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兄が好きすぎてヤンデレな妹になっちゃう話
written by 三笠野わたや
  • 耳かき
  • 寝落ち
  • ラブラブ
  • 甘々
  • ヤンデレ
  • 年下
  • 洗脳
公開日2021年07月11日 19:06 更新日2021年07月11日 19:10
文字数
3602文字(約 12分1秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妹(真)、妹(偽)
視聴者役柄
場所
視聴者自宅
あらすじ
あらすじ:休日、前日帰りが遅かった兄を問い詰めつつ、耳かきするお話。ただし本当の妹ではない。
関係性:兄妹(年齢差は2歳程度)
年齢層:大学生
設定:妹(真)⇒清楚系、敬語妹、ブラコン気味。感情のブレが出ると少し方言が出る。
   妹(偽)⇒兄(視聴者)が好きすぎて、一番近くに居られる妹になっている女性。妹(真)と同様、清楚系、敬語妹、あとヤンデレ。

※//★//耳かき時の音声ブロック※尺が足りなければアレンジ可です。ブロック間は耳かきの音を音声なしor呼吸音を挟み込み
※()次の一文の演技指示になります。《》SE指示になります。
※pixiv版からラスト、一部修正しています
本編
【共通】

「兄さん、兄さん」

「起きてますか?」

「はい、おはようございます……っじゃなくてですね」

「もうお昼前ですよ、朝ごはんもぬいちゃって……」

「え?昨日は遅かったのは知ってるだろって?」

「ええ、知っていますよ。知っていますとも。だからこの時間まで寝かせてあげたんじゃないですか。それより私、兄さんに聞きたいことが……」

「って聞いてます?まだ寝てたいって……あぁ、もう!布団かぶりなおさないでください!」

「耳かきしてくれたら、起きる?その間だけ横になっていたい?……いやそれ、絶対寝ちゃうじゃないですか、兄さん」

「はぁぁ、しょうがないですね…お昼までですよ」

「ほら、頭上げてください、膝枕するので。……寝ぼけてるのはわかりますが、それくらいは自分でなさってください。」

「そう、そうです。はいゆっくり下してください」

「では、次に左耳が上になるように体を横にしてください」

「はい、これで良し。では始めますよ。」

【耳かき左】

//★
「はじめは左耳からです」

《耳かき開始》

「どうですか、強すぎないですか?痛かったら教えてくださいね」
//

//★
「ところで兄さん?私、聞きたいことがあるんです」

「ええ、昨日のことです。昨日の飲み会のことです。」

「ええ、ええ、兄さんは嘘なんてついてないのは分かっていますよ。」

「私が聞きたいのは『誰と』行ったかです。ええ、大学のお友達といってらしたんですよね?」

「それで、兄さん?お友達とは男ですか?それとも……」

(耳かき音いったんやめ)

(耳元で)
「女、ですか?」

「そう、そうですか。いえ、素直に答えてくださればいいのです。」

「お茶目な嘘は『私の兄さん可愛いな』で、それはそれで私的に良いのですが」

「女性関連での嘘、私にしないでくださいね。つい手が滑っちゃうかもしれませんので」

「ふふ、どうしました?そんな顔して」

(ちょいゆっくり目)

「別に何もしませんよ、兄さんが素直に答えてくだされば、ね?」

(耳かき音再開)

//

//★
「それで兄さん、二次会は行ったんですか?というか、行きましたよね?」

「そうでなければあそこまで遅くはありませんでしょうし」

「二次会では、何をしたんですか…?」

「カラオケ?……本当にそれだけですか?」

「王様ゲーム?なんと、羨ま……ん、んん(咳払い)けしからん遊びをしてるのですか」

(呆れ)
「というか、いつの時代の合コンですか、それは……」

「よく考えれば、お酒入った状態だったんですよね、それ…」

「幾ら兄さんがお酒に強くても、他の雌ども……いえ、女性が酔って手を出さない保障はどこにも…」

「に、兄さん?まさか、その……お友達に何かされてませんよね?兄さんはまだ綺麗なままですよねぇ?ねぇ?」

「されてない?ほ、本当に?本当の本当の本当に?」

(ちょい早口)
「いいんですよ、兄さん。そんなゲームに頼らなくていいんです。兄さんの願いは私が全部かなえてあげますから。欲求不満でしたら私が解消してあげます。大丈夫……大丈夫。他の女に頼らなくていいんです。ほら、私に言ってください…私が全部、処理してあげますから」

