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公開日2021年07月18日 23:00
更新日2021年07月18日 17:59
文字数
2303文字(約 7分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
姫
視聴者役柄
騎士
場所
騎士が療養してる部屋
あらすじ
貴方はとある国の騎士で、美しい顔を持ち、とても強く、国民と王族から絶大な信頼があったのだが、、、
~ご使用される場合のお願い~
ご使用の際には、作者名の【羊ノ執事】か本作品のリンクを入れて頂けたら嬉しく思います。
この作品をベースに内容の変更&性別変更など、OKです。
~最後に~
台本を読んで頂けると大変嬉しいです。その為、使用の際はpixivにて、一言連絡頂けたら、喜んで聞きに行きます。
~ご使用される場合のお願い~
ご使用の際には、作者名の【羊ノ執事】か本作品のリンクを入れて頂けたら嬉しく思います。
この作品をベースに内容の変更&性別変更など、OKです。
~最後に~
台本を読んで頂けると大変嬉しいです。その為、使用の際はpixivにて、一言連絡頂けたら、喜んで聞きに行きます。
本編
【ドアのノック音】
入るわね
こんばんは、傷の具合はどうかしら?
そう、相変わらず痛みが酷いのね
本当にごめんなさい、私を賊から庇ったせいで「呪いの炎」を受けた貴方は生まれながらの美しい顔も、騎士としての力も失ってしまった
先程、お父様から聞いたわ、貴方が恋人から婚約を破棄されたと…
酷い話よね、確かに貴方は美しい顔も騎士としての力も失ってしまった、だけど、この国に長年仕え、王族を助け、国民を守って来た事に変わりはない
それなのに、ちょっと貴方の容姿が変わり、騎士で居られなくなったから捨てるなんて、許される事じゃないわ
国民達もそう…最初は私を庇った貴方を褒め称えていたのに、火傷で爛れた顔を見た途端、手のひらを返して「気持ち悪い、表に出るな」と、みんな口々に貴方を罵った
許せないと思わない?
(少しの間を空けて)
しょうがない?顔が酷いのも、力を失ったのも事実だから?
優しい人、でもね、恨んでも良いのよ、憎んでも良いのよ、貴方にはその権利がある
国民の中には命を助けて貰った人、家族を救って貰った人、そんな人が沢山居たはず…
でも、あいつらはその事を忘れ、貴方を見た目で判断し、口汚く罵った
貴方が望むなら、愚かな国民達を地下牢に幽閉したっていい
(少しの間を空けて)
望まないか…そう言うと思っていたわ…本当に優しい人…
貴方は昔からそう、誰に対しても優しかった、国民にも、騎士仲間にも、側室の子で王位から遥か遠く、貴族や王族からまるで居ない存在として扱われてた私にも優しかった
少し私の話をしても良いかしら…
私ね、貴方の事がずっと好きだったの…
いつか貴方と結婚したい、王位なんてどうでもいいから、貴方と一緒になりたいと思っていた
だから、結婚出来る年齢になった時、すぐお父様にお願いしたわ「結婚したい騎士様が居ます、どうか許していただけないでしょうか」と…
お父様ったら、最初は乗り気だったのよ、王族の末席を汚す存在を消せるなら安いものだと思ったんでしょうね
でも、貴方の名前を告げたら、お父様の態度は一変した「王族とはいえ、側室の子で何の取り柄もないお前如きが次期騎士団長と言われている男に嫁ぎたいなど、甚だ図々しい」と…
貴方がそんなに凄い存在だなんて、私は全然知らなかった
城から出して貰えず、軟禁状態の私にとって、貴方は優しくて強い素敵な騎士様、それだけだった
それから、暫くして貴方に婚約が決まった事を知ったわ、その婚約がお父様の仲介で決まった事も…
私が下手な事をする前に手を打ったんでしょうね
そして、私には騎士団に入ったばかりの新人騎士との婚約が持ち上がった
表向きは新人騎士の一目惚れをお父様が寛大な心で許した、だけど、本当は私が貴方に近付かないようにする為の楔
お父様にも言われたわ「お前の為に顔が良く剣の腕も立つ優秀な者を用意してやった、これであの騎士の事はもう忘れるように」と…
私は「喜んでお受け致します」と言うしかなかった、王であるお父様の命令は絶対だもの、逆らえばどうなるかなんて、火を見るより明らかだった
だけど、残念ながら、その新人騎士と私が結婚する事はなかった
理由は貴方もご存知でしょう?
