、私に向けられた言葉とか、たまに凄く笑ってくれるところとか…、なんか胸もドキドキしてきて、抑えるの、すっごく大変だったの。
それでそれで、もっと君と仲良くなりたいし、あぁでもそもそも君は私のことどう思ってるのかなって…、でもいざ聞いてみようと思っても…こんなの初めてで、上手い言葉なんて見つからないし、改めて君と話すの緊張するし、もし嫌われてたらって、自信なくしちゃって…。こっそり君を惚れさせられたら良いのになって…思って…、君の飲み物に…その、惚れ薬を…。
あぁごめんなさい、きっとこんなことする私のこと、嫌いだよね、嫌いになったよね、しかも自分で飲んじゃうなんて、科学部の部長としてあるまじき失態…だし。もう私、ダメダメじゃん…(すすり泣き)
えっ…、
後輩くん、今、なんて…?
えっ…「僕も先輩のこと好きでした」って…、
えっ!?
嘘…嘘でしょ…、、、
もしかして、君もなんか変なのを!?
えっ、そうじゃなくて?
「ずっと伝えたくて伝えられなかったのは僕も同じです…だから、先輩、付き合ってください」……、
今、そう言った…よ…ね、
そっか…、ふふ、ふふふふふ…、
ありがとう、とても嬉しいよ。
(咳払い)
じゃ、これからよろしく頼むよ、後輩くん。
実験の事はいくらでも教えられるけど、私が知らない恋愛感情のあれこれを、いっぱい教えて欲しいな。
(終)
はい、じゃあ今日の部活はここまで。
各自、来週までに結果を報告するように。
報告の際の、レポートの枚数は不問。形式は先程言った通りだ。
何か質問はあるか?
…ないようだな、では、これで解散とする。
[科学準備室]
(独り言)
(器具を片付けながら、上機嫌に、鼻歌を歌っている女性)
あ〜、今日も後輩くん、可愛かったなぁ…、
実験中なのに、気づいたらつい目で追っちゃうし…、時々見とれて話、聞いてないことあるし…、
私、相当後輩くんのこと好きみたい。
でも、恋なんて初めてだし、そもそもそう言うキャラじゃないし、まず、女として見られてるかも怪しいし…、
「君のこと好きでした」なんて…絶対言えないよぉ…。
この気持ちを、後輩くんの前で正直に言えたら良いのに…、あーあ、本当ダメ。
もう…こうなったら、前々からずーっと計画してた、最後の手段に出るしかないよね。
本当は、あんまりこういうことしたくなかったんだけど…でも、このままじゃ、私、ずっと後輩くんと話も出来ないままだもんね。
(カチャカチャと実験器具を動かす)
ここを…こうして…こうすれば…、
ほら、出来た!
じゃじゃーん、惚れ薬。
あとはこれを飲ませるだけっ…と…、、、無味無臭だから…気づかないはず。
ふふふふふ…。
[別の日/部活終了後]
では、今日の部活はここまで。
(男性に向かって)
あ、君、この後化学準備室に来てくれ。
少し話があるんだ。
(男性、頷く)
よし。では、解散。
[科学準備室]
すまなかったな、突然呼び出して。
まぁ、そこにかけてくれ。
今日は、君の為に飲み物を用意した。
(カップを置く)
(やや動揺して※嘘を普段つかないので緊張している)
…たまには良いだろう。いつも頑張って貰っているから、その…お礼みたいなものだ。
私のもある。一緒に飲もう。
(口を付ける)
ところで、話というのは、この間の、実験の、、
(薬が効き始める)
あれ、なんか身体が、おかしくて…!?
あっ、もしかして…、私、カップを…!
うっ、うぅっ、
(後輩に近づく)
あ、あの、私、君のこと、前々からずっと好きで、なんか目が合うだけでもドキドキして、顔が熱くなって…、実験中の一生懸命な所とか、私に向けられた言葉とか、たまに凄く笑ってくれるところとか…、なんか胸もドキドキしてきて、抑えるの、すっごく大変だったの。
それでそれで、もっと君と仲良くなりたいし、あぁでもそもそも君は私のことどう思ってるのかなって…、でもいざ聞いてみようと思っても…こんなの初めてで、上手い言葉なんて見つからないし、改めて君と話すの緊張するし、もし嫌われてたらって、自信なくしちゃって…。こっそり君を惚れさせられたら良いのになって…思って…、君の飲み物に…その、惚れ薬を…。
あぁごめんなさい、きっとこんなことする私のこと、嫌いだよね、嫌いになったよね、しかも自分で飲んじゃうなんて、科学部の部長としてあるまじき失態…だし。もう私、ダメダメじゃん…(すすり泣き)
えっ…、
後輩くん、今、なんて…?
えっ…「僕も先輩のこと好きでした」って…、
えっ!?
嘘…嘘でしょ…、、、
もしかして、君もなんか変なのを!?
えっ、そうじゃなくて?
「ずっと伝えたくて伝えられなかったのは僕も同じです…だから、先輩、付き合ってください」……、
今、そう言った…よ…ね、
そっか…、ふふ、ふふふふふ…、
ありがとう、とても嬉しいよ。
(咳払い)
じゃ、これからよろしく頼むよ、後輩くん。
実験の事はいくらでも教えられるけど、私が知らない恋愛感情のあれこれを、いっぱい教えて欲しいな。
(終)
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