「全然大丈夫じゃないし、大丈夫じゃないのは、お前だ?そ、そうでした、耳かきも兄さんの要望でしたね…」

「すみません、取り乱しました。兄さんは私の兄さんですから。私だけがこうして、お世話できる……私だけの特権ですものね、ふ、ふふふ……」

//

//★
「はい、息吹きかけますよー」

《息吹きかける音》

「次、右耳いくので右耳を上に向けてくださいねー」

《横を向く音》
//

【耳かき右】
//★
「へ?怒らないのかですか?」

「どうして、怒る必要があるんですか?」

「あの、兄さん?兄さんは私を何だと思ってるんですか……」

「女性と飲み会に行く機会なんて、今後社会にでたらいくらでもあるんです。
その度に目くじら立てるなんてして、兄さんに嫌われる方が嫌ですし。」

「それに、兄さんの魅力に気付いたという点では、他の女性よりだいぶましです。」

(声低め)
「まぁ…」

(声低め、ちょい早く口)
「手を出したら別ですが」
//

//★
「どうしました、そんな不安そうな顔されて」

「あぁ、さっきの質問攻めで不安になっているのですね。」

「すみません、兄さん。私、兄さんのことになるとどうも自制が効かなくて…」

「そっちこそ不安そうな声をだすな…?」

「そ、そうですよね。今私はこうして兄さんに耳かきをしてあげているわけです。
他の女でもない、妹の私が。今この時は、兄さんの表情も、声も、体温までも全部、ぜ~んぶ私のモノなんですから」