その新人騎士は魔獣討伐任務で帰らぬ人となってしまった…
その後、お父様は別の騎士を婚約者として用意したけど、その騎士も任務で帰らぬ人に…
騎士が任務で命を落とすなんてよくある事、とはいえ、婚約が決まり、その後の任務ですぐ亡くなるなんて、立て続けであるものではない
そして、こんな噂が広まったわ、「あの姫は死神である」と、婚約したものの命を奪う、恐ろしい存在だと
屈強な騎士達も死神は怖かったのか、新しく私の婚約者に名乗り出る者は居なくなってしまった…
まぁ、私としては全然良かったんだけど、私が好きなのはずっと貴方だけだったし…
今はどうですか?って…
もちろん、大好きよ、貴方が顔に酷い火傷を負っていようとも、騎士としての力を失っていようとも、私の愛は揺るがない
(少しの間を空けて)
泣かないで…当たり前の事じゃない…
愛ってのはね、そんなに簡単に揺らぐものではないの、私はずっと貴方が好きだった、そして、これからもそれは変わらない
嬉しいけど、今や身分が違うから、私とは一緒になれない?
確かに昔とは違うわ、私は今やこの国のNo.2、お父様ですら、私の発言を無視は出来ない
本当に大変だったわ、魔法の能力を上げ、勉学に勤しみ、着実に力を付け、今の地位まで上り詰めた
まぁ、流行り病や、賊の襲撃でお兄様やお姉様が次々に亡くなり、私の王位への順位が上がったってのも大きいけど…
どうしたの?もしかしてあの噂を信じてるの?
私が邪魔なお兄様やお姉様達を卑怯な手口で消したってんじゃないかって…
そんなわけないじゃない
不幸な偶然よ、私の婚約者が立て続けに亡くなったのも、お兄様やお姉様が次々に亡くなったのも…全部不幸な偶然…
信じてくれないの?(悲しそうな声で)
ねぇ、私の眼を見て、そう、じーと見つめて…私が嘘を言ってるように見える?
【催眠を掛けてるような不思議な音】
見えない?そうよね、だって、全部偶然なんだもの…
私の周りではいつも不幸な偶然が起きる、でも、結果的に必ず良い方向に転がるの
貴方の怪我だってそうよ、恋人に婚約を破棄されて辛いでしょう?
でも、それは貴方が本当の愛を手に入れる為に必要な事だった
ここまで言えばもう分かるわよね?
そう、私が貴方の運命の人よ、今の私達を邪魔する者は誰も居ない
もし居たとしたら、きっと不幸な偶然が起きてまた消える事になるわ
ねぇ、私の眼を見つめて、そして、貴方が愛する者の名前を教えて
【催眠を掛けてるような不思議な音】
ふふふ、嬉しい、やっと貴方が手に入った
もう一生離さないよ、私の愛しい人(耳元で囁く)
入るわね
こんばんは、傷の具合はどうかしら?
そう、相変わらず痛みが酷いのね
本当にごめんなさい、私を賊から庇ったせいで「呪いの炎」を受けた貴方は生まれながらの美しい顔も、騎士としての力も失ってしまった
先程、お父様から聞いたわ、貴方が恋人から婚約を破棄されたと…
酷い話よね、確かに貴方は美しい顔も騎士としての力も失ってしまった、だけど、この国に長年仕え、王族を助け、国民を守って来た事に変わりはない
それなのに、ちょっと貴方の容姿が変わり、騎士で居られなくなったから捨てるなんて、許される事じゃないわ
国民達もそう…最初は私を庇った貴方を褒め称えていたのに、火傷で爛れた顔を見た途端、手のひらを返して「気持ち悪い、表に出るな」と、みんな口々に貴方を罵った
許せないと思わない?
(少しの間を空けて)
しょうがない?顔が酷いのも、力を失ったのも事実だから?
優しい人、でもね、恨んでも良いのよ、憎んでも良いのよ、貴方にはその権利がある
国民の中には命を助けて貰った人、家族を救って貰った人、そんな人が沢山居たはず…
でも、あいつらはその事を忘れ、貴方を見た目で判断し、口汚く罵った
貴方が望むなら、愚かな国民達を地下牢に幽閉したっていい
(少しの間を空けて)
望まないか…そう言うと思っていたわ…本当に優しい人…
貴方は昔からそう、誰に対しても優しかった、国民にも、騎士仲間にも、側室の子で王位から遥か遠く、貴族や王族からまるで居ない存在として扱われてた私にも優しかった
少し私の話をしても良いかしら…
私ね、貴方の事がずっと好きだったの…
いつか貴方と結婚したい、王位なんてどうでもいいから、貴方と一緒になりたいと思っていた
だから、結婚出来る年齢になった時、すぐお父様にお願いしたわ「結婚したい騎士様が居ます、どうか許していただけないでしょうか」と…
お父様ったら、最初は乗り気だったのよ、王族の末席を汚す存在を消せるなら安いものだと思ったんでしょうね
でも、貴方の名前を告げたら、お父様の態度は一変した「王族とはいえ、側室の子で何の取り柄もないお前如きが次期騎士団長と言われている男に嫁ぎたいなど、甚だ図々しい」と…
貴方がそんなに凄い存在だなんて、私は全然知らなかった
城から出して貰えず、軟禁状態の私にとって、貴方は優しくて強い素敵な騎士様、それだけだった
それから、暫くして貴方に婚約が決まった事を知ったわ、その婚約がお父様の仲介で決まった事も…
私が下手な事をする前に手を打ったんでしょうね
そして、私には騎士団に入ったばかりの新人騎士との婚約が持ち上がった
表向きは新人騎士の一目惚れをお父様が寛大な心で許した、だけど、本当は私が貴方に近付かないようにする為の楔
お父様にも言われたわ「お前の為に顔が良く剣の腕も立つ優秀な者を用意してやった、これであの騎士の事はもう忘れるように」と…
私は「喜んでお受け致します」と言うしかなかった、王であるお父様の命令は絶対だもの、逆らえばどうなるかなんて、火を見るより明らかだった
だけど、残念ながら、その新人騎士と私が結婚する事はなかった
理由は貴方もご存知でしょう?
その新人騎士は魔獣討伐任務で帰らぬ人となってしまった…
その後、お父様は別の騎士を婚約者として用意したけど、その騎士も任務で帰らぬ人に…
騎士が任務で命を落とすなんてよくある事、とはいえ、婚約が決まり、その後の任務ですぐ亡くなるなんて、立て続けであるものではない
そして、こんな噂が広まったわ、「あの姫は死神である」と、婚約したものの命を奪う、恐ろしい存在だと
屈強な騎士達も死神は怖かったのか、新しく私の婚約者に名乗り出る者は居なくなってしまった…
まぁ、私としては全然良かったんだけど、私が好きなのはずっと貴方だけだったし…
今はどうですか?って…
もちろん、大好きよ、貴方が顔に酷い火傷を負っていようとも、騎士としての力を失っていようとも、私の愛は揺るがない
(少しの間を空けて)
泣かないで…当たり前の事じゃない…
愛ってのはね、そんなに簡単に揺らぐものではないの、私はずっと貴方が好きだった、そして、これからもそれは変わらない
嬉しいけど、今や身分が違うから、私とは一緒になれない?
確かに昔とは違うわ、私は今やこの国のNo.2、お父様ですら、私の発言を無視は出来ない
本当に大変だったわ、魔法の能力を上げ、勉学に勤しみ、着実に力を付け、今の地位まで上り詰めた
まぁ、流行り病や、賊の襲撃でお兄様やお姉様が次々に亡くなり、私の王位への順位が上がったってのも大きいけど…
どうしたの?もしかしてあの噂を信じてるの?
私が邪魔なお兄様やお姉様達を卑怯な手口で消したってんじゃないかって…
そんなわけないじゃない
不幸な偶然よ、私の婚約者が立て続けに亡くなったのも、お兄様やお姉様が次々に亡くなったのも…全部不幸な偶然…
信じてくれないの?(悲しそうな声で)
ねぇ、私の眼を見て、そう、じーと見つめて…私が嘘を言ってるように見える?
【催眠を掛けてるような不思議な音】
見えない?そうよね、だって、全部偶然なんだもの…
私の周りではいつも不幸な偶然が起きる、でも、結果的に必ず良い方向に転がるの
貴方の怪我だってそうよ、恋人に婚約を破棄されて辛いでしょう?
でも、それは貴方が本当の愛を手に入れる為に必要な事だった
ここまで言えばもう分かるわよね?
そう、私が貴方の運命の人よ、今の私達を邪魔する者は誰も居ない
もし居たとしたら、きっと不幸な偶然が起きてまた消える事になるわ
ねぇ、私の眼を見つめて、そして、貴方が愛する者の名前を教えて
【催眠を掛けてるような不思議な音】
ふふふ、嬉しい、やっと貴方が手に入った
もう一生離さないよ、私の愛しい人(耳元で囁く)
クレジット
ライター情報
pixivにて、声の活動をされてる方向けにフリー台本を書いています。
ジャンルは主にヤンデレ、他に、ツンデレ、甘々、ファンタジー…etc
更新頻度は亀よりは早くうさぎよりは遅く程度です。
ジャンルは主にヤンデレ、他に、ツンデレ、甘々、ファンタジー…etc
更新頻度は亀よりは早くうさぎよりは遅く程度です。
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