(ちょっと小声で弱ヤミ)
「そう、妹である私しか……できないんですから。」

(ちょっと小声で弱ヤミ)
「兄さんに触れるのも……朝起こしてあげるのも……病気の時の看病も……今は私しか」

「ふぅ……いえ、いずれ兄さんも結婚相手を見つけて家を出ていくのは分かっています。このままの私でいたらダメだっていうのも、ちゃんと」

(やさしい感じで)
「でも、こうしてせっかく兄さんと二人きりで暮らせている今は、兄さんの妹である私が、兄さんの一番でいさせてくださいね。」

//

//★
「ん、ここの汚れをとーれーばー…」

「よし、終わりです。」

「はい、お疲れ様です、兄さん」

「……兄さん?あ、寝ちゃってる」

「はぁぁ…案の定じゃないですか」

「しょうがない兄さん。ちょっとだけですからね。」

(耳元)
「……ふふ、そーのー代ーわーりぃ…その兄さんの寝顔、堪能させてもらいますね」

【妹(真)登場】

《玄関の扉が開く音》

妹(真)「ただいまー…」

妹(真)「兄さん?いないのー?」

妹(真)「寝てるのかな…昨日は遅かったからって、もうお昼過ぎですよー」

《部屋の扉が開く音》

妹(真)「なんだいるなら、返事をしてくださ……っ!!」

妹(偽)「あら、お早いお帰りですね」

(冷静目)
妹(真)「……誰ですかあなた」

妹(偽)「誰とは、またおかしなことを。見てわかるでしょう?」

(少し動揺した感じ)
妹(真)「おかしいのはあなたのほうです。そんな…私の恰好をして…」

妹(偽)「ふふ、それを言ってしまえばあなたこそ、なぜ私の恰好をして、私の兄さんを『兄さん』と呼ぶのですか」

妹(真)「何を…まさか兄さんに何かしたんじゃ!」

妹(偽)「いいえ?妹の私が兄さんに何かをするわけないじゃないですか。兄さんは今、私の膝の上でぐっすりです」

妹(真)「兄さん!!」

妹(偽)「しぃー、兄さんが起きてしまいます」

(半パニック気味)
妹(真)「~~~!!!せやから、ほんまに、どういうつもりなん!!兄さんはウチの兄さんや!何考えとんねん!!」

妹(偽)「ふぅ……何を考えてるか、ですか……私思ったんです。どうしたら彼の一番近くにいられるか。」

妹(偽)「……ずるいですよね、両親は海外へ転勤。兄妹で二人暮らしで、帰れば『彼』がいる。二人きりの生活がある。どんなに外で私がアピールしようが、一番多く時間を共有できるのは、『妹』であるあなた」

妹(真)「何ゆうて…ええから兄さんを!!」

妹(偽)「なればいいんです」

妹(真)「え…?」

(落ち着いた感じ)
妹(偽)「だから、なればいいんです。妹に」

(徐々に感情が漏れ出てくるように)
妹(偽)「髪型も、体系も、口調も、好みも性格さえも。全部、全部全部全部!!!」

妹(真)「ひっ…!!」

(もう一度落ち着いた口調に)
妹(偽)「全部……なってしまえばいいんです、妹のあなたに。…ふ、ふふ、そんな顔をしないでください。あなたが兄さんと良好な関係を気付いておいてくれたおかげで……ほら、この通り。兄さんは私を妹として信頼し、身を委ねてくださっています。」

(泣きそうな)
妹(真)「あ、あぁ、兄さん、うそ、うそや、おきてーな…そんな女の膝で、そんな幸せそうな顔せんといてよ…」

(落ち着いている声より無感情に)
妹(偽)「……そういえば、感情的になると訛るのでしたね。私としたことが、少々詰めが甘かったようです。でも、兄さんに気づかれる前でよかった。これで完全に兄さんの妹でいれる。」

(やさしく)
妹(偽)「……兄さん、少し待っていてくださいね。すぐ終わりますから」

《頭をずらす音》

妹(真)「な、なに、何するきなん…なんで近づいてきて……」

(心底不思議そうに)
妹(偽)「なんでって……」

(ガラッと人が変わったように)
妹(偽)「そんなん決まってるやん。『妹』に、ウチになるためやって」

妹(真)「や、やめ……!!」

妹(偽)「ほな、さいなら」

《鈍いそれっぽい音、倒れる音》

【兄起床】

「目が覚めましたか?」

「え?私が二人いた夢をみた?ふふ、変な兄さん。兄さんの妹は私しかいないでしょう…?」

「私の膝の上で寝てたから、そんな変な夢でも見たのではないですか?」

「でも…そうですね。」

「兄さんの一番側いられてる、それを実感できてる気がして今幸せやなって」

(恥ずかしそうに)
「ん、んん、訛りは気にせんといて…」

(ちょっと小声気味で)
「んもぅ、感情が昂るとでちゃうって、兄さん知ってるくせに…」

「え?久々に聞いた、ですか。そうですね。」

「兄さんが望むのならいつだってしますよ?」

「ええ、本当に…兄さんの側に居られるのなら、どんな私にだってなって見せますから。」

(下3行:ちょいヤンデレで耳元)

「だから兄さん?」

「ずっと、ずぅっと。」

「側にいさせてくださいね?」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
兄が好きすぎてヤンデレな妹になっちゃう話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
三笠野わたや
ライター情報
音声作品のフリー台本を作成しています。
もともとpixivに掲載していましたが、
演者の方から見たら本サイトの方が検索しやすいのかと思い、こちらにも掲載していく予定です。
※Pixivから移行の際に言い回しなどは修正している場合があり、Pixiv版と差分がある場合があります。

イチャイチャ系、耳かき音声が多いです。
ヤンデレもたまーに書きますが、バイオレンス系でなくメンタルに来る方のヤンデレが書きたいと思っています。
(かけてない…)
女性はサバサバしてるけど好意を伝えるのは素直なちょいお姉さん系、
かまってもらいたい敬語後輩系が好きで書いてます。
ロリはまだ勉強中。

ご相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。
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